BORG WORLD 画像作例集
2013年2月 7日 16:16 36ED,彗星,星雲・星団,CP+

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レモン彗星 BORG 77EDII + EDレデューサーF4DG【7704】+EOS Kiss X2 SEO-SP2 ISO1600 露出5分 撮影:米戸 実様(在ニュージーランド) 

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パンスターズ彗星 BORG 77EDII + EDレデューサーF4DG【7704】+EOS Kiss X2 SEO-SP2 ISO1600 露出4分 撮影:米戸 実様(在ニュージーランド)

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ニュージーランドの星空とパンスターズ彗星とレモン彗星の位置関係 撮影:米戸 実様(在ニュージーランド)

<撮影者のコメント>
中川様 昨晩は星ツアー終了以降にご飯も食べずに、空が白み始めて来るまで2つの彗星と天の川を撮っておりました。ご無沙汰しております。気温も4度まで下がり、2月では考えられない気温であります。

先週まで最高気温が30度に達した日が何日もあり、暑い夏を迎えておったのですが、ここに来て最高17度、最低4度です。お陰様でデジタルカメラが冷えてくれて、ノイズの量も少なくなったのではないでしょうか。

今日はそろそろ見ごたえのある姿になってきました両彗星の写真をお送りします。どちらもV字飛行の姿になっており、特にパンスターズ彗星は真上にも尾が出現して参りました。

予報光度が訂正され、マイナス等級には達しないそうですが、1月25日撮影の写真では見られなかった真上の尾の出現により、コホーテク彗星、いやマイナス等級にならずともウエスト彗星の様な姿を予想せずにはいられません。

また相棒のレモン彗星も立派な尾が見えてきました。途中でよじれて、そしてこちらもV字の尾が見えます。

これから月が小さくなりますので、天気が許す限りの出動を考えていますが、パンスターズ彗星の方は2月末には西の夕空移動しますので、本業のスターウォッチングツアーの時間帯と重なり、撮影が出来なくなると思われます。その分、お客様には楽しんで頂けると思います。それではまた連絡させて頂きます。http://homepages.ihug.co.nz/~mkyoneto/camel.htm

<中川コメント>
久しぶりのニュージーランド在住の米戸さんの彗星レポートです。さすがに好条件下の彗星写真は迫力が全然違います。77EDII+7704の高性能ぶりと米戸さんの腕の確かさとあいまって、国内ではみられない新鮮な画像に仕上がっています。パンスターズ彗星があまり明るくならないようですが、BORGには逆にチャンスです。それなりの迫力のある画像に仕上げるには、BORGの焦点距離が必要になってくるからです。というわけで、【7704】【7870】【7885】【7108】といったBORGの誇る高性能補正レンズ群が威力を発揮します。いずれも在庫は少なめです。

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2013CP+BORGブースの作例画像1 A1サイズの大きな画像は大好評でした。というか実機の作例画像としては他を圧しておりました。あまりの細かさにルーぺを持ち出す方もいらしたほどです。 

DSC09262s.jpg 2013CP+BORGブースの作例画像2 特に山田先生の月面と大村さんの飛行機のアップの画像は大評判でした。ハイレベルなお客様もこの画像だけは食い入るようにみていました。 

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■新製品 M57ヘリコイドLIII【7861】 ¥32,800(税込) OD特価¥27,800(税込) 2月中旬発売予定
<本製品の特長>
●旧型のM57ヘリコイドLII【7860】と比較してよりスムーズにより高精度に改良しました。
●ピンのかかり量を増やし、ヘリコイドをより頑丈にしました。
●ヘリコイドの内面反射が大幅に軽減しました。
●旧型からの買い替え、買い増しに最適。
●反面、内径がわずかに狭くなり、2インチサイズのアクセサリーが入らなくなりました。 

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■BORG36ED最新情報 
CP+2013で大反響の開発中のBORG36EDですが、発売することが正式に決定しました。すでに生産に向けてスタートしました。発売は夏の予定ですが、あまりの反響の高さに前倒しで早まる可能性もあります。ご期待ください。専用のレデューサーかフラットナーも追って開発する予定です。これにより、相応のイメージサークルも確保できる見込みです。

<CP+2013最終レポート>
今回でCP+のレポートは最後の予定です。今日もCP+の余波は続いており、「会場で見て触ったことでBORG欲しくなってしまった」という方からの指名買いが相次ぎました。ありがたいことです。日食のような天文現象があるわけではないのに望遠鏡ってこんなに売れるものなの?というのが実感です。ただ、在庫も無いので、急がない方はぜひ4月以降にご注文ください。

さて、CP+のレポートですが、たとえばマップカメラさんのCP+最速レポートなどは大変参考になります。これを見ると私も見逃した新製品がたくさんあることに気が付かされます。来年からチェックしたいと思います。

さらにはシグマのブースでこんな面白い展示をしていたとは露知らず。これは見たかったなあ。シグマさんの意気込みを感じる気合の入った展示であることが記事から伝わってきます。素晴らしい。

いずれにしても、デジカメ業界の人が望遠鏡業界の新製品に驚き、望遠鏡業界の人がデジカメ業界の新製品に驚く。その橋渡し役がメディアの役割のひとつだと思うのですが、その役割を果たしていないところが多すぎる!情報発信をしなくて何がメディアだプレスだと言いたくなります。その点、Digital Camera.JPの山田先生は一人で見事に橋渡し役を務めておられました。敬服します。

というわけで、今日も遅くなりました。帰るとそれなりの時間になりますが、最近の自宅での大きな楽しみは前も少し書きましたが韓国ドラマです。以前は時代劇ばかりだったのですが、BSで放映している現代劇が異常に面白く、韓国ドラマ沼にはまりまくっています。当然録画するわけですが、同時に5種類のドラマを見ることもあり、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

私が感じる韓国ドラマのキーワードは「視聴者を楽しませたもの勝ち」であるということです。ワクワクドキドキさせて、感情を揺さぶってなんぼ、見た後に「ああ面白かった」と思わせるかどうか、そこが最大無二のポイントだと思います。今の日本のドラマにはその要素が少なすぎる、だからつまらないのだと思います。供給側がいかにお客さんを楽しませるか?に集中しているかどうか?これは望遠鏡業界にもいえると思います。中身も重要ですが、それ以上に「お客さんをいかに楽しませるか?」そこが最大のポイントです。今買おうとしているそのレンズ。そのメーカーは本気であなたを楽しませようとしていますか?今後購入する際はそこをみてみましょう!メーカーの本気度が分かります。その本気度は確実にお客様に伝わります。それが購入後に目に見えない形でじわじわと効いてくるのです。趣味なのですから、スペックや価格だけにとらわれてはいけません。「このメーカーはどれだけ私を楽しませてくれるのか?」その視点を忘れずに選択されると長く楽しめると思います。

ただ、今はBORGは在庫がほとんど無いので、焦らず4月以降にまだまだ新製品も出ますので、今は検討することを楽しむ時期(ある意味一番楽しい時期)かもしれません。実はBORG36ED以外にも続々と新製品を開発中です。ネタはいくらでもあります。この業界は隙間だらけなので、今後も楽しい嬉しいボーグシリーズにご期待ください。期待以上の「心の豊かさと精神的充実」をもたらせてくれるはずです。 

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