ＢＯＲＧ89ＥＤ（量産品）＋ＢＵ-1＋EF２倍テレコン＋シグマＳＤ1　撮影：2013年１月19日　撮影者：山田久美夫先生（Digital　Camera　JP主宰）
＜中川コメント＞
昨日掲載した山田先生の月面の画像ですが、手違いで本来の4000ピクセルの画像ではありませんでしたので、再掲します。大きな画像なので注意していただきたいのですが、昨日の画像よりもさらに迫力があります。実に良く写っています。当日、眼視で見た月面を越えている感じがします。40年近く月面写真を撮影している立場からも、この画像がいかに良く撮れているかは良く分かります。アリアディウス谷、ヒギヌス谷、月面X、アルプス谷など、写りにくい地形が実にシャープに撮れています。これだけ撮れれば満足度は非常に高いです。このレベルで月面の位相を揃えたくなります。これが「月に始まり月に終わる」という月面沼なのです。私も今日も会社で89EDで月面にチャレンジしましたが、案の定、最悪のシーイングであえなく敗退。なかなかうまく撮れないことがまた沼にはまる原因でもあるのです。 

 カルガモドアップ　 ＢＯＲＧ89ＥＤ（黒）対物レンズ【2589】＋80ΦL205ｍｍ鏡筒【7800】＋【7801】＋ＦＴＦロングストローク【9871】＋【7425】＋各種延長筒＋開発中の新型ヘリコイド＋【7000】＋【5016】＋フジＸ-pro1ボデー　ISO2000　1/250秒　半手持ち撮影　トリミング　撮影：中川昇　2012/01/20
＜中川コメント＞カルガモの羽毛は実は芸術的な繊細さを有しています。このフワフワ感を表現するにはBORG89EDの解像力の助けが必要です。次元の違う素材を与えてくれます。あとどう料理するかはあなた次第です。

カルガモドアップ　 ＢＯＲＧ89ＥＤ（黒）対物レンズ【2589】＋80ΦL205ｍｍ鏡筒【7800】＋【7801】＋ＦＴＦロングストローク【9871】＋【7425】＋各種延長筒＋開発中の新型ヘリコイド＋【7000】＋【5016】＋フジＸ-pro1ボデー　ISO1600　1/500秒　半手持ち撮影　トリミング　撮影：中川昇　2012/01/20 
＜中川コメント＞この水滴をみると、89EDがいかにシャープなのかがわかります。水滴のひとつぶひとつぶが星のようなものです。こういう画像をモニターで等倍でみていると時間が経つのを忘れるほど見入ってしまいます。

イソシギ　 ＢＯＲＧ89ＥＤ（黒）対物レンズ【2589】＋80ΦL205ｍｍ鏡筒【7800】＋【7801】＋ＦＴＦロングストローク【9871】＋【7425】＋各種延長筒＋開発中の新型ヘリコイド＋【7000】＋【5016】＋フジＸ-pro1ボデー　ISO640　1/500秒　半手持ち撮影　トリミング　撮影：中川昇　2012/01/20
＜中川コメント＞イソシギがこんなに繊細な羽毛をしていたとは今まで知りませんでした。89EDの破壊力を見せ付けられた感じです。

 イソシギ　 ＢＯＲＧ89ＥＤ（黒）対物レンズ【2589】＋80ΦL205ｍｍ鏡筒【7800】＋【7801】＋ＦＴＦロングストローク【9871】＋【7425】＋各種延長筒＋開発中の新型ヘリコイド＋【7000】＋【5016】＋フジＸ-pro1ボデー　ISO640　1/500秒　半手持ち撮影　トリミング　撮影：中川昇　2012/01/20
＜中川コメント＞この画像もモニターで見て驚嘆の声をあげてしまいました。私の知る限り、ここまで解像した羽毛は見たことがありません。600ｍｍという未知の世界は、未知の羽毛の世界を見せてくれるのです。

P.S.89EDの発売まであと３日。今回はCP＋の準備と重なったため、異例の多忙状態になっています。私は今朝も起きれず、昼からの出社。スタッフIも89ED関連の業務でダウン。新製品以外の通常注文も相変わらず多く、とにかく多忙を極めていますが、何とか踏ん張っています。メールのご返信が遅れ気味になっています。販売店をうまくご利用いただければ助かります。