BORG WORLD 画像作例集
金環日食の撮影に関する連載記事の目次はこちら。
P5058229s.jpg
2012年5月5日の太陽面 50FL金環日食撮影セット【6252】D5フィルター52mm【9552】付)絞りM57【7057】片持ちフォーク式赤道儀【3101】プレート60【3160】鏡筒バンド60Φ【7060】(1本のみは【7061】+カメラ用の雲台+カメラ三脚、カメラはオリンパスE-P3(VF-2付) ノートリミング ISO200 1/1600秒 無振動モード ifinish 撮影:中川昇
<コメント>
やっと太陽の撮影が出来ました。絞りM57の目盛を40~45の間に設定したこの画像が一番解像感が高かったようです。Fが暗くなるのでピントが合わせやすいせいかもしれません。悪シーイングにも強い気がします。
P5058229st.jpg
上記の画像を強引にトリミング 2012年5月5日の太陽面 50FL金環日食撮影セット【6252】D5フィルター52mm【9552】付)絞りM57【7057】片持ちフォーク式赤道儀【3101】プレート60【3160】鏡筒バンド60Φ【7060】(1本のみは【7061】+カメラ用の雲台+カメラ三脚、カメラはオリンパスE-P3(VF-2付) トリミング 撮影:中川昇
<コメント>
上の画像をただトリミングしただけですが、黒点も半暗部も白斑もどれも大変シャープに写っています。決してシーイングは良くありません。小さく撮って大きく伸ばすの原理が実証されています。ややアンダー露出ですが、このシャープさで金環日食が撮れたら、黒点の食も十分に楽しめます。
P5058238st.jpg
2012年5月5日の太陽面 50FL金環日食撮影セット【6252】D5フィルター52mm【9552】付)絞りM57【7057】片持ちフォーク式赤道儀【3101】プレート60【3160】鏡筒バンド60Φ【7060】(1本のみは【7061】+カメラ用の雲台+カメラ三脚、カメラはオリンパスE-P3(VF-2付) トリミング 撮影:中川昇
<コメント>
上の画像がかなり暗めだったので、露出オーバー気味の画像も追加で掲載しました。モニターによってはこちらの方が見栄えするかもしれません。太陽面をシャープに写すのは意外と難しく、50FLくらいの小口径の方が意外と写りが良かったりします。ここでお買い得品の限定販売です。50FL対物レンズ(ホワイトセル)【2551】D5フィルター52mm【9552】のセットが限定5台限りで¥49,800(税込)。早い者勝ちです。納期は5月12日(土)までにお届け致します。お申し込みは今すぐこちらから。最下部の連絡事項欄に「50FL対物レンズ(ホワイトセル)【2551】とD5フィルター52mm【9552】のセット希望」とお書きください。早い者勝ちです。→残2セット(5/6、10:00現在)
DSC02969st.jpg
50FL金環日食撮影セット【6252】D5フィルター52mm【9552】付)絞りM57【7057】片持ちフォーク式赤道儀【3101】プレート60【3160】鏡筒バンド60Φ【7060】(1本のみは【7061】+カメラ用の雲台(35度に傾ける)+カメラ三脚、カメラはオリンパスE-P3(VF-2付) 
<コメント>
絞りM57【7057】の装着方法は4日の連載記事にあるとおり、D5フィルター52mm【9552】+【7405】+【7057】の順に装着するだけでOKです。使っていて感じたのは、ファインダーを覗く時は、危ないので絞りを絞って、太陽を導入したり、構図を撮ったり、ピントを合わせたりする。いざ撮影するときだけは、絞りを開けて撮影する。撮影したらまた絞る。要するに眼視と写真用の光量調節を絞りでやってしまおう!という考え方です。これは便利です。特に光学ファンダーしかないカメラで撮影するときは安全面からも必須だと思います。これが出来るのは、BORGだけかもしれません。
DSC02960s.jpg
50FL金環日食撮影セット【6252】D5フィルター52mm【9552】付)絞りM57【7057】片持ちフォーク式赤道儀【3101】プレート60【3160】鏡筒バンド60Φ【7060】(1本のみは【7061】+カメラ用の雲台(35度に傾ける)+カメラ三脚(画面の奥が北)、カメラはオリンパスE-P3(VF-2付)
<コメント>
この画像では、太陽を導入するときのコツを説明しています。注目点は、地面に写ったBORGとカメラの影です。この影が最小になったところが太陽の方向です。慣れるとすぐに導入が出来ます。ところが、あまりに拡大するとなかなかファインダー内に入りません。またせっかく入っても今度は日周運動でどんどん逃げていきます。そこで片持ちフォーク式赤道儀【3101】の出番なのです。また、雲が多いと影が出来にくく、この導入方法は使えません。そこで片持ちフォーク式赤道儀【3101】の出番なのです。赤道儀があれば、一度捉えた太陽像は逃しません。セッティングは、雲台を35度に傾けることと極軸(上の画像では奥の方向)を北に向けることの2点が必要です。
DSC02980st.jpg
50FL金環日食撮影セット【6252】D5フィルター52mm【9552】付)絞りM57【7057】片持ちフォーク式赤道儀【3101】プレート60【3160】鏡筒バンド60Φ【7060】(1本のみは【7061】+カメラ用の雲台(35度に傾ける)+カメラ三脚(画面の左が北)、カメラはオリンパスE-P3(VF-2付)
<コメント>
このスタイルが私が推奨する金環日食のベストの組み合わせのひとつです。実際に使用してみて、使いやすく、がっちりしていて、かつ軽く、ばらせて機動性もあり、金環日食当日、晴れ間を求めて移動するのも楽です。各パーツは在庫を確保していますが、出来れば5月10日までにご注文いただいた方が無難です。
DSC02995st.jpg
50FL金環日食撮影セット【6252】D5フィルター52mm【9552】付)片持ちフォーク式赤道儀【3101】プレート60【3160】鏡筒バンド60Φ【7060】(1本のみは【7061】+カメラ用の雲台(35度に傾ける)+カメラ三脚(画面の右上が北)、カメラはオリンパスE-P3(VF-2付)
<コメント>
というわけで50FLはやはり太陽向きの望遠鏡です。お手軽で良く写る。スタイルもよし。実際良く働いてくれます。きっとあなたの頼もしい相棒になってくれると思います。在庫は販売店を探せば、まだ見つかるかもしれません。

P.S.いつも投稿いただく宮本様からヤクルトの宮本選手の2000本安打をBORG50FLで撮影したとのメールをいただきました。画像はブログでみていただくとして、ここでは以下に嬉しいコメントをご紹介します。

「お世話になります。宮本です。お忙しい中、失礼します。久しぶりに野球観戦してきたのですが、ミニボーク50FL+E-PL1で決定的瞬間が撮れたのでご報告したくメールしました。カミさんが、ヤクルトファンで(自分は、ベイスターズファンです。)昨日、神宮球場に家族で行って宮本選手の2000本安打達成時の写真を撮ってきました。

宮本選手が打席に入るときの盛り上り、2000本安打達成時の盛り上り、ヤクルトファン・カープファンからの祝福・歓声、宮本選手の紳士的なファンへの挨拶、などなど素晴らしかったです。ベイスターズファンである自分ですが、この瞬間に神宮球場に居合わせることが出来てとても良かったと思いました。

やはり、それに加えてミニボーグ50FLで決定的瞬間を撮影できたことで、満足度は120%といった感じとなりました。もしかしたら、この撮影機材が無かったら神宮球場に行ってなかったかもしれません。決定的瞬間を撮影したいと思えたから行く気になったのかもしれないですから。お陰さまで、充実した1日を過ごすことができました。ブログの記事にしましので時間がありましたらご覧ください。→
http://wide-angle.cocolog-tcom.com/blog/2012/05/vs201254-150fle.html

<中川コメント>
宮本さん、投稿ありがとうございます。宮本つながり?でおめでとうございます。実は私も宮本さんのブログは毎日見ていて、連続で野球観戦に行ったのだなあと思っておりました。宮本選手はオフにライバルの巨人の坂本選手に守備の指導していたことで話題になりました。宮本選手は「敵味方というよりも野球界全体の底上げになればと思い指導した」という趣旨のコメントをされましたが、私はこのコメントを聞いて宮本選手に対するイメージががらりと変わりました。この人は将来のプロ野球界を背負って立つ人材だと思いました。この宮本選手をスカウトで見出したのが、千葉は習志野高校出身の小川現ヤクルト監督です。小川さんは習志野高校が甲子園で優勝したときのエースですから、千葉県在住歴の長い私としては忘れられない投手です。私は中日ファンで神宮に中日・ヤクルト戦を良く見に行きました。欠かさず持っていったのが、BORGです。BORGがあると野球観戦が何倍も面白くなります。というわけで、久しぶりの野球ネタでした。球場に行きたくなりました。

P.S.2 先日ある販売店の方に「デジボーグはスポーツだよね」と言われました。これは、私が日頃から言っている「デジボーグは射撃に似ている」という言葉と一致します。単なる天体望遠鏡としての機能しかないと正直遠からず飽きがきます。天体観測はとにかく天気に左右されます。晴れないことの方がはるかに多いです。このGWも星見を予定していた方も多かったと思いますが、ほとんどがお流れになったことと思います。これは天体観測という趣味の宿命です。昨日、テレビ東京でメガスターの大平さんが生で長時間テレビに紹介されていましたが、プラネタリウムは天気の悪さをカバーする意味合いからも存在意義は大いにあるのだなと感じました。大平さんが語った言葉で印象的だったのが、「リスクに寛容な社会が必要」ということでしたが、私も大いに共感しました。今の世の中、リスクを取ることが悪のような流れになっていて、それでは人間も会社も成長しないという考え方ですが、私も全く同意見です。BORGもさらにどんどんリスクを取って、いままでにない望遠鏡を開発していくぞ、と心に誓いました。というわけで、デジボーグは従来の「天体望遠鏡は天体を見るものだ」という既成概念を打破し、スポーツ化することに成功したのだと思います。だから野球も撮れる、飛行機も撮れる、野鳥も撮れる、カーレースも撮れる、花も虫も風景も撮れるというような一般の競争の原理、差別化の原理が導入されたことがユーザーが広がった要因ではないかと分析しています。BORG1台あれば人生飽きない、人生楽しい、人生ハッピーというようになるようにこれからも頑張ります。まずは、金環日食当日が晴れるように祈りつつ、雲が出たときの対策、悪天候の時の対策も十分にとりながら5月21日まで最善を尽くそうではありませんか!

P.S.3 今日はさらにブログの更新を予定していましたが、やはり疲れが出てきたようです。昨晩も2012X1のテストで夜中の1時過ぎに晴れたので、月面、土星、恒星を眺めたり、写真を撮ったりしておりました。久しぶりの夜空は美しく、それはそれで癒されたのですが、どうにも眠気が取れません。なお、BU-1【9000】の商品ページは、ある程度まとまりました。こちらからご覧ください。金環日食はピント合わせが命という面があります。BU-1を始めとしてピントあわせの装置(ヘリコイドMMF-1等の接眼部)にもこだわってみてはいかがでしょうか?そうえいば、明日の月はスーパームーンとも呼ばれる今年一番の月の最接近の日にあたります。いつもよりもかなり大きな月面になりますので、記録しておくと最大と最小の時の比較が楽しめます。えっ!こんなに違うの?というほどの大きな差です。今日、明日の月面は大きい分、写りも良くなるはずです。さらに昨晩は、月と土星が接近しました。今晩も比較的近いです。日頃土星を見たことも撮ったこともない方は絶好のチャンスです。月の北側(上側)に光る黄色い明るい星が土星です。土星はさすがに小さいのでテレコンを入れて慎重に撮影してみてください。うまくすれば環が写るかもしれません。過去の惑星の画像はこちら

金環日食の撮影に関する連載記事の目次はこちら。

カテゴリー
バックナンバー
ページトップへ戻る