BORG WORLD 画像作例集

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奈良平城宮跡大極殿とBORG71FL+7870+NEX5N バス待ちの間にバス停のベンチの上で上弦前の月を撮影する。旅するボーグはいつでもどこでもすぐに撮影が可能です。にわか観望会だって1分で開催できます。2011/12/31

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今回の機材一式:この画像の全ての機材+カメラ2台+対物レンズ1台+ボーグパーツ多数+着替えや本などが青いバックと黒いバックに全て入ります。BORG以外の機材ではとてもこの量では収まらないと思います。

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奈良公園で星雲・星団の直焦点撮影にチャレンジ。3日間とも夜になると雲が出てきてじっくりとは撮れませんでしたが、準備も撤収も苦になりませんでした。

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TOAST-Proの極軸合わせは簡単。3分でかなり正確にあわせられます。ただ、出来れば極軸合わせ用の微動雲台が欲しいところです。奈良公園は街灯とトイレがあるので安心な反面、少し明るいです。

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今回は荷物の関係で片持ちフォーク式の微動雲台もジンバル雲台も持参せず。やはりあった方が便利です。夜の奈良公園でBORGで直焦点撮影をした人はもしかして私が史上初かも?

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唯一の作例:オリオン座のM42散光星雲 BORG71FL+DZ-2+7870+ペンタックスK5+TOAST-Pro+ミニ三脚 ISO1250 約15秒 薄雲が通過 上弦過ぎの月あり 2012/01/02 奈良公園にて 雲台とBORGがずれて星が縦に流れていますが、オリオン座の大星雲のピンク色が出ただけで素直に嬉しいです。奈良の正月は夜になると雲が湧いてきて、残念ながら条件はよくありませんでしたが、これだけ撮れることが分かったので、今年は直焦点も頑張ろうと思います。

<中川コメント>
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。タイトルの通り、2012年はNEO天体写真元年です。何しろ、ふだん星雲・星団の写真を撮らないと豪語している中川が、正月早々M42を撮影してしまうのですから、これは事件です。M42といってもM42ヘリコイドのM42ではありません。M42絞りのM42でもありません。かの有名なオリオン座の大星雲M42を奈良で撮ってしまったのです。こういう流れになったのもTOAST-Proのお陰です。この高性能モバイル赤道儀のお陰で電車移動で星雲・星団の本格的写真が気軽に楽しめるようになったのです。私の場合、奈良行きの目的の中で天体写真の撮影の比重は1~2割程度ですから、曇っても失敗してもそれほどショックは無いわけです。ここが重要です。

従来の天体写真は、車が絶対条件。天体写真の撮影が目的の9割以上。なので悪天候の時のショックたるや立ち直れないほどです。ただでさえ遠征撮影は疲れるのに、悪天候のときの帰りの車の運転なんか嫌で嫌で仕方ありませんでした。私はそれを味わいたくないために星雲・星団の撮影からはとうに足を洗いました。もう10数年経つでしょうか。機材も重いし、徹夜もつらいし、晴れないしで、体力的にも精神的にも星雲・星団の撮影を諦めた人は全国にたくさんいると思います。それが現状です。その現状を打破するべく登場したのが、TOAST-Proであり、ポラリエであり、ミニボーグなのだと思います。

というわけで、既存の望遠鏡メーカーも販売店も天文雑誌も天体写真ファンも2012年は原点に戻って、「天体写真って面白い」「天体写真って楽しい」「天体写真って思ったよりも簡単」と思ってもらえるような情報発信、商品開発、サービスを提供するように心がけて、「2012年は天文の当たり年」という受身のキャッチフレーズではなく、「2012年は天文の当たり年という千載一遇のチャンスを生かして、天文趣味の復活へ結びつける年」という前向きのキャッチコピーで活動しようではありませんか。関係者の皆様、よろしくお願いします。

P.S.今日は休日出勤ですが、カタログ請求、ご質問、ご注文の雨あられで、ほとんどその対応に終始しました。特にご質問は天体写真関連に集中していて、関心が2012年の天文現象だけでなく、天体写真そのものに注がれているのが手に取るように分かります。来年のお正月は、奈良公園が天体写真を撮る若者で溢れるように、宇宙への関心を高める活動を積極的に行っていきたいと考えています。

P.S.2 野鳥の方は、年末のカワセミホバリング撮影(超高精密画像)と奈良でのモズの撮影が成果でしょうか。明日以降の更新時に掲載予定です。カワセミの撮影はお取引先の方と同行撮影しましたが、ご満足いただいたようで、画像が届き次第アップ予定です。2012年のBORGブログも「面白くてためになる情報」の毎日更新を目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします。 

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