BORG WORLD 画像作例集
2011年12月 6日 17:44 星日記,月食

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1974年の星日記の表紙 中川昇12歳の中学1年生。根っからの天文少年でした。 DSC02165s.jpg

星日記1974より 11月27日~の日記初公開。何と模範的な真面目な天文少年でしょうか!日記の上に122hとか28hとか書いてありますが、何の数字か分かりますか?122hは1974年1月1日~11月28日までの総天体観望時間、28h45mは11月1日~11月28日までの総天体観望時間です。なかなか熱心な天文少年だったことが分かります。

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 星日記1974より 11月29日の皆既月食を初めて見た感動が伝わってきます。今のボーグブログの更新頻度の異常な高さはこの星日記に原点があるのです。37年間の積み上げが今ここに花開く?

DSC02169s.jpg 星日記1974より 1974年11月29日の最後の行に書かれている「この日の事は一生忘れないだろう」というのは事実でした。この日記を開かなくてもこの日の光景は脳裏に焼きついています。星日記1975年版はなんと365日1回も休まずに星日記を書いています。いつか公開する日があるかもしれません。ご期待ください。

<中川コメント>
なぜこの企画を思いついたかというと、最後の画像の左端に写っている星ナビ2012年1月号の編集後記に書かれている川村晶さん(akira-k)の文章に思いっきり触発されたからです。彼とは30年来の友人で、ほぼ同世代なので天文体験も良く似ているのです。というわけで対抗心から日記公開に至ったというわけです。今回は私の完勝でしょう。今読み返すと、当時は天文に興味を持っている子供が今よりもはるかに多かったことが良く分かります。テレビゲームもパソコンもケイタイも無いのですから、当然といえば当然ですが・・・。このブログで何度も触れていますが、天文を一部のマニアだけのものにしてはダメなのです。もっと開かれないといけないのです。メーカーも販売店も天文雑誌も従来からの天文ファンも、従来型の枠から脱却してもっと敷居を下げましょう!「天体写真とはこうでなくてはいけない」という枠を設けてしまうと新規参入する人が引いてしまいます。柔軟な発想で、天文に興味を持つ人を増やしていきましょう。

P.S.今日も続々とご注文が入り、休む暇がありません。やはり月食特需はかなりのものです。有難いことです。ぜひ晴れて、星日記にある私のような一生残るような思い出を作っていただければ嬉しく思います。月食の情報を2つ。ひとつは月食観望会のお知らせです。12月10日の皆既月食の観望会を以下のとおり一般公開で行うそうです。【日時】:12月10日(土)18時頃~23時【会場】:羽田空港国際線ビル展望デッキ・京急空港線「国際線ターミナル駅」を出てすぐです。【内容】:皆既月食の観望(その他の天体の観望)●一般公開で行いますので、どなたでもお越しになれます。●無料・事前連絡不要・悪天候の場合は中止、早期終了あり。羽田空港なら飛行機撮影も出来て一石二鳥かも?

P.S.2 もうひとつは、私が良く行く奈良の西の京の薬師寺と満月ですが、12月10日は薬師寺と満月が重なるうえに、その約6時間後に月食が起こるという偶然。皆既中の月は薬師寺のはるか上ですが、うまく構図を工夫すると神秘的な写真が撮れるかも?他にもスカイツリーと月食などいくらでも構図は考えれますね。

P.S.3 Digital  Camera .JPにBORGの新製品が紹介されました。月食の記事も紹介されています。ありがたいことです。明日は、親の介護の対応と新製品の打ち合わせがあるので、午前中は不在です。午後も打ち合わせが目白押しなのでブログの更新は難しいかもしれません。ご了承ください。

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