BORG WORLD 画像作例集
2011年12月 5日 18:27 77EDII,P25,Q,月面,月食

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ペンシルボーグ25(直焦点)+ペンタックスQによる月面 2011/12/04 撮影:中川昇 三脚固定 強引トリミング 非常にシーイングが悪かったのですが、PQのマジックのお陰で口径25mmとしてはまずまず写りました。月食もこれだけ写れば十分かもしれません。逆にいうとP25よりも大きい口径でこの画像よりも写らない場合は、何かが問題であるということになります。

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50FL(直焦点)+ペンタックスQによる月面 2011/12/04 撮影:中川昇 三脚固定 トリミング さすがは50FLで解像度が一気に上がります。月食もここまで写れば満足度は高いと思います。この画像もシーイングは最悪でした。最近、ピント合わせが難しいというお問い合わせが多いのですが、実はピントあわせ自体はさほど難しいものではありません。少しずつピントをずらして撮影すれば必ず合うところはあります。ただ、難しいのは、やはりシーイングの問題で、特に冬場は悪気流のことが多いので、ピントは合っているが、ボケて写ることが多いのです。また、ぶれの問題も大きく、やはり数を撮らないとなかなか良像には巡り合えません。その辺の記事はこちらから。

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77EDII(直焦点)+ペンタックスQによる月面 2011/12/05 撮影:中川昇 三脚固定 ノートリミング この画像は今晩の月面です。撮影日が違うので比較は難しいですが、解像度で77EDII、色収差の少なさで50FLという感じでしょうか?ただ、77EDII+PQの組み合わせだと拡大されすぎて月がすぐに視野からはみ出してしまう(この画像もノートリミングです)ので、月食用としては他のカメラにした方が良いと思います。月の動きを追うコツですが、微動雲台の利用が最適ですが、予算が無い場合は、三脚の下部を動かすという裏技があります。月の動きを見ながら3本の足の開き具合を微妙に変えていくというものです。この技は意外と使えますよ。

<中川コメント>
ようやく晴天に恵まれたので、月面撮影を楽しみました。やはりペンタックスQは月面向きで、悪条件でも良く写ります。焦点距離400mm以下の望遠鏡と組み合わせるなら、ベストマッチングのひとつだと思います。ただ、500mmを超えると視野から月面がはみ出してしまうので、もっと写野の広いカメラの方をおすすめします。やはり、ペンタックスK5かE-PL1が最強でしょうか?

P.S.週明けの今日は覚悟はしていましたが、とんでもない量のご注文をいただきました。ありがとうございます。ご質問も多く、電話もほぼ鳴りっぱなし、メールもくるわくるわで、天体(月食)+野鳥(カワセミ)+マウントアダプター(PQ)の3大関心事がいっぺんに押し寄せてきている状態です。とにかく10日は晴れて欲しいです。

P.S.2 昨日のカワセミもばっちり撮れました。特にP25+PQでシャープなカワセミの羽毛が撮れたのには驚きました。恐るべしP25+PQ直焦点。明日以降、余裕があれば掲載予定ですが、ユーザー様からも山のように投稿画像が届いており掲載しきれません。今しばらく、月食優先になるかもしれません。ご了承ください。

 

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