BORG WORLD 画像作例集
2010年3月17日 15:42 星雲・星団
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バラ星雲 BORG101EDII(試作品)+EDレデューサーF4DG【7704】 撮影:桐村正則様

P.S.昨日の私の書き込みに関しては多くのボーグユーザーの方から愛あるご意見、ご提言をいただきました。誠にありがとうございます。その中で、「ボーグが天体から撤退する」と受け取った方が何人かいらして、私の書き方がまた誤解を受けてしまったようで、申し訳なく思います。新製品の情報や作例の中に、天体関連のものがほとんど無かったことから、そのような誤解が生じてしまったようです。実際には、上の画像の通り、天体用としても素晴らしい性能を有しています。というより、「天体用としての性能を引き継がないと、野鳥用として圧倒的な高画質を維持することは困難」ですから、新製品も当然、天体基準(というよりも天体望遠鏡そのもの)で作られています。その点はご安心ください。

P.S.2 今回ははからずも天体市場の難しさを浮き彫りにしました。天体の作例画像を撮るのは、野鳥と比べると飛躍的に困難なハードルが存在します。何といっても「快晴が求められる天気の問題」、「月明かりのない夜」、「夜中に寒い中、人里離れたところでの長時間の撮影=撮影者に大きな負担」、「撮影中に雲・夜露・ガイドミスなどのトラブルの多さからくる成功率の低さ」などなど、そう簡単にはいかないことが多く、テスト撮影をしていただいた桐村様にも大きな負担をおかけしております。私も帰宅後、月面・惑星写真等にチャレンジしましたが、この冬は天気も気流状態も最悪で、まともな画像を得ることが出来ませんでした。ただ、眼視観測、コリメートテスト、人工星テスト等で天体用の性能もきちんと確認しており、全てクリアーしております。

P.S.3 そんな事情で、言い訳モードですが、ついついハードルの低い(だからこそ一般に広く普及するわけですが...)野鳥の画像ばかりになってしまいました。私の過去の経験から、野鳥撮影等で一定の画質(社内基準)をクリアーすれば、天体でテスト出来なくとも、大まかな性能は判断できる、と考えています。ただ、それは社内の話であり、お客様から見れば、やはり実例が見たいというのは当然のことで、その点反省をしております。いずれにしても、ボーグは天体望遠鏡をやめません。なぜならこれがボーグの基本中の基本だからです。その点はご安心ください。今後も説明不足の点はきちんとご説明をしていく所存ですので、今後ともボーグをごひいきにお願いできれば幸いです。今回、きっかけのメールをいただいたHさんには心より感謝いたします。
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