BORG WORLD 画像作例集
2010年3月16日 15:51 太陽
pic16464.jpg
太陽面 60ED+ZD25改AFアダプター(AFレンズはPENTAX645用 1.4×テレコン for 300mmED)
+EC-20+G1 D4フィルター+ND8で1/80000に減光。 ISO100 SS 1/100 撮影:伊藤哲郎様


冬鳥も帰り始めて夏鳥が来るまで鳥撮り端境期ですね。 そんなことで昼間の天体、太陽の黒点を撮り始めました。
定期的に撮ると、この被写体も面白そうですね。今日14日に撮った黒点の写真を添付します。


P.S.昨日、BORG77EDIIを検討中という若い天文ファンの方からメールをいただきました。「基本的にはボーグを天体用として使用したいのに、最近のブログは野鳥の話ばかりでがっかりした。もうボーグは買わない。」という旨の内容でした。今までも天文ファンのブログ等で「もうボーグは天体望遠鏡を作らないのか?」とか「最近は野鳥の話ばかりで面白くない」とか「ボーグはカメラレンズメーカーになるつもりか?」などという書き込みが散見されていたので、いつかはこういうご意見が直接来るかも?とは覚悟はしておりましたが、いざ来てみると複雑な心境です。ただ、せっかくの機会なので、この辺の事情を改めてご説明したいと思います。

P.S.2 今までのブログにも、ボーグが天体から野鳥へと軸足を移す背景については再三ご説明してきたつもりでしたが、説明が足りない部分があったという反省も含めて、再度ご説明致します。ひと言でいうと、「ボーグをこの世から無くさないためには、自ら変化する必要がある」ということに尽きます。昨年のPENTAXの天体望遠鏡からの撤退、ミードの国内代理店(ミック)の撤退という実例を挙げるまでもなく、残念ながら天体市場は確実に縮小を続けており、従来の路線を維持するだけでは淘汰の波に飲み込まれるだけである、という危機感があります。この辺は私の連載記事に詳しいです。

P.S.3 その危機感から、「ボーグがお客様から強く求められる市場が必ずあるはずだ!」という仮説のもと、探し回ったあげくみつけたのが、野鳥写真市場だったのです。実は、ボーグは今でも天体望遠鏡そのもので、その基本的構造には一切、手を着けておりません。そのシステム性を生かして野鳥向きのレンズやパーツは開発していますが、いつでも天体望遠鏡に戻すことが可能です。その辺を誤解されている方が多いのにはこちらも驚かされますが、事情の良く分からないお客様が誤解してしまうのは、メーカーの責任と認識しております。今後は、誤解を受けないように説明責任を果たしたいと考えています。ただ、私の実感としては、天体も野鳥も共に楽しんでいただきたい、というのが本音です。実際にトライしてみるとどちらも面白いので、どちらにも興味を持っていただけるように、これからもバランス良く情報発信をしていきたいと考えています。今後とも応援をよろしくお願いします。
カテゴリー
バックナンバー
ページトップへ戻る