miniBORG60 のレポート (2回目:荒川様)

札幌の荒川です。なかなか良い写真が撮れなくて苦慮中です。
取り敢えず不満足な(露出不足気味やピントが甘い)の物を送らせて頂きます。(*1)

レポートの期日が迫ってきてからは月もさっぱり見えず、もう一度良い写真を撮ろうと思っていた出鼻を挫かれたままです。やはり小生のコンパクトデジカメでは露出時間が短すぎて(最大16秒)惑星だけが頼りなんですが。コンパクトデジカメは元来がシャッター速度や露出がオートで楽な使用を前提に考えられているのか、マニュアルモードにしてピントは無限大、シャッター速度や露出を選んでもなかなか計算通りには写ってくれません。一応レンズはテレ端で試みてはおりますが。後日もっとましな物が取れましたらデータを添えて送らせて頂きます。

ミニボーグ60に関しましては今回次の2点が気になりました。
先ずヘリコイドですが、そのままの位置(ドローチューブの後ろ)ですとどうしても重いカメラを接続した際に多少動きに滑らかさが欠けるようです。

それで接続場所を60mmレンズ鏡筒の後ろに移動したところ、カメラなどの影響が無くなり動きがスムースに成りました。この方法はミニボーグ45などでも皆さん結構お使いに成られているようですね。


それとミニボーグの鏡筒に接続したSD1-DXにコンパクトデジカメを取り付ける場合、カメラレンズの先端内側のフィルターネジをSD1-DXに被せてねじ込む訳ですが、ねじ込みがぴったりと落ち着く場所が必ずしもカメラが水平な位置とは限りません。僕の機材の場合、水平から60度ほど傾いた位置に成ってしまいます。(*2)

通常の鏡筒ですとこの問題は鏡筒バンド内で鏡筒を回転させることで解決出来ますが、ミニボーグには大変便利な脚部分が付いておりそれを利用して三脚や赤道儀に固定すると鏡筒を回転出来ません。この問題は天体写真派でしたら出来上がった写真を回転させることで何とか解決出来ますが、地上の被写体撮影の方には使い辛いかも知れません。やはりカメラ回転装置が必要でしょうか。

 


撮影にかなり苦労されているようですね。

デジボーグ=野鳥ではなく、天体用に使うことで挑戦されていますので、天気次第で難しいところです。地上に向けていただいて、風景とかテスト撮影でも良いので、是非トライしてみて頂きたいと思います。

 

(*1)弊社からのコメント
お写真を2枚ほど頂戴していますが、荒川様ご了承の上で今回は掲載を見合わせました。良いデータが得られたら別途お送りいただく予定ですので、その時に掲載を予定しています。

(*2)弊社からのコメント
望遠鏡とカメラの接続部分は、必ず何らかの回転させる仕組みが必要になります。今回のように、SD-1Xを使う場合にはSD-1X本体の回転機構を使ってみてください。2つに分解・接続する部分(3本ネジ)は、360度回転させることが可能です。

 

(kaji)

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