miniBORG45ED(倒立)のレポート (最終回:金田様)

こんにちは 金田です。
最終レポートです。

えー今回のテーマですが、前回予告した<撮影(大成功!編)>では無く、えー都合により <これからデジボーグを始める方へ> とさせていただきます。
理由は写真を見ていただければご理解いただけると思います。最後まですいません。では始めます。

 

まず2枚の写真を見ていただきます。



サンヨーMZ3の光学3倍ズームで撮影した写真です。(取り付け前)


そしてミニボーグを付けて撮った写真です。(取り付け後)

「なんだかボケてるなー」とか言わずに見てくださいね。
これ、上の写真の真ん中の木のテッペンです。まさか、こんなところにカラス?がいるとは思いませんでした。これだけ倍率が大きいと「手ぶれ」がすごいです。私が散々泣かされた「手ぶれ」の対処を含めて、これからデジボーグを始める方へ少しでお役に立てられればと思い気が付いた事を書かせていただきます。

「手ぶれ」の対処として、やはりしっかりした三脚と、追加でお借りした汎用レリーズステーが必需品だと感じました。
最初に私が使っていた三脚は少し触っただけで脚がプルプルし、オマケにカメラの重さで雲台が傾いでくる始末です。しっかりした三脚があればカメラ位置も一発で決まりますし、カメラの重さでヘタることもありません。それでもシャッターを押すとブレます。

レリーズケーブルを使用することで、カメラを全く動かさずに撮影することが出来ました。
上級者の方々は、手持ちですばらしい写真を撮ってらっしゃいますが、大変な努力をされてきたことだと思います。

次にピント合わせについてです。
他の方も書いてらっしゃいますが、ミニボーグは鏡筒が伸縮します。
遠い被写体には鏡筒を縮めて、近い被写体には鏡筒を伸ばし、大まかにピントを合わせた後ヘリコイドで微調整することでピントが合います。

非常に簡単な操作なのですが、ピントが合っているかどうかを確認するのは撮影者の目になります。これが非常に微妙なんです。なるべく大きな画面で確認するためにデジカメの背面液晶を使うのですが、完全に合っているつもりでも撮影した写真をパソコンの画面で確認するとピンボケ写真になっている場合があります。(私の場合は全滅でした)


なるべく背面液晶を見やすくするために、屋外の撮影では液晶フードが必需品だと思います。私くらいのヘボになるとデジカメの外部出力で大画面テレビに表示させないとダメかもしれません。

 

取りあえず気が付いたところと言えばこんなところなんですが、失敗ばかりですが楽しr整い三ヶ月間でした。川辺で餌をついばむ鳥や月面を間近に観察したり、今まで見たことが無い世界に出会えました。この景色をいつか撮影できることを夢見て腕を磨いていきたいと思います。

最後になりますが、関係者の皆様にはこのようなすばらしい機会を与えて下さりどうもありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。

以上

 


金田様の楽しいレポートが終わってしまい、一読者として非常に残念でなりません。大変お疲れさまでした。今回はまとめのレポートですので、ご苦労されたポイントを重点にお書き頂いております。

手ブレについては、特に初心者の方々は軽く考えてしまう傾向にあると思います。金田様のご指摘どおり、この問題(三脚など)は分かりにくいけれど重要なポイントでしょう。たかが三脚と考えて予算も少なくされることは、後々の撮影失敗確率を確実に押し上げてしまいます。

次にご指摘されたピントについてですが、もしかしてマニュアルでピント合わせをされているのでしょうか?デジボーグでの撮影は、AFで撮影する方が遥かにピントが合うようになります。人間の目でいくら液晶モニターを睨んでも、所詮はざらざらした画面に過ぎませんから、およそ合わせたら後はAFに任せる方がベターです。
ヘリコイドを動かしてピント位置を少しずつ変化させ、AFが合うまでトライします。カメラや被写体により癖がありますので、その点を抑えることが上達への近道かと思います。

レポートでは色々大変だったことが伺えました。お疲れさまでした。
野鳥撮影もさることながら、月面や野鳥などの観察にもご活用された様で少しホッとした気がいたします。レポートと言うと多少緊張されたことでしょう。個人的には、望遠鏡を使って楽しんで頂ければいいなと考えていましたので、お話を伺って安心致しました。

 

(梶)

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