miniBORG45ED(倒立)のレポート (初回:金田様)

こちらのレポートでは、本当に初めての方が登場されます。
ご自身曰く、超初心者と書かれていますので、初めてみたい方には非常に参考になるかも?知れません。

 


<自己紹介>
はじめまして。栃木県在住の金田と申します。
今回「デジボーグお貸出企画」にサンヨーのMZ3でエントリーさせていただきまして、レポートを書かせていただきます。
よろしくお願いいたします。
最初にお断りしておきますが、天体望遠鏡やフィールドスコープには一度も触ったことがありません。今回初めて触らせていただきます。(株)トミーテック オアシス・ダイレクトさん 貴重な機会を下さりありがとうございます。

また、読んで下さっている上級者の方がいらっしゃいましたら最初に謝っておきます。「ゴメンナサイ」。私のレポートは全く参考にならないと思います。私のレポートのテーマは「サルでも出来るか?デジボーグ!」これで行かせていただきます。
デジボーグだけならいざしらず、文書を書くのも不慣れなもので、お見苦しい点等多々あるかと思いますが、お許しいただければ幸いです。

 

<到着>
ある朝起きると、それはありました。小さな箱。 本当に小さいんですよ。
「望遠鏡って細長いんじゃないの?」と思いながら、早速開梱。何やら小さな箱がゾロゾロと出現。これは一体なんじゃらホイと思いながら、さらに開梱。部品が全部揃っていることを確認します。

 

今回お借りしたのは

 7403 :M57→M37AD
3103 :カメラネジセット
6145 :ミニボーグ45ED
7604 :M57/60延長筒L
7602 :M57/60延長筒S
7857 :M57ヘリコイド
3102 :汎用アダプターE
3101 :片持ちフォーク式赤道儀
7410 :SD-1X
UW-9 :笠井トレーディング製アイピース
LV-25:ビクセン製アイピース

の11点です。

この時点で正直いっぱいいっぱいです。何がなんだかわかりません。
取りあえず納品書を見ながら一品一品見ていきます。なんか良い感じです。
それぞれにどういう役割があるのかこの時点でわかっていないのですが、部品一つ一つに、なんともいえない高級感といいますか、精密感、メカっぽさがあるんですよね。


対物レンズはもちろんですが、M57ヘリコイドをまわした時の感触がなんとも言えず良い感じです。
「硬過ぎず、やわらか過ぎず、まったりとして、それでいてしつこくない」といった感じでしょうか?
いかがでしょうか? 伝わりましたでしょうか?

 

<組み立て>
早速組み立てです。
同梱されていた完成図を見>?ながら組み立てていきます。全てのパーツにネジが切ってありますので、とにかく簡単に、アレ、繋がらない。おかしいな。アレレとなったところで、ネットでお世話になっている師匠から助け舟をいただきました。

理由は単純で、SD-1Xにアイピースを逆につけていたために、本体との接続がオスネジ同士になっていました。いやお恥ずかしい。まさかSD-1Xがさらに分解できるとは思いませんでした。
このようにパーツについているネジの意味すら知らずに組んでしまいました。


<完成>
いや出来ましたよ! 天体望遠鏡が!

冷静に取り組めば誰でも出来ます。いや、つまずくのは私くらいでしょう。
組みあがってみると、予想以上に小さくて驚きました。小さいけれども密度感があってかっこ良いです。

さて外は満月なので早速見てみました。
結果は・・・見えませんでした。っていうか月を視野に入れることが出来ませんでした。
ネットの師匠が「倒立は大変ですね」と心配して下さった意味がやっとわかりました。アイピースをのぞいていると自分がどっちに向いているのか全くわからなくなります。

良く「なれが必要」と言われますが、言うなればラジコンカーを操作する時に、自分から車が離れていく時は操作出来るが、自分に近づいてくる時は操作出来ないのに似た感じですね。私、ラジコン出来ないんですよね。さて、困った。

ここで、またまた天の声が、「慣れないうちは照準機は必須ですね。ストローを光軸に合わせて鏡筒に貼付けるか糸で十字線を貼付けたものを覗けば十分役に立ちますよ。」
これですよ。さすが師匠です。
でも、「あれ、そういえば自分標準機持ってるよ。昔内緒で師匠のネタを盗んで作ったのが!」
オリンパスのE-100RSというカメラの鏡胴に、エンビ管をつかってモデルガン用の標準機を取り付ける方法がありまして、
以前工作したのを思い出しました。付けてみると、これがピッタリです。

 

カッコイイ!飛びそう!

これにいよいよカメラを付けて完成です。 出来ましたあ!かっこ良いですう。

で、肝心の撮影結果ですが、「ありません」
言い訳させていただきますと、今は梅雨です。しかも私の地元の名物は雷雨です。よって結果は次回とさせていただきます。今回はここまでで、ゴメンナサイ。

 

次回の課題
・ピントの合わせ方
・ピントが合えば撮影
とさせていただきます。長々とお付き合いいただきましてありがとうございました。
では、また次回もよろしくお願いいたします。

以 上


非常に面白いレポートをありがとうございます。
文章に自信がないとお書きでしたが、全くそんなことはありませんね。これだけ楽しく読める文章は見習いたいと思いました。

機材の写真を見ると、M57ヘリコイドや延長筒が全て鏡筒の後方(カメラ側)に取り付けられています。この組合せでももちろん撮影は出来ます。けれども、かなり後ろが重くてアンバランスですね。お勧めしたいのは、ヘリコイドや延長筒を全部前側(対物レンズ直後)に置く方法です。
お使いのカメラによっては、それでも後ろが重くなることがあります。その場合は、バランスプレートを使って、赤道儀との接続位置を変えてみてください。(今回のセットには付属していません)

金田さんもスポットファインダーを取り付けられています。
やっぱりこれが無いと辛いですね。
ストロー作戦も簡単で良いと思いますが、どうしても使い勝手は悪くなります。

倒立像とラジコンのお話、なるほどと思いました。確かに似ているかもしれません。
私は倒立像撮影していますが、ラジコンは出来ません。あれは難しいですよ。

 

(kaji)

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