土星・M22球状星団からM8干潟星雲・M20三裂星雲まで　2018/05/20 00:05- BORG55FL+専用レデューサー(7880)+EOS6D(HKIR改造)　ISO2500 60秒露出 20コマ(JPG)コンポジット　五藤Mark-Xベースモデル追尾　鴨川市江見海岸にて　撮影：浦辺守様（千葉県）

バンビの横側からM8干潟星雲・M20三裂星雲まで　2018/05/19 23:16-　BORG55FL+専用レデューサー(7880)+EOS6D(HKIR改造)　ISO2500 60秒露出 20コマ(JPG)コンポジット　五藤Mark-Xベースモデル追尾　鴨川市江見海岸にて　撮影：浦辺守様（千葉県）

M16わし星雲・M17オメガ星雲からバンビの横顔まで　2018/05/20 01:10- 　BORG55FL+専用レデューサー(7880)+EOS6D(HKIR改造)　ISO2500 60秒露出 16コマ(JPG)コンポジット　五藤Mark-Xベースモデル追尾　鴨川市江見海岸にて　撮影：浦辺守様（千葉県）

＜撮影者のコメント＞
ご無沙汰しております。先日、55ＦＬで撮った画像を送ります。今年の3月に、EOS6DをHKIR改造しました。私としては人生初めての改造機ということで、チョッピリウキウキしながらBORG55FLにつけて夏の天の川に向けてみました。フルサイズ対応の55FLということなので、周辺減光の心配もなく、カメラレンズの200mmよりも軽量なので、取り扱いや赤道儀への負担軽減とメリットが多い鏡筒であることをあらためて感じました。
「お手軽に」、そして「お気軽に」が私の撮影スタイルですから、フルサイズのボディーでもこの路線で十分にやっていけます。

先日の19日夜、自宅から約10Kmの海岸へ行きました。この時期としては涼しい夜で、割といい透明度の星空が広がっていました。残念なことに雲がお邪魔することが多く、雲間を待って撮る、雲の影響を心配しながら撮る、ということになってしまいました。天の川、どこを撮っても興味深く、おもしろい被写体です。たくさんの細かい星が写り、その中に暗黒星雲が複雑に入り乱れる様子は本当に眺めていても飽きがきません。55FLは全面にわたって気持ちのよい星像となりますので、少々窮屈な構図でも安心して使えます。

3枚の画像は、すべてステライメージ・フォトショップ・ニックコレクションを使って処理をしていますが、特にこみ入った処理等はしていません。また、ダーク処理やフラット処理もしていません。画像処理も「お気軽に」「お手軽に」です。手の込んだ処理をすれば、もっと見栄えがする画像になるとは思いますが...。次回のチャンスにもこの組み合わせで撮ってみます。

＜中川コメント＞
5月19日の夜は透明度がかなり良かったですね。私も法事で愛知県の犬山に泊まっていましたが、透明度が良く天の川も良く見えました。法事だったので三脚を持っていきませんでしたが、惜しいほどの素晴らしい星空でした。南房総も何とか晴れたのですね。ハイスピード55の高性能がフルに発揮された感じで素晴らしい写りです。仕上げも非常に自然で好ましいです。HKIR改造カメラは天体写真ファンに非常に評判の高いカメラです。

P.S.火星大接近まであと80日を切りましたが、今一つ盛り上がりに欠けるようです。確実に火星需要と思われるのは、延長筒のご注文が非常に多いことです。メタル延長筒【4604】が品切れで７月～、31.7延長筒E【4606】は今日で在庫完売、生産中止です。バローレンズの倍率アップ用に売れているものと思われます。一方、星雲・星団向きのBORGは非常に動きが良く、今日ご紹介したハイスピード55を始めとして、レデューサー絡みのセットは軒並み納期がかかっています。お早目のご予約をおすすめ致します。最新在庫情報はこちらから。

明日22日は月面Xデーです。まだ明るい時間帯が見頃なので条件はベストではありませんが、意外と見えるものなので、諦めずに月にBORGを向けてみてください。先日ご紹介した月の番組、NHKEテレ「月はなぜヒトの心を捉えるのか？」も非常に面白かったです。今の月に出会えた幸せを噛みしめながら月にBORGを向けてみてはいかがでしょうか？

月面X（2018/5/22・17時頃）　71FL＋他社15mmアイピース＋地上プリズムEP-3＋パナGM1（手持ちコリメート）　撮影：中川昇
＜中川コメント＞
まだ明るい内の撮影です。手持ちコリメートなので写りの悪さはご容赦下さい。意外とよく見えます。今晩はチャンスですよ。意外と好条件かもしれません。

P.S.2　入荷情報です。7901、7425、7020が少量ですが、入荷しました。明日から出荷開始です。（5/22）