【アンタレス周辺】 撮影日：2016/6/2 撮影地：富士見高原スキー場 撮影機材：BORG71FL＋レデューサー0.72xDGQ 　赤道儀：SWAT-200（一軸オートガイド） オートガイダー：QHY5L-II、コーワLM75JC カメラ：Canon EOS 6D (SEO-SP4改造) ISO感度：3200 露出：360秒×16枚 画像処理：PixInsightで BPP後、L画像のみDBE、Deconvolution等　撮影：蒼月様
【しし座の三つ子銀河】 撮影日：2016/6/2 撮影地：富士見高原スキー場 撮影機材：BORG71FL＋フラットナー1.08xDG 　赤道儀：SWAT-200（一軸オートガイド） オートガイダー：QHY5L-II、コーワLM75JC カメラ：Canon EOS 6D (SEO-SP4改造) ISO感度：3200 露出：240秒×10枚 画像処理：PixInsightで 2×Drizzle　撮影：蒼月様

＜撮影者のコメント＞
トミーテック中川様。横浜の蒼月です。 梅雨に入り、天文ファンにはストレスがたまる時季になりましたが、 梅雨入り直前に撮影した アンタレス周辺としし座の三つ子銀河の画像を投稿いたします。

アンタレス周辺の画像は、実は、 先日SWATさんに投稿させていただいたものと元画像が同じなのですが、 処理を少し変えて最初からやり直したところ、 淡い星雲がよりナチュラルに浮かび上がったものですから、 71FLとレデューサー0.72xDGQの相性の良さがわかる画像かと思いまして、 失礼を承知で投稿させていただくこととしました。三つ子銀河は、フラットナー1.08xDGとの組み合わせです。 レデューサー購入以前から愛用している組み合わせですが、 こちらも71FLとの相性は悪くないですね。 私はさらに1.4xテレコンバーターGRも持っていまして、 対象に応じて使い分けるのも楽しいですね。

BORG＋SWATの組み合わせでのお手軽撮影は、 当然まだこれが限界ではないと思っています。 もっと試してみたいこともあるので、梅雨明け後、いや梅雨の晴れ間にでも、 チャレンジしようと思っています。また、最近はもう少し口径の大きな光学系も欲しいと思うようになってきました。 困ったことにBORGさんにはそれがあるので悩ましいところです。（笑）

＜中川コメント＞
71FLの高性能ぶりと汎用性の高さを物語る素晴らしい作例です。レデューサー、フラットナ―、テレコンと３種の補正レンズを組み合わせれば１本で3回おいしい71FLです。しかも、対物レンズを90FLにした時にこれらの補正レンズが全てちゃんと使えるというお膳立ての良さ。しかも天体撮影だけでなく、天体望遠鏡にもなり、野鳥用の望遠レンズにもなる。さらには2017年の皆既日食にも持っていける！こんなに使えるレンズが今ならこのセットでこの価格。最後は通販番組のようになりましたが、超おすすめです。

バンビの横顔付近　2016年06月11日 02:18- 　BORG55FL+DGQ55(7880)+FujiX-M-1(ISO3200) 180秒露出　8枚(JPG)コンポジット　EM-200赤道儀 鴨川市江見海岸にて　撮影：浦辺　守様

＜撮影者のコメント＞
中川様。いつもお世話になっています。関東も梅雨に入りましたが、梅雨の晴れ間に55FLを使うことができました。使えば使うほど、その性能に惚れ込んでしまいます。そんな優れたハイスピード55なので、同じ焦点距離のカメラレンズを使う気にはなりません。「バンビの横顔」はこれまであまり意識してレンズを向けたことがなかったところで、今回はちょっと欲張ってM16,M17、そしてバンビの横顔までを収めてみました。APS-Cなのでちょっと窮屈な構図ですが、周辺まで星像は安定しているので気持ちいい画像となりました。この画像を撮ってみて、ハイスピード55で天の川の中を撮るのが楽しそうなことが分かりました。暫くは梅雨空で撮影は難しいでしょうが、この夏は天の川の中に55FLを向けて撮ってみます。

＜中川コメント＞
浦辺さんのハイスピード55の一連の作品は、大変写りが良くて個人的にも好きな描写です。これからも天の川の縦断撮影を敢行してください。

P.S.今日は午後半休ですが、あまりにも美しい投稿が相次いだので、シンプルに速攻で更新しました。明日はさらに充実の内容の予定です。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。