【火星とアンタレス周辺】 撮影日：2016/5/1 撮影地：天城高原 撮影機材：BORG71FL＋レデューサー0.72xDGQ 　赤道儀：SWAT-200（一軸オートガイド） オートガイダー：QHY5L-II、コーワLM75JC カメラ：Canon EOS 6D (SEO-SP4) ISO感度：3200 露出：330秒×15枚 画像処理：PixInsightで BatchPreProcessing後、DBE、Deconvolution等 撮影：蒼月様（横浜）
【わし星雲（M16）、オメガ星雲（M17）、バンビの横顔（M24）】 撮影日：2016/5/4　 撮影地：朝霧アリーナ　 撮影機材：BORG71FL＋レデューサー0.72xDGQ　 赤道儀：SWAT-200（一軸オートガイド）　 オートガイダー：QHY5L-II、コーワLM75JC　カメラ：Canon EOS 6D (SEO-SP4)　 ISO感度：3200　 露出：180秒×15枚×２シーンをモザイク合成　 画像処理：PixInsightで BatchPreProcessing後、DBE、Deconvolution等　撮影：蒼月様（横浜）

【ホームグラウンドの公園での撮影風景】 撮影地：横浜市内　 撮影機材：BORG71FL＋マルチフラットナー1.08xDG　 赤道儀：SWAT-200（一軸オートガイド） オートガイダー：QHY5L-II、コーワLM75JC
カメラ：Canon EOS 6D (SEO-SP4)　撮影：蒼月様（横浜）

＜撮影者のコメント＞
中川様。はじめまして。横浜の蒼月と申します。 少々間が空いてしまいましたが、ゴールデンウィーク中に撮影した夏の天体２点を初投稿させていただきます。横浜中心地にマンション暮らしの私にとって、小型軽量で分解できるBORG71FLは、近所の公園に徒歩で持ち運んで、眼視に写真撮影に気軽に楽しめる良きパートナーです。その公園での普段の撮影風景の写真も同梱いたしますが、 この通り文庫本が余裕で読める環境でも楽しんでいます（苦笑）

レデューサー0.72xDGQとの組み合わせは、フルサイズDSLRだと最周辺部に若干の収差が認められるのですが、広角で十分な良像を得られるので大変気に入っています。5月1日の天城高原は湿度が高く透明度が悪かったので、火星周辺がやかましく、全体的にぼんやりした撮像になってしまいました。そのため、少々強引な画像処理を施すことになり、ざらざら感満載な画像ではありますが、あの空の状態を考えると上出来かなと思います。

5月4日の朝霧アリーナは、天候は良かったのですが、南の低空に富士宮市街地の光害が少々気になりました。 この時季は南の低空に人気の天体が集まっているので少し残念ですが、光害は横浜に比べれば大したことありませんし、バンビの横顔までなら大丈夫そうです。 夏の天の川周辺は、梅雨前にもう一度リベンジしておきたいですね。また、8月下旬には火星が再びアンタレス周辺に戻ってきますね。 しかも今度はあの桔梗紋の中にまで入ってくるということで、撮り方に苦労しそうですが、楽しみです。

＜中川コメント＞
レデューサー0.72xDGQ【7872】は、フルサイズ対応の高性能4枚玉レデューサーです。人気のレンズ71FLと90FLに兼用できて、共にF4まで明るくなるので、大幅に露出時間を短縮できるうえに、周辺までシャープな像を結ぶので、星雲・星団の撮影には欠かせないアクセサリーです。今日はなぜかこのレデューサー単体が良く売れています。初投稿の蒼月様の画像で目を引いたのは、横浜での撮影風景の画像です。これはインパクトがあります。これなら帰宅後に多少疲れていても「一丁撮影でもするか！」とやる気がでるコンパクトさですね。これは重要です。作例の夏の星雲星団は、どちらも良く写っていますね。このレベルでコンスタントに写れば撮影が楽しいはずです。これからもどんどん投稿をお待ちしています。

P.S.明日発売の71FL＋7872と90FL＋7872ですが、さっそく予約がかなり入っているそうです。私がお客様の立場ならこれは黙って予約します。それほど魅力のあるセットだと思います。もっと早く発売すべきでした。今日の作例は60mm鏡筒仕様ですが、特別企画品の80mm鏡筒仕様のメリットは鏡筒が太い分、内面反射が少なく、コントラストが高いということです。また別売パーツを併用すれば天体望遠鏡になります。マルチバンドのネジを緩めれば鏡筒が簡単に回転できます。基本組み立て済だから初ボーグの人も安心です。初回入荷分は残僅少につき、ご希望の方は急いだ方がよいかもしれません。週末は天気もよさそうですよ！今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。