BORG WORLD 画像作例集
2016年4月13日 18:19 107FL,web カメラ,惑星

107FL 木星20160312(Or9mm DFK)正式版.jpg
木星 BORG107FL +V-Power接眼部 + Borg Or 9mm + カラーWEBカメラ(1分間の動画を10本撮影し静止画に処理した後、合成) 撮影者:中西直樹様

<撮影者のコメント>
こんにちは、中川さん 中西です。まずは、107FL公開レポート 第14弾 木星観望編です。107FLに、手持ちのアイピースやバローレンズなどを組み合わせて木星を見ました。 薄雲がありましたが、シーイングはまあまあです。 200倍程度だと、薄雲を通してなのに、とにかく模様が濃く見えます! 生産中止になった125SDも、もちろんよく見えるのですが、模様自体はここまで濃く感じませんので、この点では107FLのほうが上回っている!?と感じました。 さらに、過剰倍率の300倍まであげてみました。 薄雲があったので、コントラストが低く少し暗くなりましたが、快晴でシーイングがよければ300倍も十分使えそうです。

続いて、107FL公開レポート 第15弾 木星撮影編です。 観望をもっと楽しみたいところでしたが、衛星画像を見ると完全に曇ってきそうだったので、木星の高度は少し低いですが撮影も行ないました。撮影機材は、107FL + V-Power + Borg Or 9mm + カラーWEBカメラです。 1分間の動画を10本撮影し静止画に処理した後、合成しました(木星の自転は早いので、木星の自転をキャンセルするDe-rotationという処理で合成) シーイングが、それほどよかったわけではありませんし、薄雲もありましたので、まだまだ107FLの力を出し切っているとはいえませんが、縞模様の詳細を写すことができました。 あまり条件のよくないファーストショットでも、125SDでの天文誌入選作品に、かなり近いものが撮れたことは驚きです。 次回、快晴でシーイングがよい日に撮影できれば、今度はOr 5mmで拡大して、さらに詳細な作品を撮りたいです。木星はまだまだ撮影好期が続いていますし、これから火星と土星も好期に入ります。 皆さんもお手持ちのBorgで、まずは木星の観望・撮影に挑戦してみてください!

<中川コメント>
BORG107FL初の木星の作例です。悪条件下の撮影とは思えない微細構造が描出されています。ここのところの悪天候でなかなか最新の作例が撮影できない状況ですが、これからの作例がさらに楽しみです。期待しています。

P.S.現在、大きな太陽黒点が出ています。私も久しぶりに撮影してみようかと思わせる大きさです。また、ペンタックスK-1の発売日が4月28日に決定!これでGWの撮影テーマが決まりました。ハイスピード55+K-1の組み合わせは超魅力的ですね。僅かな晴れ間も逃さない最強コンビといえると思います。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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