BORG WORLD 画像作例集

55FL(オリオン大星雲・馬頭星雲 ST-8300M・C)s1.jpg
馬頭星雲~オリオン座の大星雲 BORG55FL+レデューサー7880セット+ST8300MとST8300Cのダブル仕様 露出時間:ST-8300M(Hα 10分x28枚、LPS-V4 10分x20枚)、ST-8300C(LPS-D1 10分x24枚)と合計12時間 撮影:中西直樹様
55FL(60φマルチバンド 旧バンド ダブル撮影).jpg
今回の撮影機材:BORG55FL+レデューサー7880セット+ST8300MとST8300Cのダブル仕様 ガイド鏡:BORG36ED 撮影:中西直樹様

<撮影者のコメント>
こんにちは、中川さん。中西です。先回のHα編に引き続き、55FLレポート第20弾 オリオン大星雲・馬頭星雲 カラー編です。

今回の機材は、55FL+0.8xDGQ+ST-8300M/Cのダブル仕様です。なかなかすっきり晴れず、薄雲が通過したり透明度も悪かったので、写りが悪いカラーのカットはかなり捨てて処理しました(泣)

露出時間は、ST-8300M(Hα 10分x28枚、LPS-V4 10分x20枚)、ST-8300C(LPS-D1 10分x24枚)と、合計12時間です。冬にしては透明度が悪い日が続き、天気も安定しませんでしたが、ダブル撮影の威力で何とか露出を稼ぐことができました。とにかくダブル撮影は強力なので、皆さんにもお勧めです。

比較的安価で赤い星雲が写るデジカメ(フジXシリーズ等)で、2台同時に撮影するのもお勧めです。空が暗い場所なら、今回の数分の一の露出で満足いく作品に仕上がると思います。もちろん、光害地の方も諦めないで下さい。オリオン大星雲は、中心部があまりに明るく、多段階露光してもよいくらいなので簡単に写りますよ!以上、よろしくお願いします。

<中川コメント>
中西さんが他の方に先駆けて行っているダブルボーグ仕様による作例です。特にハイスピード55の場合は軽量かつ高性能なので、Wボーグにする意味が他のレンズよりも大きいと思います。不安定な天候の中でも確実な成果が得られ、結果的には2台揃えたことによる追加コストなど吹き飛んでしまうほど大きなメリットが得られるのだと思います。

今、このWレンズ仕様に値するレンズの筆頭がこのハイスピード55だと思います。すでにハイスピード55を1台お持ちの方ももう1台買って、赤の写るフジXシリーズも2台揃えれば、最強のコンビとなるでしょう。時間の節約は見えないコストの削減になり、結果的に投資のリターンが効率よく見込めるという考え方です。趣味とはいえ、あまりにリターンの少ない従来の撮影方法は見直すべき時期にきていると思われます。CP+ではこのダブルボーグ(ツインボーグ)の展示も予定しています。今日もハイスピード55の注文が続々と入っています。
エナガ.jpgジョウビタキ.jpgルリビタキ.jpg夏山とBORG.jpg
エナガ・ジョウビタキ・ルリビタキと撮影機材:BORG71FL+フジX-pro1ボデー トリミング 撮影:トミーテック写真同好会S(栃木)

<撮影者のコメント>
シャープな71FLレンズと繊細な描写をみせてくれるフジX-pro1の組み合わせが気に入って愛用しています。 

<中川コメント>
栃木本社のSさんは腕が良いというか、センスがいいというか、写真がうまいです。CP+2016でもSさんの写真を展示する予定ですが、私と同じでフジXシリーズの描写が気にっているようで、フジのデジカメ談義では特に話が盛り上がります。フジのXシリーズの愛用者が増えてくれるとボーグの良さがさらに伝わりやすくなるので、力を合わせて良い作例を集めているところです。

P.S. 今週末は関東地方は雪の予報なので、おとなしくCP+の準備に専念する予定です。ただ、あまり積もらないという見方もあり、その場合はカワセミの高解像度画像を狙ってフィールドに出るかも?です。いずれにしても今年のCP+はデジカメの新製品が多く、血が騒ぎます。デジカメの新製品が出るとBORGを使うモチベーションも上がるのが不思議です。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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