BORG WORLD 画像作例集

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カワセミ幼鳥 BORG89ED直焦点+FTFロングストローク OLYMPUS E-PL5ボデー ISO:400 シャッタースピード:1/250秒 撮影者:mon様

<撮影者のコメント>
中川さま、こんばんは。久しぶりに投稿しますmonと申します。最近、カワセミを撮る機会があまりなかったのですが、いつもの公園をウロウロしているとカワセミの幼鳥と思われる個体が近くで撮らせてくれました。

<中川コメント>
これは近いですね。良く写っています。色も良いです。この濃い色はなかなか出ません。今度は1.4倍テレコンでさらに羽毛の解像を狙ってみてはいかがでしょうか?FTFのロングストロークは近距離のピント合わせが特にやりやすいので、有利だと思います。IMGP7868cc.jpg

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ヤマセミ2態 89ED(直焦点)+ペンタックスK-3ボデー (上)ISO400 1/640秒 (下)ISO1600 1/2500秒 撮影:笠井高明様

 <撮影者のコメント>
中川さま。過去に投稿したヤマセミ撮影場所が浚渫と護岸工事の影響でヤマセミの通過ポイントと化してしまったので、岩場の場所に撮影ポイントを変更しました。ヤマセミは早朝と夕方の動きが活発でどうしても暗い時間に出没するので明るい64や856等大砲レンズを使う方が多いようです。

89EDもF:6.7と決っして暗くはないのですが、大砲レンズと比べると1~1.5段暗い条件を補ってどう設定するかが楽しみの一つです。
今日の撮影は30m~100m以上の距離があり、ある程度被写界深度も深いので飛び物も狙ってみましたが、ISO感度の設定変更が頻繁です。ISO感度の変更はジョグダイアルに割り当て止まり物を撮影すると直ぐに飛び物用にISO感度上げる作業が大忙しです。

BORG直焦点で飛び物撮影は難しいと嘆く方が多いようですが、三脚を使って撮影する場合はスムーズかつ粘りがあるビデオ用雲台を使い、安易に照準器等を使わずファインダーを覗きながら追う操作を積み重ねると次第にファインダー内で追えるようになります。飛翔が撮影できている方を観察していると、ファインダーを長時間覗いていられる方が多いようです。ファインダーから目を離さない事が重要で、ヤマセミやカワセミを目で観察しながら構えていて飛んだ瞬間に照準器で追う方法もありますが、これもまず飛び出し直後の画像は間に合わず、運が良ければという他力本願の方法だと思います。

BORGで飛び物を撮影するには ①止まっている野鳥を如何に素早く精度を上げてフォーカスインする。②ファインダーを覗きながら飛び出しを待つて連写でシャッターを切りながらレンズを振る。この動作で綺麗な飛翔が撮影出来ますので一つづつ課題を克服してみてはいかがでしょうか。

<中川コメント>
BORG直焦点は2枚構成なので、実効F値は半絞り位明るいといわれています。なので、大砲レンズと実質的に遜色ない明るさを有していると言えると思います。89EDは低価格で写りも良いので、ヤマセミには特に向いたレンズだと思います。お得な白フード仕様も今なら在庫があります。
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アルデバラン食(2015/10/02) BORG67FL+パナソニックGX8ボデー+SWAT-200+HT-1使用 ISO1250 0.8秒 撮影:中川昇 
<中川コメント>事前の情報よりもはるかに見やすかった。もっとアピールすべき現象だった。月の右上の赤い星がアルデバラン。月の裏側から出てきたところ。SWAT-200で追尾しているので雲で月を見失っても困らない。これは大きなメリット。 P1020072st2.JPG
月面(2015/10/02) BORG67FL+2倍テレプラス+パナソニックGX8ボデー+SWAT-200+HT-1使用 ISO200 1/50秒 撮影:中川昇
<中川コメント>アルデバラン食1時間後の月面。このころには雲も取れてクリアーな月が姿を見せた。以前も書いたが2倍テレプラスはBORGと相性が良い。67FLは筒も短くとても使い勝手が良い。SWAT-200との相性も抜群。

P.S.ボーグユーザーのamnesiac-moon様から以下のメールをいただきましたので、ご紹介いたします。
「お世話になっております。接近しつつある火星と木星をBORG60EDで写してみました。よろしければこちらからご覧ください。http://amnesi4.exblog.jp/24812045/
18日早朝に最も近づくので、引き続き狙っていきたいと思います。朝晩冷え込むようになってきましたが、どうぞご自愛ください。」 というわけで10月18日(日)の早朝に木星と火星が近づきます。BORGの格好の撮影対象だと思います。

P.S.2 さらにマニアックな天文現象としては、火星に5等星が隠される星食が10月19日(月)の早朝に起こります。これは見逃せません!私の天文歴40数年の中でも一度も見たことがないほどの珍現象です。BORGなら撮影も観察も可能です。

P.S,3 訂正です。昨日のBORGブログでご紹介したSWATのブログの記事の紹介文の中で90FL+7872と書きましたが、90FL+7108の間違いでした。ということは540mmが180秒ノータッチということですSWAT-350すげえ、という感想です。SWAT-200とSWAT-350はJBF2015でも展示予定です。JBF2015では新製品をわんさか持参予定です。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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