BORG WORLD 画像作例集

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ツミ2態 BORG71FL+M75絞り【7075】+80Φト゛ロチューフ゛+M57ヘリコイト゛LⅡ+PENTAX K-5ボデー 撮影:笠井高明様

<撮影者のコメント>
ツミの撮影は完全手持ち撮影ですが、止まったツミに如何に早くフォーカス操作をするかが課題です。交尾の画像は雌にフォーカスを置きピンして待っていると近くに止まった雄が雌が頭を下げて鳴き交わしを合図に飛来するのでシャッターを押して撮影しました。BORG55FL直焦点で撮影が可能なのも撮影環境に恵まれているようです。

<中川コメント>
今日は笠井さんの独壇場です。交尾といい、巣作りといい、いつも良い瞬間を見事に捉えています。71FL手持ちを本当にうまく使いこなされていて感心するばかりです。

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チョウゲンボウ BORG71FL+M75絞り【7075】+80Φト゛ロチューフ゛+M57ヘリコイト゛LⅡ+PENTAX K-5ボデー 撮影:笠井高明様

<撮影者のコメント>
カワセミ専科の私ですが、仲間の車に同乗しチョウゲンボウの撮影に遠征しました。カワセミ以外の野鳥撮影の経験は殆ど皆無でBORG71FLのマニュアルフォーカスで撮影は難しいかなと300mmF2.8AFレンズを準備しましたが、100m位の距離から近づいて来るような撮影も多いと想定し、BORGマニュアル置きピンで挑戦することにしました。

今回は1mの川柵を利用する撮影方法が上空を舞うチョウゲンボウには姿勢がとれないので三脚を持参して撮影しました。私の場合はファインダーを覗きながらヘリコイドを回してフォーカスを追いながら連写する撮影方法なので追従性が良いビデオ用雲台を使います。

初めての撮影の場合野鳥がどのような行動をするか、止まる場所や飛び出す方向等を確認して撮影位置を決めます。私は逆光で羽が透けるシーンが好きで敢えて少し逆光位置を選びます。BORGでマニュアル撮影する場合はファインダーでフォーカスを確認する作業が必需ですがBORGの高解像度特性を生かすにはある程度撮影距離がある方が被写界深度が深くこれを利用して撮影します。絞りも出来るだけ絞る方が有利ですがフォーカスの山が掴み易い限度の45mm(M75絞りの目盛)位で撮影するようにしています。

そして何より重要なことは絶えず飛翔する野鳥をファインダーで追い手前へ徐々に飛翔する野鳥にフォーカスを追う習慣をつけるとマニュアルフォーカスでも飛翔の連続撮影が可能になります。カワセミ撮影に慣れるとチョウゲンボウや猛禽類は優雅にゆっくり舞ってくれるので撮影が上達したように感じます。飛翔撮影は如何に野鳥をファインダーに納めて追従しながら連写出来るかに尽きるようで
BORGの場合は照準器を使ってファインダーを見ないで操作する方法はフォーカス操作が上達しないのでお勧めで出来ません。

<中川コメント>
これも笠井さんです。カワセミ専科の笠井さんがチョウゲンボウとは驚きました。71FLの手持ち、マニュアルフォーカスで逆光で美しく輝くチョウゲンボウの雄姿をうまく捉えました。IMGP3777cbs1.jpg IMGP5249cbs.jpg
コアジサシ2態 2015年5月10日(日) BORG71FL+M75絞り【7075】+M57ヘリコイト゛LⅡ+M57ヘリコイト゛DX+0.7Xマルチフラットナー【7870】+PENTAX K-5ボデー 撮影:笠井高明様

<撮影者のコメント>
中川さま。先週日曜日5/10に撮影仲間とコアジサシの撮影に行ってきました。川の堰下に遡上する魚が群れるようで堰伝いに飛んできて上空でスピードを落とし向きを変え下向きにダイブして魚獲りをする姿を撮影すると聞きました。

到着すると対岸100m先に10羽以上のコアジサシが舞って川面へ飛び込みます。ファインダーで見ているとスピードが速い個体に交じってゆっくり飛翔する撮影に適したコアジサシが舞っています。そのコアジサシに焦点を合わせ堰伝いに向かって来る個体をフォローしながら絶えずヘリコイドを左手で手前に送りながらフォーカスを追いシャッターを押します。

撮影位置10mの決まった位置まで来ると少しホバるように止まってから、下向きに急降下して川面の魚を捕まえます。魚を捕獲すると給餌をするのか茂みや堰のコンクリート上に居る雌に魚を運びます。失敗したコアジサシは再度飛び去り繰り返します。他の個体も同じようなコースで飛来してくれます。

撮影が終わるとまた対岸近くから移動してくる撮影し易そうな個体を探してファインダで捉えてフォーカスを合わせてから追従して撮影します。餌獲り最盛時間には絶えず飛翔してくるので撮影個体を絞るのが大変な作業です。カワセミに比べ飛翔スピードも優雅で遅く撮影はし易い野鳥のようで、BORG向きです。

特に飛び込む時の格好はカワセミのホバリング後に川面へ急降下する時の格好にも似ていて撮影が楽しく朝7時半から12時半までに2500枚も撮ってしまいましたが写真整理が大変です。当然ボケたり使えない写真が6割もありましたが、シューティングゲームのような感覚で楽しい撮影が出来ました。雛が孵る時期に再度挑戦してみたいと思います。

<中川コメント>
笠井さん、今度はコアジサシとは驚きました。カワセミ以外もうまく捉えています。マニュアルフォーカスのトビモノは狩猟感覚で撮影できるので、ストレス解消にもぴったりだと思います。ピントさえ合えば、その先には高解像度の世界が待っています。私もコアジサシが撮りたくなってきました。
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M101 2015年5月13日20時31分~ ボーグ 90FL+レデューサー0.72×DGQ【7872】(360mm F4) キヤノン EOS6Dボデー ISO800 180秒×10枚コンポジット SWAT-350によるノータッチガイド 千葉県君津市 撮影:加曾利様
<中川コメント>
SWAT350等で有名なユニテックの加曾利さんが、90FL+7882でM101星雲を撮影されました。詳細はこちら。この画像のポイントはSWAT‐350という小型の赤道儀で90FLのガイド撮影が十分にできてしまうというお手軽撮影の実証にあります。これからの天体写真は、小型赤道儀+小型望遠鏡の時代だと思います。軽量・小型・高性能なBORGの時代が来ているのです。P5134055s1.JPG

P.S.三日ぶりのブログ更新です。12日(火)は父親の通院の付添でしたが、85歳の高齢にもかかわらず顔色も良く元気でした。ほっとしました。施設の献身的な介護に感謝感謝です。昨日13日(水)は新しい望遠レンズのムック本の取材でした。09:30~21:00まで丸1日がかりでしたが、BORGの隅から隅まで取材いただき、良いムック本が出来そうです。今回はメーカー訪問のコーナーもあり、上の画像にもあるBORGほぼ全製品集合写真(一部過去製品や試作品も写っています:ファミスコ60S&65プラスチック鏡筒&107FL&カーボン鏡筒)なども掲載予定と充実の内容です。ご期待下さい。

P.S.2 GW明けから、BORG売れています。71FL、90FLといった定番商品の動きが良く、活気づいています。特に71FL(黒)の動きが非常に良く、近々品切れしそうな勢いです。品切れすると少し間が空くかと思います。ご注意ください。また、77EDII、89ED、90FLの各望遠レンズセットの黒も今日品切れしました。次回の入荷は6月中旬以降の予定です。BU‐1とのセットはまだ今のところ在庫があります。それにしても予想外の好調ぶりです。この夏にBORGをご検討中の方は急がれた方がいいかもしれません。最新在庫情報はこちら

P.S.3 逆に入荷情報です。品切れしていた【5011】【7502】【7912】が入荷してきました。現在即納です。パーツの最新在庫情報はこちら。最後に訃報です。京都にある老舗望遠鏡メーカーの西村製作所の西村社長が5月8日に永眠されたとのことです。こちらから。西村製作所といえば、国産第一号の反射望遠鏡を製造するなど反射望遠鏡のメーカーとして天文ファンにはつとに有名です。特に印象的だったのは、あさがおの花を逆さにしたような脚部です。ああ懐かしや。心からご冥福をお祈り申し上げます。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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