BORG WORLD 画像作例集

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アイソン彗星 BORG67FL(試作品)+7108+EOS5DMarkⅡ(未改造)  撮影:中西直樹様 2013/11/16

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アイソン彗星 BORG67FL(試作品)+7108+EOS5DMarkⅡ(未改造)  撮影:中西直樹様 2013/11/16

<撮影者のコメント>
アイソン彗星です。こちらは、高度がかなり低く厳しい条件でした。しかも、電線にかからなくなるのを待っていたこともあり、薄明で明るくなってからのカットも入っています。しかし、ちょうど前日くらいからバーストを起したようで、何と尾が扇状に広がっています!ネットなどでも、まだこのような作例は出ていなかったので、とても興奮しました!このように、彗星は日々変化するので、とても楽しく興味深いです。

ラブジョイ彗星ほどではないですが、アイソン彗星も67FL+1.08DGで撮影するのに、既に十分な大きさになっています。こちらの作例は、淡い尾があまり長く写っていないので、トリミングしています。67FLがとてもシャープなのでトリミングしても十分な解像度です。

今回の撮影を通しても再認識しましたが、67FL+1.08DGは、軽くてコンパクトなのに、色収差もなく、明るく、そしてフルサイズ対応で、大のお気に入りです!アイソン彗星とラブジョイ彗星の撮影条件が一番よくなりそうなのは、12月初旬から中旬にかけてなので、皆さんも、ぜひ67FL+1.08DGを手に入れて、撮影を楽しんでみてください!

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ラブジョイ彗星  BORG67FL(試作品)+7108+EOS5DMarkⅡ(未改造)  撮影:中西直樹様 2013/11/16

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ラブジョイ彗星(白黒反転) BORG67FL(試作品)+7108+EOS5DMarkⅡ(未改造)  撮影:中西直樹様 2013/11/16

<撮影者のコメント>
ラブジョイ彗星ですが、こちらは、比較的高度が高く、まあまあの条件です。ラブジョイ彗星の作例は、カラー・モノクロ共に、フルサイズのほぼノートリミングです。(一番端だけフラットがマッチングせず、少しおかしかったので、若干トリミングしています)今回は、彗星の移動に合わせてコンポジットしました。そのため、星は流れますが、その分、尾の詳細が分かるようになります。カラー画像だと分かりにくいですが、白黒反転して強調してみると、何と淡い尾が写野から既にはみ出ています!つまり、コBorg+スリムフラットナー+APS-Cでも、尾がはみ出るほどに成長しているということです!後は尾が、もっともっと明るくなってくれれば言うことありませんねー。

67FL+7108の組み合わせは、周辺減光が非常に少ないですが、さすがに、ここまで淡い長い尾を徹底的に浮かび上がらせるには、今回の作例のようにフラット処理を行なうことをお勧めします。もちろん、核の近くの尾の描写だけなら、難しいフラット補正は必要ないので初心者の方も安心してください。

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 今回の撮影機材:BORG67FL(試作品)+80Φ鏡筒システム+【7835】+【7352】+【7108】+【5005】 中西直樹様

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今回の撮影機材:BORG67FL(試作品)+80Φ鏡筒システム+【7835】+【7352】+【7108】+【5005】+EOS5DMarkⅡ(未改造)  ガイド鏡:36ED 赤道儀:ビクセン製SXD 中西直樹様

<撮影者のコメント>
67FLレポート第13弾 アイソン彗星・ラブジョイ彗星 2013年11月16日撮影編です。

先日レポートした時のアイソン彗星は、かなり???なレベルでしたが、今回は、バーストも起したようで、かなり明るくなっています。さらに、ラブジョイ彗星も頑張っていますね。今月発売の天文ガイドによると、ラブジョイ彗星は、もしかして20度以上の尾がでるかも?みたいに書かれていました。アイソン彗星と一緒に大化けしてくれたらいいですねー。

さて今回の機材は、67FL(80φ仕様)+1.08DG+5DMarkⅡ(未改造)です。(今回は、彗星の色を出すため、あえて光害カットフィルターをはずしています)赤道儀は、ビクセンSXDを使用して、オートガイドを使用していますが、彗星の撮影は核が移動するため短時間露出を重ねることが多いので、極軸さえきちんとあわせればノータッチガイドでもかなりいけると思います。

つまり、Borgと、普通のミラーレスやデジタル一眼、そして、Borgで新しく取り扱いを開始するToastのTP-2などのポタ赤を揃えて、条件が良い場所で撮影すると、今回の作例以上の作品が、皆さんにも撮れる可能性が、十分にあります!(もちろん、彗星がもっと明るくなることと、撮影の基本的な点はマスターする必要はありますが)67FLも、もう少しで発売のようですし、ぜひ、今のうちに、機材を揃えて、ラブジョイ彗星で撮影の特訓を行なって、アイソン彗星の、近日点通過後に傑作が撮れるように、ぜひ準備しておきましょう!

ちなみに、撮影日の当地は、透明度がかなり悪く、満月近い月もあり、さらに光害地のベランダと、悪条件だらけの中で頑張りました(泣)(実を言いますと、先日透明度がよい時に撮影を試みたのですが、テスト撮影後に曇ってしまいました(大泣))

露出時間は、ラブジョイ彗星は、2分x11枚(ISO800)、アイソン彗星は、2分x8枚(ISO400)と短時間です。彗星は、青緑色で、光害や透明度の影響を非常に受けやすいです。それで高地で暗い場所などで撮影された作品には、かなわないと思いますが、条件が悪くても、そして普通のデジカメでも、既にこれくらいは写るという視点でご覧くだされば助かります。

<中川総合コメント>
中西さんの67FL(試作品)によるモニターレポート彗星編です。話題の2彗星が67FL+7108の威力でよく写っています。67FLの正式発表の時期ですが、価格設定とセット内容が未決定のため、今しばらくお待ちください。 

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アイソン彗星 2013/11/16 5:08 miniBORG 60ED ×0.85レデューサー【7885】(f298 F4.9) EOS Kiss X5 60秒×3 ISO3200 PC不調にてJPEG処理 撮影:山内壮介様 

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ラブジョイ彗星 2013/11/16 5:15 miniBORG 60ED ×0.85レデューサー【7885】(f298 F4.9) EOS Kiss X5 60秒×3 ISO3200 PC不調にてJPEG処理撮影:山内壮介様 

 <撮影者のコメント>
中川さんこんにちわ。福島の山内です。ついにアイソンが化け始めました!ミニボーグでも淡い尾なら写角いっぱい伸びています。この日は複雑な尾をたなびかせていて、プレビューを見たとき、キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!と一人興奮してました(笑)5cm双眼鏡で尾をひく姿が見えます。肉眼光度にはなってますが、肉眼ではまだ無理です。

ラブジョイ彗星も明るくなっていて、こちらはアイソン彗星が登る前の薄明前には肉眼で見えていました。写真は薄明中のものですが、尾もかなり伸びています。5cm双眼鏡ではボーっとした明るい光芒で、尾はほとんど見えませんでした。

2つともこれから明るさを増すので12月はとんでもないことになりそうな予感(^^;2つも明るい彗星が見えるなんて、なんて贅沢でもったいない・・・いや今年はパンスター彗星もあったし素晴らしい彗星年ですね。

<中川総合コメント>
山内さんも地の利を生かして、60EDで素晴らしい2彗星の画像をGETされました。これからの展開が非常に楽しみですね。これからも投稿をお待ちしています。 

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太陽黒点 BORG71FL+D5フィルター+MMF-1【9857】+オリンパスE-PL5(VF2付) 撮影:塚越 健様 2013/11/16

<撮影者のコメント>
再度掲載していただき,ありがとうございました。それも今回はトップで。開いた瞬間に自分のものが目に入ってくるのはうれしいものですね。お言葉に甘えて、今日の黒点画像を送付します。

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太陽黒点 BORG71FL+D5フィルター+MMF-1【9857】+オリンパスE-PL5(VF2付) 撮影:塚越 健様 2013/11/18

<撮影者のコメント>
黒点の定期レポート状態になってしまいました。1つが発達?して肉眼でも観測できる大きさになりました。あと数日は、継続観察が必要ですね。

<中川レポート>
塚越様もおっしゃるように、まさに継続的な観察や撮影が重要です。太陽黒点は教育的にも良い材料なので、もっと多くの人に興味を持ってもらいたい天体です。

C_IMGP7382.jpg 月(月齢13) 撮影日:11/16 撮影機材:コ・ボーグ36ED他+スリムフラットナー1.1×+ペンタックスKマウントアダプターQ+ペンタックスQ7 露出:ISO125 1/400s 等倍トリミング 撮影者:K・I・M様

<撮影者のコメント>
中川様、お世話になっております。スリムフラットナー1.1×を購入して初の月撮りを試みてみました。月は中央近くに捉えるのでフラットナーの効果はあまり関係ないと思われますが、少なくとも36ED単体と変わらぬ良像を得ることができました。後は本当にシーイングと自分の撮影技術と運次第という感じですね。1500ピクセルの月全体像なら36EDで充分!と言わしめる日を目指して頑張りたいと思います(笑)。 

P.S.今日はソニーα7Rのレポート第一弾を掲載する予定でしたが、彗星の速報の方が優先と判断し、α7Rのレポートは明日以降の掲載とさせていただきます。ご了承ください。α7Rの第一印象だけ先に書きますと「色々と使いにくい点は多々あるが、このデジカメでした撮れない写真が間違いなくあるので、すでに手放せない1台となっている。買って良かった。」ということになります。

P.S.2 長期で品切れしていたBU-1【9000】がようやく入荷しました。現在少量ながら即納です。BU-1を使用したセットも月末には出荷可能です。今がチャンスです。昨日も今日もご質問やご注文が大量に舞い込んでいます。B品セール中のBORG125SDF3.9【9139】の限定5セットもお陰様で完売しましたが、大好評につき、特別に2セット追加しました。ご検討中の方はお急ぎください。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 

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