BORG WORLD 画像作例集

36ED(サイ)s.jpg

 サイ BORG36ED+絞りM42P1+EOS60Dボディ ノートリミング 撮影:中西直樹様 
<中川コメント>これは驚きました。サイの膚の質感がリアルすぎます。この作例は周辺の流れが気になりません。サイをボーグで撮るからサイボーグ。 36ED(チーター)s.jpg

チーター BORG36ED+絞りM42P1+EOS60Dボディ ノートリミング 撮影:中西直樹様
<中川コメント>チーターの頬の体毛の解像度の高さと言ったらまさに驚異的です。周辺の流れがやや気になりますが、これは絞れば改善します。 36ED(ヒョウ)[1]s.jpg

ヒョウ BORG36ED+絞りM42P1+EOS60Dボディ ノートリミング 撮影:中西直樹様
<中川コメント>手前に柵があったのだと思いますが、ヒョウの体がまだらに写っています。動物園での撮影は柵との戦いでもありますが、36EDは鏡筒が細いのでそれだけで有利です。36ED(ミーアキャット)[1]s.jpg

 ミーアキャット BORG36ED+絞りM42P1+EOS60Dボディ ノートリミング 撮影:中西直樹様
<中川コメント>この作例は、周辺の像が相当流れています。36EDの特性が良く分かる画像です。この特性をうまく生かす方法を考えるのも楽しい作業です。

<撮影者のコメント>
はじめに、おわびです。あまりにもシャープなので、思わずノーリサイズ、ノートリミングで送ってしまいました(重くてすいません)。もったいないですが(笑)、適宜、リサイズやトリミングしていただいて構いません(お手数かけてすいません→縮小しました)。ただ、今回も、ピクセル等倍の何かを、みんなにお見せしたい気もします。

36EDレポート第三弾です。お待たせしていたZoo Borgです。撮影機材は、先日の花・新幹線編と全く同じです。まずは、撮影時の印象です。中川さんも、よく言っておられますが、まず筒が小さいので、どんな隙間からでもとれるというメリットが、動物園では非常に役立ちます。

あと、とてもスムーズに動く、ドローチューブとヘリコイドの作りが非常に素晴らしいです。少し暗かったり、手前に網があったりした時に、迷ってしまうような制度の低い下手なAFより、よっぽどピントが合わせやすいです。正直言って、ピンボケがあまりなかったので作品の選別に非常に苦労しました。

とても軽いこともやはりメリットです。ほぼ一日撮影しましたが、結構重量のある50Dとセットでも全く重くありませんでした。こんなに軽いのなら縦位置グリップを装着していくべきだったと少し後悔しました。軽量なミラーレスとの組み合わせなら、とても軽快に撮影できるのではないでしょうか?

これまで、動物園には望遠ズームしか持って行ったことがありませんでした。単焦点はもしかして、少し使い勝手が悪いかなと、行く前は正直思っていました。でも、そんなこと全くありませんでした。逆に、切り取り方をいろいろ工夫するなど、とても面白いです。また、広角レンズのように、自分の足で色々移動するので、今まで撮ったことがない場所から新鮮な構図を試すことができました。これは、単焦点のメリットと感じます。

次は、撮影画像に関してです。デジカメの液晶でも、これは凄いと思っていましたが、家に帰って、パソコン(ハードウェアキャリブレーション対応の26インチIPS液晶)で見ると、これまたびっくりです。中川さんがよく言っておられるように、何度もびっくり、そして感動の連続です!

あまりに凄いので、久しぶりに37インチ液晶TV(数年前にパナソニックの写真コンテストで最優秀になった時の賞品です(笑))で見てみると、これまたびっくり、まさに本物の動物がそこにいるかのようで、大げさかもしれませんが、ちょっと恐怖を感じるほどです

数年前に、動物園によく通っていた時は、純正の70-300ISで撮影していました。普及レンズにしては、高画質な方みたいですし、ISがあるので手振れはしないのですが、デジカメの液晶で見ても家に帰ってパソコンでみても、何だかぼんやりした感じで、フラストレーションがたまっていました。そのためか、動物の生気が感じられないのです。

しかし、36EDは、全く違います。動物が活き活きとしているのです。そして、毛が毛として表現されるのです。意味が分かりにくいかもしれませんが、作例を見ていただくと言わんとしていることがきっとご理解いただけると思います。白い毛の周りをみても全く色収差がありません。そして、毛の輪郭がくっきりしているのです。正直言って、これって本当にEDなの?もしかしてフローライトの間違いなのでは?と思ってしまうほどです(笑)。口径が小さいので絶対的に色収差が小さくなるとはいえ、EDとしては驚異的に凄いのではないでしょうか?

また、心配していた周辺の流れも構図に少し気を配れば全く問題ありません。APSフォーマットでも全くトリミングがいりませんでした。かえって、綺麗なボケと合わせて主題を強調できるメリットのほうが大きいと感じます。

とにかく、ピントをきちんと合わせて、手振れさえしなければ、これまでに、見たことがない画像が撮影できること請け合いです!ネットで見るサンプルなどからすると、各社の高級レンズを凌駕しているのではないでしょうか?たったの口径36mmf200mmでこんなにも写っていいのか、という不思議な感覚です。

最後に、これまでの3回のレポートを通して感じた点です。マクロレンズ(花撮影)、望遠レンズ(動物撮影)、超望遠レンズ(土星撮影)、そして、天体・地上望遠鏡と、普通なら、別々の機材がいることでしょう。それが、こんなに小さな36EDだけで、全てが高次元に行えるというのは、本当に凄いというか、感動です!

もちろん、他に比較するものがない、コストパフォーマンスに優れている、コンパクトという点において、非常に価値があることは言うまでもありません。しかし、36EDの実機に触れてみると、その魅力は、そんなに単純でない気がします。個人的には、36EDの魅力は「夢」にあると思います。というのは、こんなに小さい36EDに、どこまで大きな可能性が秘められているのか?いったいどこまで、そして何ができるのか?と、夢が膨らむのです。そして、それを引き出してやりたいという、気持ちにかられます。

今回のモニターでも、何かを行うたびに、想像していた以上のパフォーマンスをいつも発揮し、「そなた、ちっこいくせして、やるではないか!」という感じでとても夢があり、楽しいのです!そう考えると、楽しさという点で、史上最強のBorgというか、史上最強の望遠鏡ではないでしょうか?(もはや望遠鏡という単純な言葉が、36EDには当てはまらないかもしれませんが・・・)  

<中川コメント>
ZOO・BORG恐れ入りました。中西さんも書かれていますが、動物園では望遠ズームをついつい持ち出してしまいます。なぜならその方が楽だからです。ところが、いざ単焦点レンズを持ち出すと、事前の予想を大きく裏切り、新鮮な画像がたくさん得られる。要は「人間の想像力には限界がある」ということなのです。チャレンジしてみて初めて分かること、初めて味わうことがたくさんあるのです。しかも36EDは従来の200mmにはない天体望遠鏡画質、BORG画質を有していますから、シャープさが半端ではない。それが中西さんが書かれた動物たちの生き生きとした姿に恐怖さえ感じるという言葉に繋がるのだと思います。成りは小さいが、得られるものはとてつもなく大きい「モンスターボーグ」といえるかもしれません。それにしても中西さんは、わずかな試用期間で36EDの本質を喝破されていて驚きました。こういうモノの本質がお分かりの方にこそ36EDはふさわしいと思います。

36ED(テレビ出演).jpg 36ED早くもマスコミデビュー!? 撮影者も画面の撮影者も中西直樹様

<撮影者のコメント>
以下、ちょっとびっくり、そして、うれしい出来事があったので・・・。今日の動物園での事件?です。実を言いますと、地元のテレビ局が取材に来ていました。36EDがあまりにカッコいいのか?私の撮り姿が様になっているのか(笑)?やたら、私の方ばかりにカメラを向けるなと思っていました。中川さんに、先日36EDが人目に触れてもOKの確認を得ていたので「まあいいか、まさかTVに出るわけでもないし」、と思っていました。

でも、念のため、夕方のニュースを録画してみると、何と私と妻の映像が4カットも放映されました。もちろん、その中には36EDの大写しもあります!Lレンズ(白の大砲)を持っている人が沢山いたのに(1D系もいた)。36EDだけが大写しで放映されました。やっぱり、TV局の人も36EDがいったい何者かは分からないが、これは只者ではない、これはかっこよすぎると、感じたのではないでしょうか?(喜笑)

一応、家のTVを映した証拠写真を添付します。やはり36EDは、只者ではない気がしましたので、参考までに(ただ単によく写るだけではなく、スター性がある?)
<中川コメント>
いやあ、36EDにオーラがあったのか?中西さんにオーラがあったのか?両方でしょう。望遠鏡の神様が引き寄せたのかもしれません。発売前にマスコミデビューです。さすがはスターボーグ36EDです。なぜかデビュー前の松田聖子を思い出しました。

36ED(土星).jpg

土星 撮影構成: Φ45延長筒S(フードの替わり) + 36ED + M42ヘリコイド + M42ヘリコイドL  + M42→M57変換 + DZ-2(試作品) + M36.4変換 + 31.7アイピースアダプター  + 延長筒 x 2 + イメージングソースモノクロWEBカメラ 撮影:中西直樹様
<撮影者のコメント>
A輪が少し暗く微妙に写っています、B輪がハイリゲインシャイン現象のためかとても明るいです。そして、土星本体の模様もやはり写っていました(一部ノイズもあると思いますが、大きな横縞は間違いなく模様だと思います)。
<中川コメント>
BORG36EDで撮影した土星です。焦点距離わずか200mmでもこれだけ撮れるのです。どうです?驚きでしょう?

36ED(イメージングソース).jpg

BORG撮影構成: Φ45延長筒S(フードの替わり) + 36ED + M42ヘリコイド + M42ヘリコイドL  + M42→M57変換 + DZ-2(試作品) + M36.4変換 + 31.7アイピースアダプター  + 延長筒 x 2 + イメージングソースモノクロWEBカメラ 撮影:中西直樹様
<中川コメント>
上の土星を撮影した組み合わせです。本来のM42システムでも撮影は可能ですが、今回は60Φシステムで撮影しています。この辺の使い分けも36EDは自由自在です。

36ED(天体観望仕様).jpg

BORG36ED眼視構成: Φ45延長筒S(フードの替わり) + 36ED + M42ヘリコイド + M42→M57変換 + DZ-2 + M57→M36.4変換 + 31.7アイピースアダプター  + 天頂プリズム + アイピース
<中川コメント>
眼視システムもM42(45Φ)、M57(60Φ)どちらでも構成可能です。M57システムなら、2インチアイピースも装着可能です。低倍率双眼望遠鏡への夢も広がります。
36ED(ポタ赤).jpg

今回の撮影機材の全体像:BORG36ED+KDS+CD-1 撮影:中西直樹様

<撮影者のコメント>
シーイングは良くなかったのですが、晴れ間がのぞいてきたので土星を観望してみました。赤道儀は、36EDに合わせてポタ赤にしてみました。手持ちのアイベルCD1とケンコーKDS経緯台の組み合わせです(社外品ですいません)。正直、36EDがとてもコンパクトなので、これでも赤道儀が大きいほどです。ナノトラなど、もっと小さい台でも全く問題ないというか、見た目はバランスがよさそうですね。

<撮影者の総合コメント>
36EDレポート第二弾です。Zoo Borgのレポートを予告していましたが、動物園での撮影があまりに楽しく、かつハイレベルな作品が簡単に量産できてしまい、選別に苦労しているので土星のレポートが先になりました。すいません。

まずは、ビクセンLV25(これまた社外品ですが・・・)をつけて導入しました。8倍になるので、口径とあわせて、まさにファインダー感覚です。しかし、何とこの倍率でも、輪が少し見えるではないですか!それで今度は、ビクセンLV7に一気に上げてみました。ほぼ30倍ですが、輪がくっきり分かるようになりました。

像に全く問題がないので、今度は、ペンタックスOR5に、コンパクトエクステンダーを付けてみました。コンパクトエクステンダーの位置を考えると80倍程度でしょうか?完全に過剰倍率なので、つける前はさすがに少し厳しいかなと思っていましたが、全く問題なしです。シーイングは良くありませんが、透明度はこの時期にしてはまあまあだったこともあり、まだまだ明るく、コントラストよく見えます。もっと倍率を上げたいところでしたが手持ちの機材では最大倍率なので、ちょっとフラストレーションがたまりました(どこまで耐えられるか興味深いですねー)。

ちなみに、ここまで倍率をあげると、かなり土星の詳細が見えてきます。さすがに、カッシーニの空隙までは分かりませんが、よく見ると
A輪とB輪で明るさが違うのが分かります。また土星の本体の模様も分かるではないですか!もちろん、輪が土星の手前と後ろを通っている違いは、余裕で分かります。ただ、アイピースから目を離して、小さな36EDを見て冷静になって考えるとたったの36mmという口径で、こんなに見えてもよいのでしょうか!

いまどき、下手するとファインダーより小さいです(私のよりは6mm大きいですが)。勝手な推測ですが、ペンシルBorg(実機を見たことがないのですが)を除くと土星がきちんと見える世界最小の望遠鏡ではないでしょうか?

実を言いますと、私は200mmのシュミットカセグレンも所有しています。(20年も前のものですが・・・)これが、またじゃじゃ馬です。ちょっとでも光軸がずれると見え味が異常に悪化します。土星の輪のどちらが、本体の手前を通っているのか後ろを通っているのか、さっぱりわからなくなります。

また、シーイングの影響をまともに受けましす、温度順応しないと筒内気流が盛大に発生します。もちろん、全て調整し、条件が最高に良い時は、カッシーニの空隙なども結構よく見えます。しかし、光軸が少しずれると、(これがすぐ狂うので困りものです)36EDにも簡単に負けてしまいます(もちろん単純に明るさだけは負けませんが・・・)。

つまり、36EDは、単にコンパクトなだけでなく、誰にでも、いつでも(シーイングの影響を受けにくい)簡単に、よく見えるという点ですばらしいと思うのです!あと、低倍率から高倍率までこんなに良く見え、コンパクトなら双眼望遠鏡にしたら面白いのではとも感じました。

ここまで褒めてしまうと、きっと、感動しすぎて幻覚でも見えたのでは?と、思わる方がおられると思ったので(笑)動物園での撮影で疲れた体を鞭打って、モノクロWEBカメラで証拠写真も撮りました。

シーイングも悪く、ポタ赤なので、ピントの追い込みもあまりできず、眼視のイメージには少し劣りますが、見えたものが幻覚ではなかったという証拠程度にはなると思います(というか、輪がきちんと写る世界最小の望遠鏡?)。

たったの3.6cmで、こんなに見えて撮影できると、中川さんではないですが、ほかの機種の販売に影響が出てしまいそうですね。でも、逆に考えると、もっと口径の大きなBorgは潜在能力がまだまだ潜んでいるということですよね!ようは、ケースバイケースの使いわけで、やはり、いろんなBorgを揃えた方が楽しいですし、実用的だと思います。

それにしても36EDは楽しすぎです。あと、こんなに、ちっこいのに(失礼)土星の輪も模様もみえるんだぞ、という優越感に浸れること間違いなしです。ちなみに、先日、友人の子供が購入した数千円の手作り望遠鏡を見せてもらいました。全体の大きさは36EDと同じ程度ですが、見え味は地上風景で既に・・・でした。もちろん価格が違うといえばそれまでですが、大きさでは同じものが、こんなに違ってもよいのか、と感じました。その友人が、数万円レベルの双眼鏡をほしがっていたので、今度36EDを見せてあげようと思っています(きっと、欲しくなることでしょうね)。

<追加版・撮影者のコメント>
こんにちは、中川さん。中西です。たびたびメールすいません。36EDが楽しすぎるもので・・・。色々アイデアがでてきて止まりません(笑)怒涛の作例攻撃に面白い分野がありました(というか忘れていました)。

今朝は、少し晴れていたので、太陽を撮影しようとしたのですが雲が切れずに結局撃沈しそうです(泣)待っている間に思いついたのですが、36EDを太陽撮影にも使用できたら、皆さん喜ばれるのではないでしょうか?最近、やたらに立派な黒点がでるので36EDなら、まさに一瞬で設置(カメラ三脚付)、撮影、撤収ができますよね(というか手持ちでもいける?)。

ただ、問題はD5フィルター52mmが、簡単には付きそうにないことです。かたや52mmオス(P0.75)もう一方が42mmオス(P1.0)ですよね。ちょっと無理だと思ったのですが、カタログとにらめっこしていろいろ考えました。すると、やはりBorgなら何とかなりそうですね(ちょっとびっくりですが)。下記の方法なら、いけそうだと思うのですがいかがでしょうか?(ちょっとした頭の体操ですね)

フィルターBOXにまず52mmフィルターをはめます。さらにM42P0.75→M57ADをつけます。さらにM42P1→M42P0.75ADをつけます。これで、M42P1のメスになります。つまり、36EDのレンズにそのまま装着できます。

みんなが手持ちで簡単に太陽が撮れるセットとして、とっても面白そうだと思います。日食の時に、多くの人がAPSデジタル一眼に55-200mmズームなどにD5を付けて撮影していましたね。でも思ったように撮れずにがっかりする人も多かったようです。同じ200mmでもBorgなら全く世界が違うことをアピールできそうな気がします。

モノクロWEBカメラで、気合の入った(笑)作例とレポートを頑張ってみましょうか?先日、チビチビの土星でも、あんなに写ったことを考えると、月・太陽は36mmとは思えないのが写りそうですねー。以上、よろしくお願いします。

<中川総合コメント>
太陽黒点は今日、私が手持ちでチャレンジしましたが、下記の通り、手持ちでバッチリでした。土星も下記の通り、ミラーレス一眼でバッチリでした。中西さんの先見性には脱帽です。それにしても中西さんは36EDにすっぽりはまりましたね。分析すると「36EDは撮影者に潜在的に眠っている能力を思い切り引き出す魔力がある」のだと思います。そうでなきゃ、こんなに興奮しません。こんなに感動しません。こんなに喜びません。脳が体が喜んでいるのだと思います。まさに「望遠鏡の神様降臨」の瞬間です。
私もこの36EDを使っていると、痺れるような陶酔感に浸れます。まさに幸福感が体中を駆け巡るのです。こんな小さな機材で大きな機材を上回る画像が得られているのだ!という激しい高揚感。こんな望遠鏡は天文歴40数年の私も初めてです。子供の頃、もの凄く憧れた口径3~4cm位の海賊が使うような望遠鏡。例えばダウエル製のオリオン望遠鏡(懐かしすぎる!)。そんなコンパクトさでこれだけ写り、これだけ見える。子供の頃の夢がついに叶うのです。どうにもこうにも興奮が止まりません。

  P5031786st.jpg

 BORG36ED手持ち撮影による太陽黒点 D5フィルター52mm+36ED(直焦点)+絞りM42P1+E-M5ボデー 手持ち トリミング 撮影:中川昇 2013/05/03
<撮影者のコメント>D5フィルターを対物レンズの前面に装着しました。装着方法は中西方式以外にもいくつかありますが、36EDの本来のフードはもう少し外径が大きくなりフィルターネジが装備される予定です。にしてもこの作例です。準備から撮影までわずか3分で完了。手持ちですから、わずかな隙間時間で撮影が可能です。 P5021767st.jpg

BORG36EDによる土星 36ED+絞りM42P1+SD-1X+UW9 固定 ISO200 1/20秒 トリミング 撮影:中川昇 2013/05/02
<中川コメント>憧れの土星の環が簡単に写せます。わずか20倍ですが、トリミングすればOKなので、あまり拡大率にはこだわる必要がありません。むしろ低倍率なので土星の導入と追尾が楽で効率がよいです。黒点も土星も200mm望遠レンズでこれだけ撮れる時代が到来したのです。

<中川超総合コメント>
今日の作例画像はとてもインパクトがあると思います。モニターの中西さんがこれだけ気合を入れてレポートしてくれているというのは、モニターの義務と責任からだけではないということはあなたもお分かりかと思います。文章からほとばしる熱狂。熱情。趣味の世界にはこの熱がとても大事なのです。この機材はどれだけこのオレを熱中させてくれるの?夢中にさせてくれるの?そこが勝負なのです。スペックはその次なのです。

このGWは法事あり、介護あり、休日出勤あり、テスト撮影ありであちこちに飛び回っていますが、マイバックには常に36ED+E-M5が忍ばせてあり、あらゆる機会に撮影しています。今年のGWは天気に恵まれている方ですが、やはり夜は曇るパターンが多く、天体望遠鏡としてだけみると、やはり天気には勝てない、せっかく持ち出したのに威力を発揮出来ないとついつい愚痴が出てしまいます。

でも愚痴ると望遠鏡の神様に見放されますので、36EDに喜んでもらえるように、あらゆる対象に36EDを向けます。天体以外は天気に関係なく使用ができますので、36EDも喜んでくれます。そうするとごほうびに使用者に幸福感と高揚感をプレゼントしてくれます。おおよそ、こんな構図でしょうか?この善循環にうまくはまるように使用者が気をつければ、お互いにハッピーになれるのです。36EDはそのハッピーになる度合いがBORG史上最高のレベルに達しているようです。発売までまだ間がありますが、心の準備はしておいてください。

P.S.今日はご質問のメールが非常に多く、販売店からもオーダーがかなり届いていました。ありがたいことです。GW中は移動が多いので電車の中で読める本を数冊買いました。私は実はビジネス書オタクで大人になってから100冊以上のビジネス書を買って、気に入ったものは繰り返し読んでいます。この経験は今のBORGビジネスに大きく役に立っていますが、たまには小説でもと買ったのが話題の「永遠の0」ですが、これが実に面白い。全600ページのまだ半分もいっていませんが、全く飽きません。まさに夢中にさせてくれる小説です。作者が読者に対して熱情を持って書くと読み手には必ず伝わるものだと実感します。 私もこの作者に見習い、「私は誰のために生きているのか?」を問い続け、「BORGを通してあなたに幸せになって欲しい」という思いを持ち続けながら、このビジネスを遂行していきたいと考えています。今私はこのBORGを仕事に出来てとても幸せです。この状況に感謝します。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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