BORG WORLD 画像作例集

20121202-71FL+GR14x+EF2x+SD1_SDI0854_x2_2400pix.JPG

高解像度月面 BORG71FL+BU-1+7215+EF2倍テレコン+シグマSD1ボデー+TOAST-pro 2012/12/02 撮影:山田久美夫様(Digital Camera JP主宰・祝満13年目突入!)

※ご注意:この画像は、フルHDクラスのPCモニターでの等倍表示をターゲットに画像処理をしています。そのため、低めの解像度のモニターや等倍以上に拡大すると、ノイズだらけに見えてしまいので、ご注意ください。

<撮影者のコメント>
こんにちは。ちょっとご無沙汰しております。ブログ、毎日拝見しております。「BORG 125SD」、やっぱり、相当な実力のようですね。また、年内発売予定と告知されております「BORG89ED」もとっても期待しております。

早速ですが、先日、比較的気流がよさそうな日に「71FL」で月面を撮影しましたので、画像をお送りします。

撮影機材ですが、カメラボディーは「シグマ・SD1」。各社のデジタル一眼やミラーレスも一通り試しましたが、この切れ味と階調は独自形式のFOVEON X3センサーを搭載した「SD1」でしか得られないので、このボディーを愛用しています。ライブビューもなく、ピント合わせは超難しいのですが、それでも使いこなすだけの価値があるかなと思っています。

ただ、同機は解像度がきわめて高いものの、APSセンサーですので、71FLそのままの400mmでは、月が撮像できるサイズが小さいため、その解像感を生かし切ることはできません。そのため、倍率を稼ぐ工夫をいろいろ試してみました。

その結果、まず御社の「GR1.4x」を使い、マウントを一度EFマウントに変換して、キヤノン純正の2倍テレコンバータを装着。さらに、御社のマウント変換アダプターを使い、PENTAXマウントに変換して、SD1を装着して撮影しています。

撮影はRAW+JPEGで、RAWデータで撮影した、1枚の画像データから、いくつかの一般用画像処理ソフトを介してシャープ感を高める処理をしています(天体写真用のソフトはなにも使っていないのですが・・・)。

カリカリ過ぎる感じもありますし、ノイズも目立ってきていますが、PCモニターで等倍表示しながら、月面を探索しているような気持ちになれるように仕上げてみました。

正直、口径71mmの小型望遠鏡+デジタル一眼レフで、ワンショットで撮影した画像としては、けっこう、いいレベルかな?と思っています。「71FL」+「BU-1」での撮影ですが、脚部も普通のカメラ用三脚で、赤道儀もTOAST Pro+御社の片持ちフォークという気軽なセット。寝る前にさっと外に出して撮影できて、この仕上がりなら、十分に楽しめますね。

ということで、近々登場する「BORG89ED」、とっても期待しております!

P.S.今日は山田先生の凄まじい解像力の月面写真に脱帽です。実は最近、過去に掲載した山田先生の月面写真に関するお問い合わせがちょこちょこありまして、あまりにレベルが高いので私も回答に窮していたのですが、今日の画像でさらにお問い合わせが増えそうです。シグマSD1用のカメラマウントはないのですが、【5002】が近似のマウントで何とか使えるそうです。個人的にも興味のあるカメラなのですが、画像処理に自信がないので手を出していません。でも71FLでここまで写るのですね。さすがは山田先生です。

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