＜今回の撮影機材＞50FL＋7057＋7860＋オリンパスOM-D・E-M5ボデー　2012/04/01　撮影：中川昇　手持ち撮影　トリミング
1枚目：エナガ　ISO500 1/1000秒　２枚目：ヤマガラ　ISO2000　1/1250秒　３枚目：ヤマガラ　ISO2000　1/640秒　４枚目：シジュウカラ　ISO2000　1/4000秒　５枚目：キンクロハジロ　ISO1600　1/400秒　フラット　スポット測光　絞り優先AE　　　

＜中川コメント＞
今回もE-M5がいかに野鳥向きのデジカメか？ということの証明になる画像ばかりです。今回のエナガ、ヤマガラ、シュジュウカラ、キンクロハジロはどれも羽毛が非常に繊細で、微細構造を写し撮るのは至難の業なのですが、50FL＋E-M5にかかると魔法のように高い解像度の画像が量産できるのです。歩留まりは非常に良く、ほとんど失敗が無いのもこの組み合わせの特長です。まさに「マジックデジボーグ」の世界です。E-M5の主な使い勝手は以下の通りです。

＜E-M5の良い点＞
１．シャッター音は個人的にはかなり好みの音。
２．秒９コマの連写音は切れ味があって素晴らしい。
３．EVFも非常に見やすい。
４．ピント拡大機能は使いやすく、みやすく、ピンボケは起こしにくい。
５．背面液晶は非常にきれい。良く見えすぎるほど。チルト機能も便利。
６．ISO1600：90点、ISO3200：80点、ISO6400：70点はあげられるほど低ノイズ、高解像度。
７．ホールディングは非常に良い。バッテリーホルダーは品切れで未入手だが、さらに改善しそう。
８．２ダイヤル方式は画期的に使いやすい。最高。
９．５軸手振れ補正は非常に有効。EVFで効果が分かるのも嬉しい。
10．ローパスレスか？と思われるほど解像度が高く、かつモアレも出ない。
11．バッテリーの持ちも良い。 
12．タッチパネル搭載もありがたい。
13．個人的にはデザインは好み。パナの20/1.7が似合う。
14．アートフィルターは非常に優秀。アートフィルターブラケットも嬉しい。

＜E-M5の気になる点＞
１．EVFでの再生のやり方が非常に分かりにくかった。
２．再生ボタンが、かなり押しにくい。
３．各ボタンが小さすぎて押しにくい。
４．各ボタンが軽すぎて操作性はかなり悪い。
５．機能が多すぎて、取説なしでは使いこなしが不可能。
６．太陽面を写したときに謎のゴースト？が発生。→調査中→４月８日に再テスト。現象は再現せず。カメラの問題ではないと思われる。
７．月面の写りは、E-PL1の方がよいかも？→３夜しか試していないので結論を出すにはまだ早い。
８．トビモノには向かないが、これはミラーレスの宿命。連写の威力でカバーするか？

＜とりあえずのまとめ＞
基本的には、デジボーグ向き。トマリモノには、現行機でベストマッチ。やはり、ボディ内手振れ補正の威力は凄まじく、手持ち撮影に何の抵抗もない。三脚を使う気にはとてもならない。高感度ノイズも優秀で解像度も高く、操作性でケチをつけるところはあるにはあるが、長所が大きく上回る。野鳥のトマリモノ用としては、文句なしのおススメ機種。ただ、月、太陽には相性が良くない点があるように感じるので、今後要テスト。金環日食用のベストバイとは現時点ではいえないところが唯一の難点か？この辺は皆さんも気になるところだと思うので、今後検証していく予定。

P．S．昨日も今日も注文三昧で、さらに品切れが増えました。71FL金環日食セット、77EDII金環日食セットが完売、BORG本体もP25と60EDと125SDを除く全BORG（45EDII、50、50FL,71FL、77EDII）が金環日食には間に合わない状況になりました。申し訳ありません。最新在庫状況はこちらから。また、４月末発売予定のBU-1ですが、生産上の都合により、５月末に発売延期となりました。ご迷惑をお掛けしますが、ご了承ください。ご予約の受付けもまだ出来ません。

P．S．2 弊社のGW休みは４月28日～５月６日までの９日間です。期間中は出荷等ができませんので、このGW中にお使いになりたい方は、お早めに販売店にお申込みください。今年のGWは５月21日の金環日食を控えて、「品切れ祭り」になる可能性が非常に高いので、先手必勝を強くおススメします。それにしても、３日ぶりにブログの更新が出来て正直嬉しいです。ブログの更新が出来ないと禁断症状が出て気分が優れません。毎日更新するコツは、更新しないと居られない状況に自分を追い込むことです。BORGユーザー様からもたくさんの投稿画像が届いていますので、明日以降掲載予定ですが、明日も夕方に出かける用事があるので、明日の更新も怪しいかもしれません。ご了承ください。