<共通データ>
77EDⅡ(直焦点)+ 絞りM75【7075】 +YUETSU-27g 【9777】+ LMF-1【9868】+ M57回転装置DX【7352】 +7523 + 電子マウントアダプターM42-α(ヨックLENS) + α55 + KYOEI Micropoint-S + HP-1【5555】 + 三脚 1枚目: ISO 800, SS 1/1600、2枚目:ISO 800, SS 1/3200、3枚目:ISO 800, SS 1/2500、4枚目: システム(この写真ではテレコンが入ってます。ピンは箸先を切ったものを指で軽くねじ込んでいます←器材損傷防止のため撮影時のみ装着) 撮影:日向 正史様
<撮影者のコメント>
中川 様 いつもご指導いただきまして有り難うございます。カワセミの飛翔撮影に苦労しておられる方は多いと思いますが、77EDⅡと絞りM75そしてLMF-1というBORG製品の特長を活かし、多少の工夫を加えると合焦確率が高まることを実感していますので、ご参考になればと思い紹介させて頂きます。作例は、止まり木と採餌位置までの距離が12~13mの恵まれた条件で撮影したものですが、フレームの中央部に収まったショットは少なく、多くが大幅にトリミングしています。以下に撮影のポイントを列挙します。
1.距離にもよるが、フレームアウトを避けるためにBORGレンズの解像度の高さを信じて、焦点距離が短めの対物レンズを選ぶ。
2.被写界深度を上げるために、絞りM75【7075】を絞り込む。(私は晴天時55mmに設定しています)
3.LMF-1【9868】の粗動ダイヤル固定ビス用ザグリ穴にピンを差し込みレバーとして利用する。 粗動ダイヤルを回してレバーの頭が真上にきた状態でドローチューブをスライドさせて予想着水点付近に合焦させる。(レバーのセット位置は好みですが、撮影中に見る暇はないので指の感触でレバー位置が判ることがポイントです)
4.粗動ダイヤルと微動ダイヤルを調節して飛び出し前のカワセミに合焦させ、その時のレバー位置(角度)を指に覚え込ませる。
5. カワセミが飛び出したら連写を開始し、照準器で追いながら粗動ダイヤルを当初の設定位置まで回す。カメラから着水位置までの距離が予想より大幅にずれる場合は、ズレしろに応じて粗動ダイヤルの回転角(レバー位置)を調節する。カワセミが捕食又は水浴びして戻る時は粗動ダイヤルを逆方向に回す。 以上
<中川コメント>
素晴らしい飛翔画像と共に、これまた素晴らしいアイデアをいただきました。この方法は全く気が付きませんでした。特に3番がポイントですね。これなら確かに素早くフォーカシングが出来ますね。同じ場所で繰り返し飛翔する場合は、有効な方法だと思います。皆さんも参考にしてみてください。日向様、貴重な情報ありがとうございました。2枚目のアングルなど今まで見たことのないかわいいカワセミちゃんという画像ですね。お見事です。
P.S.昨日カワセミの画像を掲載させていただいた山田様から、お礼のメールが届きましたので、ご紹介いたします。「山田です。初心者のかわせみ写真をブログに掲載していただいてありがとうございました。上下の素晴らしい作品と同時掲載でちょっと気後れしますが、嬉しくて思わず家族にも見せてしまいました。それにしても同じページ上のアカゲラの写真の抜けの良さ。また、下の飛び物のかわせみの羽の美しさに見とれました。皆さん素晴らしいですね。残念ながら、横浜ではアカゲラにはお目にかかれませんが、近所にアオゲラは生息しているので、頑張ってみたいと思います。かわせみも、もう少し明るいレンズを手に入れて、ぜひ飛び物にも挑戦したいと思いました。マズイです。皆さんこうしてボーグ沼に嵌ってしまうのかも知れない...。こういう楽しさを提供していただけるTOMYTEC様に感謝しつつも、少ない小遣いの中で物欲が抑えきれるか心配な私でした。明日から昼飯のグレードをさらに落とさなくてはいけないのかも...。(^^)また、気に入った写真が撮れましたら、投稿させてください。今後ともよろしくお願いいたします!では、失礼します。」
P.S.2 こういうメールが一番嬉しいですね。どうか、さらにBORG沼にはまっていただければと思います。BORG沼はお金には変えられない幸福感を与えてくれますので、お互いの幸福のためにもはまるのが正解です。さらにBORG沼の環を広げていただければ、さらに幸福になれます。なにやら怪しい方向に・・・。実は今読んでいる本のタイトルが「長寿の秘密はときめき脳にあった」というのですが、この本の内容がBORG沼にピッタリなのです。そもそもデジボーグは頭も体も使いますから、もともと老化防止には適した趣味なのですが、カワセミちゃんを追いかけていると、皆さん実はカワちゃんにときめいてしまっているのです。カワちゃんに恋してしまっているのです。ここがポイントです。ゆえに皆さん生き生きとして、奥さんからも叱られることなく、安心してデジボーグに没頭できるというわけです。結果長生きする。しかも医療費も介護費用もかからない。なんという善循環なのでしょうか。ときめきを与えてくれるデジボーグが、今ならたったの10万円以下でスタートできます!どうです?元気に長生きできるなら、こんなに効率の良い投資はそうはないですよ。お客さん!というわけでやはり怪しい方向に・・・。
P.S.3 1月31日発売の「デジタルカメラ野鳥撮影術 プロに学ぶ 作例・機材・テクニック」の目次が公開されました。BORGを購入したら、まずこの本を入手しましょう。なぜか天文雑誌ではほとんど取り上げられない天体望遠鏡、BORGの素顔が野鳥のムック本で初公開されます。ここのところ毎回書いていますが、天文雑誌で「みんなが知りたい、BORGの使い方&楽しみ方大特集」等の記事を作れば、その号は間違いなく売れますよ。皆さん情報を求めているのですから。メーカーのサイトの一方的な情報だけでなく、他の視点から見たBORGがどう紹介されるのか?プロの編集者にかかるとBORGがどう料理されるのか?それだけでもワクワクしてきますが、まあ不思議です。
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