(1)ミニボーグ45EDII(直焦点)+キヤノンEOS40D ノートリミング 撮影:中川昇 2012/01/07 45EDII+APS-C機直焦点だと月はこんなに小さくしか写りません。しかし・・・
(2)ミニボーグ45EDII(直焦点)+キヤノンEOS40D (1)をトリミング 撮影:中川昇 2012/01/07 いざトリミングをしてみると伸びる伸びる、ピントが合っていてブレがなければそこそこよく写ります。
(3)ミニボーグ50FL(直焦点)+キヤノンEOS40D ノートリミング 撮影:中川昇 2012/01/07 50FLですと45EDIIよりも少し大きく写りますが、ノートリミングだとこんなに小さいのです・・・
(4)ミニボーグ50FL(直焦点)+キヤノンEOS40D (3)をトリミング 撮影:中川昇 2012/01/07 がしかし、トリミングしてみると、こんなによく写っていました。昨日は最悪の気流状態でしたが、そこそこ写っています。
(5)ミニボーグ45EDII(直焦点)+ペンタックスQ ノートリミング 撮影:中川昇 2012/01/07 そこで本命のペンタックスQの登場。ノートリミングでいきなりこの大きさです。
(6)ミニボーグ45EDII(直焦点)+ペンタックスQ (5)をトリミング 撮影:中川昇 2012/01/07 さらにトリミングすると十分な写りです。
(7)ミニボーグ50FL(直焦点)+ペンタックスQ ノートリミング 撮影:中川昇 2012/01/07 50FL+Qのノートリミングだと月も太陽もちょうど良い大きさに収まります。
(8)ミニボーグ50FL(直焦点)+ペンタックスQ (7)をトリミング 撮影:中川昇 2012/01/07 さらにトリミングすると、あんなにシーイングが悪いのに結構写ってしまうQマジックの威力発揮です。
<今回の撮影機材>●対物レンズ:45EDIIと50FLをとっかえひっかえ●鏡筒:各種延長筒+DZ-2【7517】を併用●接眼部:M57ヘリコイドDX【7758】とMMF-1【9857】の併用●雲台:片持ちフォーク式赤道儀【3101】●三脚:SW三脚【3305】
<中川コメント>
お客様からAPS-C機による月面や太陽面の直焦点撮影の作例写真が極端に少ない、というご指摘を受けて、さっそく昨晩の月面を撮ってみました。ノートリミングだと驚くほど小さい月ですが、ピントとブレに注意さえすれば、トリミングが余裕で可能なので、ご覧の通りのシャープさで表現することが可能になります。この辺は、過去の月面撮影の記事にもしつこく書いた「小さく撮って大きく伸ばせ!」の大原則が生きています。ただ、上のペンタックスQの作例を見ると最初から大きいほうがやはり写りも良いというのはあるようです。注意点は、作例では、片持ちフォーク式赤道儀【3101】を使用しているので、月面が日周運動で動いても簡単に追尾が可能ですが、通常のカメラ雲台ではすぐにファインダーの外に出てしまいますので、追尾が厳しいと思います。また、SW三脚はエレベーターが付属しているので、覗く姿勢が微妙に変えられて腰への負担も少なく大変便利です。
P.S.今回は月面ですが、金環日食もありますので、太陽面も同様にテストしてみます。カメラのセンサーサイズにより、同じレンズでもこのように写る大きさが大きく違いますので、混乱されている方も多いかと思います。フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズ、ニコン1、Qの5種類があればいいでしょう。ただ、これに各BORGの対物レンズを加えるとかなりの組み合わせになりますね。金環日食の撮影に赤道儀や微動雲台を使用しないならば、無理して拡大率を上げるのはおすすめしません。50FL+マイクロフォーサーズの直焦点あたりがベターのような気がします。いずれにしても色々とテストしてみます。
P.S.2 今日は予定通り、商品撮影が進みました。今日もご紹介した片持ちフォーク式赤道儀【3101】とミニボーグの組み合わせを様々な角度から撮影したのですが、これがカッコイイのと実用的でとても使いやすく、BORGの生みの親、宮崎さんはよく20年以上も前にこんな素晴らしいコンセプトの商品を開発したものだと感心するほどです。もし、BORG用の三脚や雲台に迷っているなら、この【3101】+【3305】の組み合わせをおススメします。
P.S.3 今日もオーダーはかなりいただいており、ありがたい限りです。業務は大量に残っているのですが、自宅でも出来る作業ばかりなので、今日はこれにて失礼します。それにしても、この勢い5月までは確実に続くのは確定しているので、体調に注意しなくてはいけません。そういいながら、昨晩はNHKのテレビの討論番組に引き込まれてしまい、4時まで起きていて、その後ベランダに出しっぱなしの45EDIIで土星を撮影していたら曇られました。一休みして出社している次第ですが、今の明け方の空は、土星あり火星あり水星あり月面ありで見逃せません。今月の星空の詳細はこちらから。土星の撮影はQで再度チャレンジする予定です。ボーグにはまると昼も夜も忙しくて寝る暇がなくなるのが欠点ですね。明日は野鳥撮影の予定です。
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