<共通データ>今回の撮影機材:ミニボーグ50FL+延長筒+7057+7860重連+延長筒+7000+5003+ニコンFT1+ニコン1V1ボデー 撮影:中川昇 2011/12/25 (上)ISO1600 1/500秒 (中)ISO800 1/800秒 (下)ISO100 1/320秒 全て半手持ち撮影 近距離仕様なので相当長くなっています。400×2.7=1080mmF8相当の望遠レンズになります。全体が非常に軽いので、手持ち、半手持ち撮影も十分に可能です。
<中川昇のBORG+ニコンFT1+ニコン1V1レポート>
簡単ですが、以下にレポートします。
1.FT1のお陰で、カメラマウントニコン1用【5015】では使えなかったAE(自動露出)が使えるようになった。
2.FT1のお陰で、スポット測光も使えるようになった。AE自体も正確で信頼できる。
3.FT1のお陰で、カメラマウントニコン1用【5015】では使えなかったピント拡大機能が使えるようになった。
4.ただし、液晶を拡大していくとドットが粗いのかピントの山が掴みにくく、強拡大時にはあまり役立たない。
5.ニコン1ならではの機能が使えない制限がいくつか残るので、全てクリアーというわけにはいかない。
6.FT1の三脚台座は便利。全体の作りも非常に良い。
7.FT1の価格が約2万円と安くないので、用途に応じて【5015】と選択する必要がある。
8.野鳥撮影用には、やはりFT1のAE可能は大きな武器。これだけでも価値あり。
9.天体撮影の場合は、【5015】で十分か?ただ、月面や太陽面の撮影には、FT-1が向いている。
10.ニコン1のフランジバックの短さを生かして、オールドレンズ遊びを楽しむなら【5015】になる。
11.ニコン1にはグリップが欲しくなる。グリップがあれば、手持ち撮影も十分に可能で、さらに用途が広がると思われる。
12.ニコン1のISO1600は常用可能。解像感もあり、その割にモアレも目立たず、優秀なセンサーであることが分かる。
以上です。結論としては、FT1は十分に価値のあるアクセサリーで、特に既存ニコンユーザーでニコン1を入手した方には必須のパーツだと思います。デジボーグには、用途に応じて【5015】と使い分ける、ということになるかと思います。FT1の登場により、ニコンの望遠レンズが売れるようになると思います。その先でさらにシャープなレンズが欲しい、となったときにBORGを買う方が出てくるのでは?と推測します。
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