今日２回目の更新です。１回目（ペンシルボーグ25のレポート）はこちら。

71ＦＬ＋絞りＭ57＋ＥＯＳ７Ｄ　撮影：トミーテック写真同好会Ｍ　2010/11/13-14

71ＦＬ＋絞りＭ57＋ＥＯＳ７Ｄ　撮影：トミーテック写真同好会Ｍ　2010/11/13-14

今回の機材　71ＦＬ＋絞りＭ57＋ＥＯＳ７Ｄ　

＜撮影者のコメント＞
・当日はくもりで結構暗かったので絞り量は15～20の間にしました。
・露光時間は1/125～1/160（天候の差がかなり激しかったので変動させています）

今回はレース周回数が通常の半分以下でさらに厚い雲とちょっと悪条件が重なっておりました。それで逆に集中したせいか全体的に締まった感じの絵になりました。通常は全体にピンをおくような感じでいたのですが、そうすると今度は全体的にボケるという状態になっていたので今回は頭にピンを置いて撮ってみました。今回は近距離の撮影が出来たので比較が出来ると思うのですが、カメラレンズと比べるとボーグの方がかなりシャープですね。

トミーテック写真同好会Mが熱く語る～レース写真について～　

＜撮り方(BORG使用までの)について感じたこと＞

撮り方については本当にそれぞれの思いがあって撮っていると思います。(当たり前のことですが)
これも当たり前ですが、マシンを「どうやって撮るの？」というと何もなければＡＦでの撮影になると思います。(自分もそうでした)はじめはそれですごく満足でした。何より自分でも綺麗に写真が撮れるんだという自信にも繋がりました。(一眼を持った時の率直な感想です)

それで回数を重ねていくごとに自分の写真と雑誌などに載ってる写真を見比べて次の構図はこうしよう、次は流し撮りをしてみようなど色々な撮影の幅が広がるようになりました。
一通りの思いつくところをやってみて、確実に自分の思い通りの写真が撮れる様になりました。ここまでに色々な人から撮影に関するアドバイスを沢山受けました。(やはり個人では限界の部分がありますよね)その時に機能をほとんど使用しないフルマニュアルの操作を勧められました。(大きな分岐点でした)またそれと同時に単焦点レンズの使用も勧められました。(スキルアップの一環でした)

現在のBORGの撮り方です。始めは全くと言っていいほど撮れませんでした。バランスもさることながら天候や場所にもかなりの影響されることがわかり、カメラの機能にかなり頼っていたのだなと感じたところです。(本当に現在のデジタル一眼はすごいです)
また、単焦点レンズもセットで進めて行こうと考えていたのですが、ここで知ったのは単焦点レンズがかなり高額なものだというのが分かりました(勉強不足な点もありました)ここで初めてBORGを使用し始めました。

最初は45EDⅡで撮影をしました。最初はボディのマニュアルと同様全く撮れませんでした。ボディ設定は大分慣れてきた時期に付けたのでこれはレンズによる難しさということでした。(今でも苦労しておりますｗ)
この時点でレンズのが原因なのではと思っていたときもありましたが色々話を聞いたところ単焦点レンズ自体が難しいということなので
根本的に望遠とは違うのだなと言うのを実感した時でした。(何から何まで素人で始めております)それで現在も試行錯誤で色々撮り方を変えながらやっております。

＜撮り方について＞
ここまで正直撮り方というより経緯として書いてしまいましたが、ここまでが基本的なカメラの構造を知ると言うことになっていたのかと思います。ここでレンズの根本的な性能というのに関わるのですが、撮影自体は正直単焦点とBORGレンズは全く変わりません。(多分ここが究極なのだと思いますが)となると撮り方次第になるのですが、ここで言う撮り方は自分が撮りたい位置がしっかりと定められるかがポイントだと思います。当たり前のことだと思われがちなのですが、特に流し撮りに関して言うと連写を使えばということも考えるのですが逆に連写を使うとうまく追えずぼける率が多いです。さらに熱中すると急いで撮らないという焦りが出てしまいやはりそれでもぼける原因になってしまいます。(自分はよくありました)
BORGは全てが手動操作なので自分の狙うところをしっかりと決めてそこに入ったら冷静にシャッターを切る。その基本作業だけで純正の単焦点と同等の写真が撮れる様になります。逆に両方を持ちたいと言う人には是非BORGから始めて上達した時に純正を購入というのも手だと思います。
なんといっても撮る基本は変わらないのですから。ピントを合わせ綺麗に入った時が達成感なのだと思います。なのでBORGを使うことで写真を撮るというイメージから写真を作るというイメージになっていくと感じます。
世に出ている趣味の世界と変わらず自分だけのものがカメラの世界で出来ると言うのがBORGの世界だと思います(大きなこと言ってすみません。個人的なイメージです)

※富士スピードウエイでは、先日のブログにも書きましたが、弊社のスタッフが現地でボーグユーザーに会うという珍しい場面がありました。その時の様子と作例画像がお客様のブログに紹介されていますので、掲載が遅くなりましたが、以下にリンクさせていただきます。どれもとてもよく撮れており、ボーグがカーレースに意外に向いていることに驚かされます。

◎ニスモフェスティバルその１　◎その４　◎その５　◎その６　

機材は77EDII＋絞りM57＋K5　あぁ、これも運命。

※ボーグによるカーレースの画像集はこちらから。 

※カーレースはシーズンオフに入ります。来年のスケジュールは追ってご案内いたします。私もいくつか撮影に行く予定です。