BORG WORLD 画像作例集

IMG_8957ss.jpg
かすみがうらマラソン AF コ・ボーグ36ED(詳細は文中)+EOS7Dボデー 撮影:中俣透様   

<撮影者のコメント>
中川昇様、スタッフの皆様、消費税関連業務でお疲れ様でした。AF コ・BORG36ED 一本を持って、土浦市で開催された「かすみがうらマラソン」に行ってきました。 野鳥だけを狙っていたのですが、あまりいいコスプレは見られなかったので、普通の写真を投稿します。

使用機材は玉抜きキャノンのEF 75-300mm USMに対物レンズを付け、キャノンのEF25エクステンションチューブを利用したAF対応スリムフラットナー[7110]を介してEOS7Dに取り付けています。今度のものは自動絞りを温存してあり、AFをコ・ボーグに最適化してありますので、操作性は非常に良くなっています。

150mほどの距離からフルマラソンのトップランナーを撮り始め、30mくらいまでの間で20枚ほど撮影して、95%合焦していました。至近距離からカメラ目線で投げキッスを贈ってくれた、可愛い小鳥ちゃんもバッチリです。 IMG_9175ss.jpg
今回の撮影機材:コ・ボーグ36ED中俣スペシャル(詳細は文中)、この画像はEL NIKKOR 75mm F4+M42ヘリコイドシステム+EOS 7Dボデーで撮影 撮影:中俣透様 

<撮影者のコメント>
添付した機材写真はコ・ボーグ36ED中俣スペシャルです。「中川スペシャル」を購入できなかったことと、自分の手になじまなかったことから製作したもので、キャノンのFD 50mm 1:1.4 の玉を抜いてヘリコイドと絞りを使用しています。左から コ・ボーグ36ED対物レンズ、M42ドローチューブ、[7843]で、これをFD 50mm先端の55mmフィルターねじに挿入して、フィルター枠で固定してあります。 後ろは穴を開けたレンズリアキャップを[7506]に押し込んでネジ止めし、[7523][4531]を介してスリムフラットナー[7110]、[5011]を介してE-M1と続きます。

開放絞り径が小さくて少し光量ロスがあり、少し重いのですが、オリンパスE-M1とのバランスが良くヘリコイドの感触も良く気に入っています。 合焦範囲は∞から1.5mで望遠マクロとして使えます。

<中川コメント>
中俣さんもBORGを使いこなしていますね。素晴らしいです。「AFコ・ボーグ」も「コ・ボーグ36ED中俣スペシャル」もBORGを知り尽くしているからこその構成だと思います。肖像権の関係で人物のアップの画像の掲載は避けましたが、どれもピントバッチリでした。ここのところ、AFボーグの問い合わせがまたまた急増しており、ボーグ入門者が増えていることを実感していますが、その点ではAFコ・ボーグの詳細も知りたいところではあります。1024-P4179642.jpg
福島県石川町の桜1 EL-NIKKOR 50mm F2.8+M42ヘリコイドシステム+オリンパスOMD/EM-5 F11 20秒 ISO400 撮影:山内壮介様
1024-P4179649.jpg
福島県石川町の桜2 EL-NIKKOR 50mm F2.8+M42ヘリコイドシステム+オリンパスOMD/EM-5 F11 20秒 ISO400 撮影:山内壮介様<撮影者のコメント>添付画像2枚は、昨年中川さんが美しいと言ってくれた石川町(SLFがおこなわれていた)の桜の今年の夜桜です。
1024-P4179609.jpg
花木畑の景色 miniBORG 60ED+×0.85レデューサーf298mmF9(自作絞り)+オリンパスOMD/EM-5 絞り優先A± 0 ISO:100 撮影:山内壮介様<中川コメント>さすがに山内さん、桜そのものの撮影もうまいですね。特に引伸ばしレンズによる桜は繊細かつ美しく、普通のカメラレンズにはない描写だと思います。自作絞りでその効果が分かると純正の絞りも決して高価ではないと気付くかと思います。
50mmF2[1].8(マクロ1).jpg
BORG50/2.8+M42ヘリコイドシステム+フジX-E1ボデー 撮影:中西直樹様50mmF2[1].8(マクロ5).jpg
BORG50/2.8+M42ヘリコイドシステム+フジX-E1ボデー 撮影:中西直樹様

<撮影者のコメント>
こんにちは、中川さん。中西です。引き伸ばしレンズ 50mm F2.8 レポート第3弾 マクロ編です。

これまでレポートしてきた機材構成でもそれなりに近寄れるので、花などの撮影も十分できます。しかし時にはマクロレンズ並みに近寄りたいこともあるかと思います。そこでBorgのカスタマイズ特性を生かし、今回はM42ヘリコイドS【7840】からM42ヘリコイド【7842】へ変更しました。無限遠の撮影はできなくなりますが、かなりクローズアップすることができるようになります。私のようにマクロ好きの方には、お勧めです!

一般的なレンズでも、接写リングを使用すれば物理的にマクロ撮影を行なうことはできます。しかし、実際には近距離では画質が落ちるものが多いようです。それらのレンズに比べ、Borg 50mm F2.8はそんなことはありません!近距離でも、開放から美しい描写を見せてくれます!もちろん、絞ることによって、よりシャープに表現することや、被写界深度を深くすることも可能です。

マクロで真面目に撮影する際には、AFは事実上使えません。被写界深度が浅いので自分の狙った位置に完璧にピントを合わせるには、マニュアルフォーカスが不可欠です。AFのマクロレンズもそのことを少しは意識しているようで、他のレンズよりはピントリングがよいものが付いている場合があります。それでも、感触がいまいちだったり、若干あそびがあったり、ピントの動きが大きかったり、納得いかないものが多いようです。その点、Borgヘリコイドは非常に滑らかで使い勝手がよく、個人的にはマクロレンズとしてだけでも存在価値があると感じています。

それではどうぞ、作例をご覧ください。ピントがあった部分のシャープさ、かつ、とても柔らかい描写と美しいボケに惚れ惚れします!相反する要素が融合しているようで、感動的な写りです!ただし、開放からF4くらいの間で撮影しているので被写界深度はとても浅く、撮影は意外と難しいです。逆を言えば、やりがいがあり思い通りの作品に仕上がった時の喜びはとても大きいです。

はまれば、プロが撮影した作例に勝るとも劣らないものが撮影できます。もちろん無風の時に、三脚で撮影するという手もありますが、個人的には手持ちのフットワークの軽さが好きです。できるだけ風がない日に、一対象につき数枚ずつ撮影すると、自分の思ったところにピントがきた作例をだいたい得ることができると思います。さらに、撮影時に余裕があれば、きちんと再生し画像を確認しておきたいところです。

引き伸ばしレンズの描写が素晴らしいので、このようにピントと構図、そして対象にさえ気をつければ、誰にでも素晴らしい作品が撮影できます。ぜひ、引き伸ばしレンズを、遠景だけにでなくマクロにもご使用になることをお勧めしたいと思います

<中川コメント>
中西レポート第3弾です。今回はマクロですが、実は引伸ばしレンズの最大の魅力はこのマクロ撮影時の解像度の高さだといわれています。これは引伸ばしレンズの本来の設計思想からも分かるかと思います。というわけで、マクロは引伸ばしレンズの性能の見せ所なのですが、寄るためには延長筒やヘリコイドを追加する必要があります。そこでBORGのM42ヘリコイドシステムが生きてくるわけです。04201.jpg
スペースシャトルセットA BORG50/2.8引伸ばしレンズ+M42ヘリコイドシステム+フジX-T1ボデー 撮影:弊社スタッフI04203.jpg
スペースシャトルセットA BORG50/2.8引伸ばしレンズ+M42ヘリコイドシステム+フジX-T1ボデー 撮影:弊社スタッフI04202.jpg
スペースシャトルセットA  BORG50/2.8引伸ばしレンズ+M42ヘリコイドシステム+フジX-T1ボデー 撮影:弊社スタッフI
kizai.jpg
今回の撮影機材:BORG50/2.8引伸ばしレンズ+M42ヘリコイドシステム(7841併用)+フジX-T1ボデー 撮影:弊社スタッフI

<撮影者のコメント>
以前から興味のあった技ミックスのスペースシャトルを組み立てました。この技ミックスシリーズはパーツ点数が少なく組み立てが簡単な割に細かい部分まで再現されている上、塗装や文字などのマーキングもされています。折角なのでBORG引き伸ばしレンズを使ってマクロ撮影チャレンジです。

撮影は机の上で作品とカメラの距離も近く、ピント合わせにはM42ヘリコイドS【7840】ではなく長いM42ヘリコイドL【7841】を使いました。無限遠は出ませんが、室内でのブツ撮りには手頃で使い勝手が良く、引き伸ばしレンズでのマクロ撮影で活躍してくれました。

結果はまずまずの仕上がりで、撮影ブースもなく背景に手元の厚紙をかざした程度なものの、シンプル操作の引き伸ばしレンズのお陰で撮影に集中出来ました。パーツを組み替えるだけで風景撮影から小物のマクロ撮影までこなせる引き伸ばしレンズは、思ってた以上に"使えるレンズ"だと実感しました。

<中川コメント>
弊社開発スタッフIのレポートです。スペースシャトルが実にリアルに描写されています。このリアルさとX-T1と組み合わせたときの痺れるようなカッコよさは何でしょうか!中西レポートにもあるように、引伸ばしレンズの真骨頂はマクロにあります。今日は、来期以降の新製品の打ち合わせがあり、BORGとしてカメラレンズ業界に参入するにあたり、他にどんな方向性が考えられるだろうかという議論になりました。その中でBORGらしい方向性が見えてきたので、今後のBORGカメラレンズシリーズにもぜひ注目してください。BORGのレンズ以外使う気が起こらないような魅力のあるラインナップにするのがBORGの目指すところです。ご期待ください。

P.S.長期品切れしていた人気商品、78617410が少量入荷しました。現在即納です。7861は万能なヘリコイドとして大変な人気です。7410は火星や土星が接近中なので、こちらも大人気です。71FL(BK)も人気集中のため、6/中以降納期となりました。ご注意ください。

P.S.2 バーダーショップフジノさんのブログには、相変わらず連日素晴らしい画像が掲載されていますが、中でも50FL+ニコンV2によるツバメの飛翔画像には驚きました。こちらから。さすがは藤野さんです。BORGでトビモノを撮ることは困難なことには違いないが、撮れた画像を見るとチャレンジしないわけにはいかない、男気を起こさせる道具だということが良く分かります。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 

カテゴリー
バックナンバー
ページトップへ戻る