これまではファーストショットのボディを中心にご覧いただきましたが、
今回は、足回りをクローズアップしてお届けしましょう。 |
2006.12.14up |
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モ510形には日本車輌製の「MCB-1」という台車が使用されていました。
この台車は 戦前に製造された私鉄車両に多く使われていたブリル社製のものを模して作られたものでした。
製品では、弓形をした特徴ある台車枠も的確に表現しており、板バネやコイルバネなど、細部のモールドもシャープに仕上げています。 |
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市内・郊外直通の「インターアーバン」を前提に設計されたモ510形は、高速電車規格に則った高床構造が採用されました。
路面線での使用も考え、路面からの乗降用に車外側面にドアステップが設けられていました。
このステップは後年の改造でドアが自動化された際、ドアの開閉に連動した自動折り畳み式とされ、また鉄道線用の引き出し式補助ステップも追加されました。
製品ではさすがに機能面まで再現は出来ませんが、外観上の雰囲気はなかなか良く捉えていると思いませんか? |
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国鉄型などの車両を見慣れた眼には、床下機器がずいぶんコンパクトに感じます。
床下機器パーツは一体成型で、側面の機器類だけはでなく、側面からはほとんど見えないところまで、しっかりと表現しています。
目立たない部分ですが、模型だと床下もひっくり返してじっくりと見てしまいますものね。
さらに、車体が小さいので、走行性能を確保するために床下の基部はダイキャスト製としています。 |
早いもので今年も残りわずかとなりましたが、
HO情報室は年内にもう一回お届けする予定です。
どうぞ、お楽しみに!! |
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