実車の高松琴平電気鉄道3000形は、車体全周にわたるウインドシル・ヘッダー(車体窓の上下にある金属製の補強板)や無数のリベット、行灯式の尾灯など、現代の車両にはない無骨なディテールが随所に見られます。また、屋根の前後端の形状は丸みを帯びており、一見平らに見える前面部も、実は横方向へ緩やかな曲面を描くなど、大正生まれの電車らしい表現をたたえています。
模型においても、これらの特徴を余す所なく繊細に表現しています。写真はまだパーツが何も付いていない状態ですが、設計時の3D CAD図、「
VOL.1」の実車写真を併せてご覧になり、完成時のフォルムをご想像ください。