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2008.9.11up 
高松琴平電気鉄道は、香川県に琴平線、長尾線、志度線の3つの路線を持つ鉄道会社です。
戦後の復興期以降、輸送力増強のために他社からの譲渡車両が多く投入されたことから、各地で活躍した車両が多数在籍し、“動く鉄道博物館”とも呼ばれていますが、戦前は自社発注による車両も製造されていました。
高松琴平電気鉄道3000形は、「琴平線」の前身である「琴平電鉄」が、1925(大正15)年の開業に際して日本車輌に自社発注した車両で、計5両(300・315・325・335・345)が製造されました。
同形は15m級の半鋼製車で、前面は貫通式、登場時は床下にトラス棒を装備しており、両端の戸袋窓には、当時流行していた楕円窓が採用されていました。
その後の更新工事により、特徴的な楕円窓などは姿を消し、塗色変更などを経て、約80年にわたって活躍してきました。
1990年代末より廃車が始まり、2007年8月、315の運用離脱を以て、全車が定期運用から離脱、トップナンバーの300のみが「レトロ電車」としてイベント用に残りました。
なお、300は2003(平成15)年に両端の戸袋窓を登場時の楕円窓に復元し、塗色もチョコレート色とアイボリーの旧型車色に変更されています。
製品は、2000(平成12)年頃の同形を再現、好評発売中の『名古屋鉄道モ510形』と同様、“1両から気軽に楽しめるHOゲージ”をコンセプトに単行でR215の小型カーブ走行にも対応する予定です。
photo ファーストショットです!
近年の車両も良いですが、それとはひと味もふた味も違うこの素朴さが魅力的ですよね。
情報室では『琴電3000形』をじっくりご紹介していきますので、ご期待ください。

今月は『JR EF66形(前期型・JR貨物新更新車)』が発売予定です。
次回の情報室も、どうぞお楽しみに!
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