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急勾配対策として、特徴的な台車を履くEF63形。
続いては、その足回りと製品のギミックをご紹介いたします。
2012.07.26up

photoEF63形は、急勾配を安全に走行するため、台車も特殊な仕様となっています。車端部のDT125形台車(写真上)をご覧ください。勾配の途中などで列車を長時間停車させる場合の対策として、転動防止ブレーキ装置と電磁吸着ブレーキを装備しています。前者は圧縮空気の漏出により、空気ブレーキが効かなくなった場合に、ブレーキが緩まないようにするための装置です。後者は電磁力により、車輪間にある制動靴をレールに吸着させて制動力を得るブレーキです。さらに、中間部のDT126形台車(写真下)には、台車右側に速度検出用の遊軸装置が取り付けられ、動輪が空転した場合でも安定して速度を検出できるようになっています。製品では、そうした特殊な装備を持つ特徴的な台車を、大型のブレーキシリンダー、逆ハリンク式の引っ張り梁(はり)に至るまで、的確に再現しています。
中間台車の下面をご覧ください。前述の速度検出用の遊軸装置は、実車同様に回転可能な構造となっており、動輪と一緒にレール踏面を回転しながら走ります。このように細部までしっかり作り込むことで、外観のリアルさに加えて実感的な走行シーンをお楽しみいただけます。 photo
photo碓氷峠を再現するうえで欠かせないのが、連結させて走る車両です。トミックスからは、その車両としてふさわしい『489系』や『115-1000系』が発売中ですが、車種によって走行スピードが異なる場合があります。そのため、製品では連結相手の速度に近づけられるように、3段階の速度調節機能を備えています。また、付属の分割式のウエイトを使用し、機関車の重量を増やすことで長編成列車のけん引にも余裕を持って対応できるほか、機関車模型としての重量感もより一層引き立ちます。さらに、ヘッド・テールライトは、重連運転や編成後部への連結を考慮して、エンド単位で設定可能な「ON・OFFスイッチ」を搭載しており、点灯、消灯が選択できます。『489系』などとの協調運転はもちろん、さまざまな車両との連結シーンをお楽しみください。
〜イベントのおしらせ〜
8/1〜8/6 第34回鉄道模型ショウ2012
   於:松屋銀座 8階イベントスクエア

8/17〜8/19 第13回国際鉄道模型コンベンション
   於:東京ビッグサイト 東4ホール

皆様のお越しを心よりお待ちしております。
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