好評発売中の『E231-500系(山手線)』に
オール4ドア車の編成を再現できる『増結セットC』が新たに加わります。
今回は、そのディテールをご覧ください。
2015.03.26up
2002(平成14)年に登場したE231系500番代は、山手線のホームドアの設置に伴い、2010(平成22)年から2011(平成23)年にかけて編成の組み換えが行われました。6ドア車のサハE230形500番代2両は、7号車がサハE231形600番代(以下600番代)に、10号車がサハE231形4600番代(以下4600番代)へとそれぞれ置き換えられ、現在はオール4ドア車で運行されています。これは、線路のリフレッシュ工事などで西日暮里〜浜松町間は京浜東北線の車両が山手線を走行する場合があり、駅に停車した際にオール4ドア車である京浜東北線のE233系とドアの位置を合わせるためのものです。
新製された600番代と4600番代は共に、E231系に代わる新標準形式のE233系をベースに設計されながらも、外観上に大きな違いが見られます。600番代は既存のE231系500番代に近い外観を保っていますが、4600番代はE233系と同様、ドア窓が角張った形状となっています。また、10号車で使用される4600番代は、10両編成の京浜東北線では先頭車の位置に当たります。そこでドア間隔が異なる先頭車の運転台側のドア位置に近づけるため、4600番代の11号車寄りのドアを9号車側に寄せてあり、変則的なドア配置となっているのが特徴で、車端部の窓配置も小さいものが2つ並んだ独特のデザインとなっています。
製品では、この4ドア車の600番代と4600番代の2両をセットにした『増結セットC』を新たに発売いたします。付属の転写シートには、ホームドア対応で側面窓上に付加されたドアコック表示などを盛り込み、6ドア車2両から置き換え後の姿を再現することができます。また、今回の『増結セットC』の発売に合わせて、
基本セットと増結セット2種、単品2種
を同時再生産いたします。
サハE231形600番代とサハE231形4600番代は車体だけでなく、台車にも違いが見られます。600番代は、6ドア車のサハE230形500番代からの流用分も含むTR246形台車(写真左)であるのに対し、4600番代は、E233系に準じたTR255形台車(写真右)を採用しています。
製品は、4600番代のTR255形台車を新規製作し、2形式で異なる台車も作り分けており、色も実車に合わせてダークグレーで再現しています。
E231系500番代のスカートは、登場時はフラットな形状(写真左)でしたが、2007(平成19)年頃より後退角の付いた強化型(写真右)に順次交換されました。
新発売の『増結セットC』には、強化型スカートのパーツが付属していますので、登場時をプロトタイプとした基本セットの両先頭車のスカートを取り替えることで、換装後の姿を再現することができます。
新旧どちらの編成も再現可能となった
『E231-500系(山手線)』
。
お好みの時代の姿を再現してみてはいかがでしょうか?
今回は2ページ同時にアップしています。
引き続き
『E231-0系』
もお楽しみください!!
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