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ご好評いただいております『E231-0系』。
今回は、その第2弾となる『常磐・成田線』の見どころを
実車紹介を交えてご紹介いたします。
2015.04.23.up

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 E231系0番代の常磐快速・成田線用のグループは、103系の置き換え用として、2001(平成13)年より製造が開始されました。当初、帯色はラインカラーであるエメラルドグリーンのみでしたが、同じ緑系の帯をまとう常磐緩行線の203系などとの混同を避けるため、2002(平成14)年の営業運転開始までにウグイス色の帯が追加され、乗務員ドアもラインカラーが貼り付けられました。同グループは、中央・総武緩行線用が6ドア車を組み込んだ10両編成なのに対し、オール4ドア車の10両基本編成と5両付属編成で構成され、常磐線では基本編成に付属編成を連結した最大15両編成、成田線では10両または5両編成で運用されています。「上野東京ライン」が開業した現在は、上野から先の品川まで足を伸ばしており、東海道本線でもその姿を見ることができます。なお、この「上野東京ライン」開業に合わせて、中央・総武緩行線用の一部が常磐快速・成田線に編入され、その穴埋めとして山手線用のE231系500番代の一部が中央・総武緩行線に転用されるなど、同じ系列内で移動が行われています。
 製品は、両先頭車とモハユニットによる4両基本セット、モハユニットのみの2両増結セット、単品でサハE231形0番代をラインナップしています。これらの組み合わせにより、基本編成と付属編成のどちらも再現することができます。
photo 常磐快速・成田線に投入されたE231系0番代は、中央・総武緩行線の同番代と異なり、前面のFRP部分は白色となりました。また、編成の増結や解結を頻繁に行うため、基本編成の取手・成田側と付属編成の両方の先頭車は電気連結器を装備しています。付属編成の両先頭車が電気連結器を備えているのは、付属編成どうしを併結し、10両で運用できるようにするためです。
 製品では、先頭車はいずれも電気連結器を装着している状態としていますが(写真左)、電気連結器部分を切り取り、基本セットに付属のスカートと交換することで、基本編成の上野・品川側の先頭車を再現できます(写真右)。
 常磐快速・成田線用として製造されたグループに搭載されるパンタグラフは、すべてE231系で標準採用されている角形アームのPS33B形となっており、製品でも、同じ0番代ながら丸形アームのPS33D形搭載車をプロトタイプとした『総武緩』との違いを作り分けています。前後で異なる碍子の数や配管類の形状はもちろん、実物さながらのリンク機構に至るまでこだわり、見栄えと機能を両立させています。 photo
「上野東京ライン」が開業し、注目を浴びている常磐線。
迫力ある15両編成から手軽な5両編成まで幅広くお楽しみいただけます。
次回の情報室もお楽しみに!
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