いよいよ発売となる『E231-0系(常磐・成田線)』。
今回も引き続き、見どころをご紹介いたします。
2015.05.28.up
先頭車の連結器をご覧ください。貫通編成のみの中央・総武緩行線用では、一般的に見られる密着連結器が採用されています(写真左)。これに対して、編成の増結や解結を頻繁に行う常磐快速・成田線用では、電気連結器が装備されているだけでなく、連結器の形状も横幅が狭く、胴受けが湾曲したタイプ(写真右)となっています。また、電気連結器を装備しない点を除き、基本編成の上野・品川側の連結器も、胴受けの形状は統一されています。このように同一形式内でも細部に違いがあるのは、「一般形電車」としてさまざまな仕様が存在するE231系の特徴と言えます。
製品では、こうしたところまで作り分け、連結器、胴受けに至るまで新規で製作しました。
先頭車の号車番号周りをご覧ください。JR東日本では、サービス向上を目的として、普通列車の車いすスペースに、国土交通省が2014(平成26)年3月に定めたベビーカーマークを、同年8月から順次掲出するようになりました。
製品でもこうした実車の変化に対応し、先に発売しました『E231-0系(総武線)』共々、基本・増結セットに付属する転写シートには、「ベビーカーマーク」も盛り込んでいます。
2015(平成27)年3月のダイヤ改正で、「上野東京ライン」が開通し、常磐快速・成田線用のE231-0系は運用範囲が品川まで延長されました。そこで、製品に付属するシールにも、常磐線や成田線に加えて「上野東京ライン」の要素も盛り込み、現在の姿を再現することができるようにしています。なお、同ラインの開業により、東海道本線や東京総合車両センター田町センターの留置線では、製品でも発売中の『
285系(サンライズエクスプレス)
』と顔を並べる光景も見られるようになりました。これまでにはなかったこうした列車どうしの組み合わせもお楽しみいただけます。
JR東日本の通勤・近郊形電車の新しいスタイルを確立し、
現在も最前線で活躍を続けるE231系。
次回からは『EH200形』の情報をお届けする予定です。
どうぞお楽しみに!
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