TOMIX HO情報室
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先月発売いたしました『DF200形』。
まだまだ見どころ満載です。
今回は、各部の特徴をご紹介いたします。
2017.06.29up

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 DF200形の前面部は、試作機の900番代では、EF210形のような3面構成となっていましたが、量産型の0番代からは「く」の字型の2面構成となりました。ライトケースは「く」の字の頂点部分を切り欠く形で配置されており、同形特有の表情となっています。0番代(写真左)では、ライトケース両端の切り欠き断面が頂点に向けて広がるような造形となっていますが、100番代(写真右)ではナンバー部分の有効長を広げるため、垂直に立ち上がるデザインとなっています。
 製品でも実車のフォルムを大切に、ライトケース周りの造形も作り分けています。
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 台車は軸梁式のボルスタレス台車を採用し、両端がFDT100形(写真左)、中間がFDT101形(写真右)となっています。ディーゼル機関車ですが動力伝達方式が電気式のため、台車は電気機関車と同じ機構をしており、車輪間の下部には「Z形けん引梁」が見えます。車輪径は910mmで、一般的な電気機関車に比べて小半径となっており、ディーゼル機関車の特徴も受け継いでいます。箱形で車体長が長く、床の高さが低い上に屋根上カバーも手伝って、全体的にどっしりしたイメージに見えるのではないでしょうか。
 製品でも小半径の車輪を採用し、Z形けん引梁はもちろん、FDT100形では横方向だけでなく縦方向にも取り付けられたダンパーに至るまで、可能な限り再現しています。
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 DF200形の特徴として、運転台側の乗務員ドアが車体中央近くに設けられていることが挙げられます。これは、運転室の防音や防熱効果などを考慮した設計とする上で、制御機器等の設置スペースが運転席後部まで迫っており、運転室の広さを確保するためのものです。
 製品では左右で位置の異なる乗務員ドアの配置はもちろん、運転台のブレーキハンドル2本とマスコンハンドルをモールドで再現しており(写真左)、窓越しに見える室内を実感的に演出しています(写真右)。
大きなボディで重厚感あふれる『DF200形』。
赤の塗装も相まり、その存在感は格別です。
次回の情報室もお楽しみに! 

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