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3回目の583系情報室も中間車特集。
今回は、普段目にしないようなこだわりポイントも含めてのご紹介です。
通をもうならせる一品!?
どうぞご覧ください。


583系中間車の見どころ!(塗装済み試作 第二弾)
583連結部 前回の情報室で、中間車の客用ドア側貫通路には引き戸がないとご紹介しましたが、実は右のサロ581だけには、運用上の都合で扉が設置されています。この事は、形式図上では確認出来るものの、「なぜサロだけ?」という疑問もあり、実車を目で見て確証を得るまで金型製作に踏み切れません。しかし、普段編成中間に隠れてしまう部分な上、連日上野駅に583系が姿を見せた時代と違って容易に実車確認も出来ず、結局関西出張する羽目に・・・。
583系各車は番台区分こそ無いものの、増備時期により床下機器配置等に違いがあります。企画当初は「実車も基本設計が485系と似通うだけに、流用できるパーツは極力流用して・・」と考えていました。しかし、このモハネ582などは、モハ484の床板パーツを流用すると、ごく少い両数のグループしか再現できません(主整流器の形式が違います)。「走らせれば分からない」程度の違いですが、“床下フェチ”を自称する担当としては見逃せません。結局モハネ582(T)に新規金型を投入し、M車とはバージョンを変えるという何ともマニアックな構成としています。
583-485床下比較
サハネ581側面 サハネ581の側面アップです。中・上段寝台の小窓や車側表示灯などのディテールが良くお分かり頂けると思います。また客室窓には、裏側からベネシアンブラインドを装着可能な設計になっています。詳細は次回以降の情報室でご紹介しますので、お楽しみに!
485系に比べ、窓ガラスのディテール範囲が広い583系では、パーツの成型時の条件が変わると平面性が損なわれたり、パーツ全体の仕上がり寸法が狂ったりするため、生産時の調整には特にシビアさが要求されます。

次回の情報室では、より精度を高めた金型でのテストショットをご紹介予定!
ご期待ください!!

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