発売間近の『JR24系24形特急寝台客車(あけぼの)』
今回は、オハネ24形550番代とスロネ24形をご紹介いたします。
2011.11.17
B個室寝台(ソロ)のオハネ24形550番代は、オハネ24形0番代を種車に改造され、1991(平成3)年に登場しました。同番代の特徴は、中央に通路を設け、その両側に上下2段の個室をレールと同じ向きに配置したことで、これは定員が少なくなるという「ソロ」の欠点を抑えるため考慮されたものです。その結果、通路を車側部に配したそれまでの「ソロ」の定員が最大20名なのに対し、同番代は28名となっています。
製品では、レールと同じ方向に並ぶ特徴的な個室を、実車のベッドカラーをイメージした別パーツで実感的に再現しました。
ベッドに付く背もたれは同パーツで、下段にせり出した上段の階段や折り畳み式テーブルはモールドで再現するなど、内装も作り込んでいます。
A個室寝台(シングルDX)のスロネ24形は、オロネ24形、オハネ24形を種車に改造され、オハネ24形550番代と同じく1991(平成3)年に登場しました。1両に個室が11部屋設けられ、室内には洗面台やAV装置が完備されており、茶色を基調とした落ち着きのある内装となっています。ベッド上方には折り畳み収納式のベッドが設置されており、2名で1部屋を利用することもできます。また、ベッドと反対側の壁には、隣の部屋へ繋がる扉があり、扉を開けて2部屋続きとすることで、最大4名での利用が可能となっています。
製品では、ベッドは実車をイメージした茶色の別パーツとし、洗面台はモールドで再現しました。写真では見えませんが、通路側のドア部には細密な印刷を施しています。通路側のドア部のイメージは、「
14系15形(富士・はやぶさ)VOL.3
」の上段左の写真をご覧ください。
実車のオハネ24形550番代とスロネ24形の室内灯には白熱灯が用いられており、スロネ24形はシックな内装とも相まって、高級感ある車内の雰囲気を演出しています。そこで、製品でも実車同様に白熱灯の明かりを再現できるよう『室内照明ユニットE(電球色・6個入)セット』を発売いたします。このオプショナルパーツを使用することで、作り込んだ車内のディテールが、やさしく暖かな電球色の光に浮かび上がり、より実感的になります(写真左はオハネ24形550番代、右はスロネ24形)。他形式には、発売中の白色タイプの室内照明ユニットを使用することで、白熱灯と蛍光灯の明かりが混在する「あけぼの」編成の、印象的な夜間シーンをお楽しみいただけます。
発売中の『EF81形』や『EF64形1000番代』と合わせて
「あけぼの」を再現してみてはいかがでしょうか?
次回は『155系修学旅行用電車』をご紹介する予定です。お楽しみに!
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