中秋の名月（2017/10/04）　BORG71FL（直焦点）＋パナソニックGX7MK2ボデー　手持ち　撮影：中川昇

■パナソニックGX7MK2・デジボーグ使用レポート　　　
＜GX7MK2の良い点＞
◎解像度が高い：ローパスフィルターレス。カワセミの羽毛解像にも月面撮影にも向いている。
◎安い：ズームレンズ付きで実売5万円台。
◎EVF内蔵：ピント拡大の倍率も十分。EVFの見易さもこの価格なら合格点。
◎手ぶれ補正：BORGでボディ内手ぶれ補正が有効。効きも十分。手持ち撮影がお手軽に。
◎電子シャッター付：シャッターブレなし。カワセミの羽毛解像や月面のクレーターの撮影に有効。
◎液晶がチルト：天体撮影に有効なチルト式液晶モニター。BORG向き。
◎高感度ノイズ：ISO1600まで有効に使える。
◎４Kフォト：この価格で4Kフォト搭載。動画もOK。
◎Lモノクロームが良い：芸術的な写真も撮れる。
◎キットのズームレンズが良い：薄型で意外と良く写る。中川は3本も持っている。
◎小型軽量：ボーグとの相性抜群！JPEG撮って出しで十分な解像感が得られる。
◎タッチパネル：やはり便利。鼻の頭で背面液晶に触れるだけでEVFのピント拡大が可能。

＜GX7MK2の悪い点＞
◎バッテリーの持ちが悪い：感覚的に他のパナ機の半分以下しか持たない感じ。
◎バッテリーが外れやすい：バッテリーの蓋を外すとバッテリーが勢いよく飛び出る！
◎EVFがやや見にくい：コスト的に大きな期待は禁物。
◎ホールディングがやや悪い：グリップがもう少し良いとベター。
◎そろそろ生産中止の噂も。新品の在庫は僅少？

GX7 MK2のカスタム例：最近のGX7MK2の作例はこのカスタム内容で撮影していることが多いです。

36EDパンダ仕様＋7110＋GX7MK2ボデー　美保の松原にて　撮影：中川昇
＜中川コメント＞
ボーグ用のミラーレスが1台欲しい。しかも、ふだん使いや散歩用も兼用したい。あわよくば、ボーグらしい高解像の画像を得たい。という方にお勧めの1台です。

P.S.ようやく中間決算の棚卸も終わり、通常モードに戻りつつあります。昨日の中秋の名月はとてもきれいでしたね。横浜では快晴になった時間帯もあり、GX7MK2で楽しく撮影ができました。昨日の検索ワードのTOPに長く中秋の名月があったのは皆さんの関心が高かったのですね。次の月絡みのイベントは10/10のアルデバラン食と10/27の月面Xです。まだまだ楽しみが続きます。本日、最新在庫表を更新しました。BORGのセット品の多くが10/末の納期となりました。こちらから。貴重な55FL＋7880の在庫はこちらにあるようです。

P.S.今日10/5発売の星ナビ11月号の星ナビギャラリー（読者投稿のコーナー）に8/21の北米皆既日食の作品が掲載されていますが、その中でボーグによる入選作品が何と6点もあります。機種も45EDII、50FL、55FL、71FL、77EDII、107FLと多岐に渡っています。いかにボーグが日食向きの機材なのかを物語っています。今月号は他にも興味深い記事がたくさん掲載されているので、ぜひ星ナビを買ってみてください。

P.S.2 10/7(土)～9日(月・祝)は、福島県田村市滝根町の星の村天文台においてスターライトフェスティバルが開催されます！ボーグは出展しませんが、協栄産業さんが出展されます。同時に隣接するあぶくま洞でも10/7～10/8にイベントがあるようです。

P.S.3　天気が心配ですが、明け方の空に金星と火星が大接近します。また、ISSが来週半ばから夕方の空で見ごろになります。