BORG WORLD 画像作例集

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ミニボーグ50作例3態 ミニボーグ50マルチフラットナ―1.08×DG【7108】+オリンパスEM-5MKIIボデー 撮影:山内壮介様

<ミニボーグ生みの親:山内さんのコメント>
中川様。ミニボーグ誕生15周年おめでとうございます。 誰も祝ってくれないので、せめて生みの親の私が(笑) 元祖ミニボーグ50もついにカタログ落ち? HPではミニボーグ50 対物レンズのみ予約受付中になってるので まだまだ現役なのか微妙なところですが・・・。 発売された8月の早い時期に送ろうと思ったのですが 全然晴れなくて(東北は連続雨天の記録になりました)、 先日やっと晴れてなんとか間に合いました(^^; アクロマートレンズの美しいニジミ画像をお届けします(なかなか理解されませんが)

星景などではにじみ星野とかソフト系のフィルターをつけてわざとニジますのに 星雲星団だとレンズ収差が嫌われる不思議。 シャープなEDレンズではでにくい、恒星の明暗や星の配列が強調されて 星団の撮影に向いていると思うのですが・・・。

なんにつけ15周年おめでとうございます。 発売当初、こんなに小さいのによく見える+本格的なシステムマチックの驚きがありました。 それは現在のミニボーグシリーズにも受け継がれ、 こんなに小さいのによく写る。 更にこんなに小さいのに明るい!という いつも驚きがあります。 次の節目の20周年にはどんな驚きがあるのか楽しみです。 進化とともに元祖の50アクロもしっかり残っていたら幸いです。

別件ですが、ボーグで遠方から花火を狙ってみました。こちらから。やってみたら意外と面白かったです。

<中川コメント>
ミニボーグ50は2002年8月に発売されました。この9月で丸15年です。恥ずかしながらミニボーグ生みの親である山内さんに教えていただくまで気が付きませんでした。ミニボーグ50の発売前後のあの驚きは今でも脳裏に焼き付いています。このミニボーグであと10年は食っていけると確信したものです。事実その通りになりました。名レンズ50FLや71FLを生み出す基礎になった重要なレンズですから。このミニボーグ50対物レンズですが、一時期社内で生産中止が検討されましたが、意外な用途でまとめ注文があり、とりあえず生産継続が決まりました。納期は今のところ未定ですが、予約は可能です。フードの仕様が変わるなど、一部仕様変更はありますが、大切なレンズなのでなるべく延命を図りたいと考えています。その後どうなるかは神のみぞ知るですが・・・。それにしても万能補正レンズのマルチフラットナ―1.08×DG【7108】はミニボーグ50ともこんなに相性が良いのですね。今回の山内さんの作品で再認識しました。
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BORG107FL中西レポートとその機材(BORG107FL+カールツアイス双眼装置)

<中西さんのレポート>
BORG107F公開レポート 第80弾 双眼装置 観望編です。BORG107FLがあまりにもよく見え、とてもお気に入りなので、思わず(笑)カールツァイスの双眼装置を購入してしまいました。 Borgでも取り扱っている、笠井製のBS双眼装置の購入を検討しておられる方に参考になる点があるかと思いますのでレポートします。もちろん、Borgを利用した単眼の観望も非常に楽しいので、多くの方の参考になれば幸いです。

まず、双眼装置の使用でよく問題になるのが、光路長の問題です。双眼装置単体で10cm程度必要なので、他社の望遠鏡だとピントがでないことが多いようです。 その点、自由自在に組み替えできるBorgは何ら問題がありません。他社の望遠鏡だとテレコンを入れて光路長を伸ばす必要があるため、双眼装置で低倍率を利用することは難しくなります(鏡筒を切断改造する手もありますが・・) その点Borgだと、低倍率・高倍率どちらにも対応できるので有利です。実際、機材写真はテレコンを入れていませんが、無限遠にピントが合います。 高倍率が欲しい時は、(本来の使い方ではないですが)1.4xGRを、天頂プリズムと双眼装置の前にいれると、2倍程度になるようです。 (後述しますが、1.4xGR【7215】は高倍率の眼視でも素晴らしい性能です)

続いて、双眼装置でのお勧めの対象です。まず一番は、何といっても月面です。 これは、とにかく凄いです!はっきり言って実際に見ないとこの凄さは分からないと思います。 しかし、それではレポートにならないので・・、文書にしますが、どこまで感動が伝わるか分からないので、実際に見ていただくのが一番だと思います。

107FL+1.4xGR【7215】+4mmのアイピースを付けると300倍くらいになります。 双眼装置は光を両目に分けるので多少暗くなりますが、107FLなら十分な明るさとコントラストがあります。 よく言われる表現ですが、「アポロの窓からみたら、こんな感じかも?」と感じるほどの素晴らしさです! もちろん、片目で見ても素晴らしいのですが、両目で見ると覗いているのではなく、普通に窓から見ている感じです。 対物レンズは1つなので、あくまで疑似的なものですが、両目で見ると月が立体的に、そして僅かな明暗模様もくっきり見えます。 さらに長時間覗いても疲れがなく、いつまでも見ていることができます。 このようにBorg+双眼装置は非常に素晴らしいので皆様にもお勧めです。ただ今度は、Borgを双眼望遠鏡にしたくなって困りますね・・(笑)

続いて今の時期、忘れてはいけないのは、観望好機に入っている土星です。 107FLだと、シーイングがよければ、輪にあるカッシーニの空隙や本体の模様がくっきり見え感激です! 夏の時期は上空の気流は良いことが多いですが、市街地は屋根などがやけて低空の気流が乱れていることが多いので少し注意が必要です。 いずれにしても有名な輪は、シーイングが悪くても単眼で簡単に見えますので、皆様にもぜひ観望していただきたいです。

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HT-1【5556】使用例
<中川コメント>
販売店のUCトレードさんが北アメリカ皆既日食の撮影に行ったとき、宿泊したホテルのテラスの手摺にHT-1【5556】とカメラレンズを装着して日食の広角写真を撮影した時の写真です。三脚1本分の重量とスペースが浮いたので大変助かったそうです。少しでも荷物を減らしたい方には最適なパーツです。
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北米皆既日食 BORG90FL+フラットナ7108(×1.08) FL=540mm f=6 カメラ Canon EOS 6D 赤道儀 JILVA-170 ※ダイヤモンドリング:1/1000秒  皆既日食:1/250秒  JPEGの撮って出しでサイズのみ小さくしました。ISOはいずれも200です。

<撮影者のコメント>
お世話になります。井上と申します。北米での日食写真を投稿させていただきます。観測地はアイダホ州のレックスバーグ、マディソン高校の広大な芝生の校庭をわずか40人ほどで占有しました。高校の外では大変な混雑でしたので何か申し訳ないような気がしました。 雲一つ無い快晴に恵まれ、2分20秒の皆既を堪能しました。 実は90FLは今回がファーストライトで、使いこなしに不安がありました。よく見ると若干ピントが甘かったようです。

機材はBORG90FL+EOS6DでGITZOの4型三脚を加えても総重量30kg足らずで、90FL、JILVA、カメラを機内持ち込みにして余裕で荷物を預けることができました。 赤道儀の錘が足りなかったので急遽モバイルバッテリと500mlペットボトルをぶら下げてバランスをとりました。

<中川コメント>
非常に素晴らしい発色のコロナの画像です。大昔(1973年?)、アフリカ日食を高橋製90Fで高橋製作所の会長が撮影したリバーサルフィルムによるコロナの写真を思い出しました。それほど透明感の高い美しい発色だと思います。機材の写真も状況が良くわかってありがたいです。ついでにBorgの日食ブログ関係の紹介です。以前ご紹介したBORG107FLをお持ちの方です。こちらから。コロナもダイヤモンドリングも部分食も非常に良く写っています。※1973年のアフリカ日食がその後の人生を変えたという興味深い記事を見つけました。こちらから

P.S.飛行機の写真展のご案内です。情報提供者U様からのコメント:また今年も福岡写真展を開催しますのでBORGで告知して頂けるとありがたいです。航空カメラマン4名と全国のハイアマの迫力の展示です。詳細はこちらから
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