BORG WORLD 画像作例集

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カワセミ飛翔4態 BORG71FL(直焦点)+絞りM75+K-3ボデー ISO1000 1/2500~1/3200秒 撮影:笠井高明様

<撮影者のコメント>
昨年はお世話になり有難うございました。年末に撮影したカワセミの飛翔画像をお送りします。BORG直焦点撮影は、マニュアルフォーカスと同意語ですが、カワセミ飛翔はマニュアルフォーカスで精細に合わせた置きピン撮影手法で殆ど撮影が可能です。一番不得手なシーンは予測が難しい川面飛出しですが、皮肉なことにオートフォーカスが一番得意とするシーンで照準器で飛び込んだ波紋の中心へ向けシャッターを切れば波紋に自動的にフォーカスが合うので撮影が容易です。

その為には①フォーカス合わせが光学ファインダーを覗いてM57ヘリコイドLⅡだけで短時間で正確に合わせる技術力を習得する。②被写界深度(被写界深度とは、ピントを合わせた部分の前後のピントが合っているように見える範囲のこと。 被写界深度は絞り値(F値)、レンズの焦点距離、撮影距離(被写体とカメラの間の距離)で決まる。 レンズの絞り値が小さくなるほど、被写界深度は浅くなり、大きくなるほど被写界深度は深くなる。Nikon HPより参照)を理解し、カワセミは嘴が向いた方向に飛ぶことを利用し前側にピントが合っている範囲を多く取る位置で置きピンする。③飛翔と同時にBORGレンズを振って飛翔へ追従すれば連続飛翔も撮影可能です。

一番重要な要素は被写界深度とカワセミの嘴方向と日が当たる位置を加味した撮影位置を選ぶことが重要です。基本的にはカワセミの嘴が向いた方向に対して直角方向から撮影すれば必然的に飛翔位置が被写界深度に入る計算になります。そしてカワセミがファインダーに4~5羽が入るような位置(71FLなら10mから15m離れた場所)から狙うと飛翔が画面内に納まり易くなります。

BORGレンズは解像度が良いので面積比画面1/4でも問題ないことを頭の隅に置いて撮影することも重要です。私が中川師匠から教わった方法を実践して今年で7年目になりますが、マニュアルフォーカス撮影のデメリットを感じる場面は少なくなりました。特に連続で飛翔が撮影出来る確率はこの場所が護岸の雑木の枝や護岸が近いので、置きピン撮影の方が断然有利な撮影方法なのかも知れません。

BORGは中川師匠が言われる止まり物の高解像度撮影に適しているのは証明済みですが、上記①②の撮影テクニックさえ習得すれば飛翔撮影の高解像度撮影も可能です。そして撮れた時の「やったー」と言う達成感はマニュアルフォーカスならではの格別なものですよ。今年もよろしくお願いいたします。

<中川コメント>
昨日の中川の撮影シーンを撮影してくれたBORG仲間の笠井さんの作品です。さらに飛翔撮影の確率が良くなっていますね。コンスタントという言葉がぴったりです。撮影テクニックの披露もありがとうございます。今年は一人でも多くの方がBORGにはまり、BORGを継続して使い続けていただけるように、使いこなしのテクニックの情報発信も重要視しています。フラッグシップのニコンD500が発表されたので笠井さんも心が揺れていると思いますが、BORGには最適なデジカメの予感がします。
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カワセミ2態と撮影機材 右:36ED+7524+7761+7604+7205+7110+フジX-T1ボデー トリミング 撮影:中川昇 ※左:55FL+フジX-pro1ですが今回は作例ありません。

<中川コメント>
36EDで撮影したカワセミ2態です。36EDでもよく写ります。散歩がてらに気軽に高画質です。これも満足感の高い撮影手法です。軽いので疲れません。トビモノも楽に追えます。 

P.S.今日は明日からの3連休の直前ということもあり、本体もパーツもたくさん売れて今年最多のご注文量でした。ありがたいことです。毎日こんなに売れると嬉しいのですが・・・。3連休中は天気も良いようです。しかも新月です。最高の3連休になりそうです。BORGを持って外に出かけましょう!今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 

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