<撮影者のコメント>
本格的に太陽を 71FL直焦点と太陽望遠鏡で写し始めて4年近くになりますが、いずれも、 オリンパスE-PL1との組み合わせで写せるのは、お手軽で楽しみです。最近はFacebookにのせています。特に太陽望遠鏡でプロミネンスやフレア,フィラメントが DMK等のビデオカメラではなく、一眼デジカメで撮影できるのは貴重だと思います。日常の太陽の気楽な観察として満足しております。
黒点が活発でしたので8/22、23、24日のものを22日の太陽面に張り付けてみました。 天気が悪く、雲間での撮影でピントがあまいものもあります。22日と27日の太陽望遠鏡でのプロミネンスと黒点周りのフレアの様子も一緒におくります。
<中川コメント>
私の父とあまり変わらない年齢(83歳)の山崎さんは、そのお年で天体撮影バリバリ現役です。画像処理もお手のモノ。Facebookも始められて、実にお元気です。BORGを使っているとボケませんよと提唱している私からすると非常に嬉しい事例です。皆さんも勇気が出るのではないでしょうか?太陽面もE-PL1で実によく表面の模様が描写されています。フジX-M1も入手予定で、横浜のご自宅から星雲・星団の撮影にもチャレンジされるそうです。
2015年7月25日の金星と木星の接近 55FL+専用レデューサー0.8×試作品+ソニーα7sボデー ノートリミング 撮影:中川昇
<中川コメント>200mmF3.6フルサイズ対応の望遠レンズです。何と木星(右側の明るい星)の衛星が写っています。この低空でここまで写るのは驚きです。星も良く写っています。いままでにない写真が撮れそうな予感がしてくるレンズです。
2015年7月25日の葛飾花火大会 55FL+専用レデューサー0.8×試作品+ソニーα7sボデー ノートリミング 撮影:中川昇
<中川コメント> 明るくてシャープで周辺光量が多いレンズで撮ると写真が上手に見えます。一般撮影用としても使えるレンズです。
飛鳥II 55FL+専用レデューサー0.8×試作品+ソニーα7sボデー ノートリミング 撮影:中川昇
<中川コメント>横浜に停泊中の飛鳥IIです。この画像も実にシャープです。このレンズで撮ると、写り込む情報量が半端でないのでとてもワクワクするのです。
ツミ 55FL+専用レデューサー0.8×試作品+ソニーα7Rボデー トリミング 撮影:中川昇
<中川コメント>野鳥にも使ってみました。意外に使えます。フルサイズから相当トリミングしていますが、シャープなので問題ない描写です。トビモノはフルサイズノートリミング、止まりものはトリミングという贅沢な使い分けが出来るかもしれません。
アンドロメダ大星雲 55FL+専用レデューサー(0.8x 試作品)+キヤノンEOS5D MarkⅡボデー 3分x5枚(合計15分) ノートリミング 撮影:中西直樹様
<中川コメント>フルサイズノートリミングです。周辺像はかなり良いと思います。
アンドロメダ大星雲 55FL+専用レデューサー(0.8x 試作品)+キヤノンEOS5D MarkⅡボデー 3分x5枚(合計15分) ピクセル等倍トリミング 撮影:中西直樹様
<中川コメント>最初の画像のトリミング画像です。相当シャープな星像だと思います。
55FL+専用レデューサー(0.8x 試作品)+キヤノンEOS5D MarkⅡボデー+7060+Vプレート60S 撮影:中西直樹様
<撮影者のコメント>
こんにちは、中川さん。中西です。55FLレポート第7弾 アンドロメダ大星雲 お手軽撮影編です。機材は、55FL+新型レデューサー(0.8x 試作品)+5D MarkⅡです。今回は、3分x5枚(合計15分)とお手軽撮影です。
自宅のベランダからは北極星が見えず、極軸を正確に合わせるのが大変なので、ビクセンSXD2でオートガイドしています。ただ実際には、SWATなど高精度なポタ赤を使用すると、ノータッチガイドのお手軽撮影でも十分対応できるレベルです。
光害地の自宅からの撮影ですし、透明度もあまりよくありませんでした。さらにアンドロメダ大星雲は、まだかなり低空と条件は最悪に近いです。画像処理も、今回はダーク補正無し・フラットは簡易的なものです。それで、アンドロメダ大星雲の淡い部分はあまり描写できませんでしたが、星像の素晴らしさは、ご理解いただけるかと思います。
ピクセル等倍のトリミング画像をご覧下さい。アンドロメダ大星雲をあえて写野の中心部からはずして撮影していますが(テストも兼ねていましたので・・)それでも星像が非常にシャープなのが分かります。さらに、色収差もハロもほとんど分かりません。(星を選択して行うような画像処理は何もしていません)色が多少おかしくなっている星がありますが、これはDeepSkyStackerでのコンポジットの影響のようです。
さらにノートリミング画像をご覧いただくと分かるように、フルサイズのごく最周辺を除き、素晴らしい星像です! アンドロメダ大星雲の周辺の星像が、ほぼ全面にわたって維持されています。四隅のごく僅かな範囲で、僅かに星像が変形しますが、A4プリントくらいでは目立たないレベルだと思います。
このように、新型レデューサーは非常に素晴らしい性能です!55FLは非常に軽量なので、皆さんには、ぜひ暗い所へ遠征していただきたいです。基本さえマスターすれば、今回の作例を簡単に上回ることが出来ると思います。発売をぜひ楽しみにしてください!(まだ量産されていませんが・・)以上、よろしくお願いします。
<中川コメント>
今回の中西さんの作例はEOSのフルサイズです。非常にシャープな像であることが分かります。私も早く空の暗いところに行って試してみたいという衝動に駆られています。それほど魅力のあるレンズです。中西さんにはさらに作例をお願いしておりますので、近々ご披露できるかと思います。
P.S.昨日のセールにはたくさんのご注文をいただきました。誠にありがとうございます。代引分と銀行振込本日ご入金分は原則本日発送いたしました。焦って計算ミスを数件してしまいましたことをお詫び致します。ようやく涼しくなったきたので、雨が降らなければ週末は久しぶりにカワセミ撮影に行こうかと画策しております。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
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