BORG90FLによる月と土星の接近 2014/08/04 BORG90FL望遠レンズセット(BK)【6291】+【7921】+【7922】+【5011】+オリンパスOMD EM1 直焦点(トリミング) 撮影:稲嶺様(沖縄県)※薄雲あり
上記画像から土星だけを強引トリミング
<撮影者のコメント>
トミーテック 中川 昇 様。ご無沙汰しております。BORG71FL,36ED,67FLでお世話になっております沖縄の稲嶺です。暑い夏が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。
今回90FLの申し込みが少し遅くなって初回生産分売り切れとのことで落胆しておりましたが、奇跡的に販売店で早めに入手することができて感激しております。
先週後半から出張で、昨夜帰宅するとボーグが届いておりました(^_^)。本日(8/4)、月と土星の接近があることは中川様のブログで知っておりましたが、台風前で夕方の空は厚い雲に覆われており諦めておりました。ところが、20時を過ぎた頃から雲が散らばり始めたので
急きょ90FLを組み立ててカメラを取り付け月と土星を狙ってみました。既に最接近の時刻はとうに過ぎておりましたが何とか同一の視野に収めることができました。薄雲がかかっており証拠写真のレベルでしたが何枚か撮ってパソコンへ取り込んでみました。
目を疑いました・・・土星の輪が写っているではありませんか・・・。500mmの直焦点で写るものなんですか?これまでアイピースをつけないと土星の輪は見えないものと勝手に決めつけておりました。経験不足で申し訳無いのですが、90FLだから捉えられたのでしょうか?いずれにしても興奮が冷めやりません。
ただの証拠写真で画質も悪くお見せするのも恥ずかしいですが、報告までにこのメールに添付しますね。暑い夏、公私とものかなり多忙のようですがどうぞご自愛ください。中川さま、そして貴社の益々の発展をお祈りいたします。
<中川コメント>
BORG90FLの使用レポートは特別にお受けしております。この日の土星と月の接近は私も狙っていましたが、雲が多く撮影が出来ませんでした。稲嶺様はうまく雲間を狙って撮影に成功しました。初めての撮影で土星の環がここまで写れば上出来です。さぞ嬉しかったかと思います。野鳥派の方も天体にも興味を持っていただけると確実に視野が広がります。その意味でも本ブログではまめに天文現象を情報発信しています。次回は、8月8日(金)21時41分(東京での時間)に月の暗い部分に6.4等の恒星が隠される星食があります。少し見ずらいと思いますが、今まで見えていた星がぱっと見えなくなる面白い現象です。
【BORG90FLユーザーの最新ブログ情報】
★森の青葉II:あの森の青葉さんが90FLを入手されました。さっそく見事なカワセミや月の画像を掲載中。
M46・M47 BORG90FL(一次試作品)+1.08DG【7108】+EOS5DMarkⅡボデー ノートリ 撮影:中西直樹様
M46(等倍トリミング) BORG90FL(一次試作品)+1.08DG【7108】+EOS5DMarkⅡボデー 撮影:中西直樹様
<中西レポーターのコメント>
今回の作例は、実は一次試作品での撮影です。送付が遅くなってすいません(泣)色々忙しい時期に撮影していたもので・・・。機材は、90FL+1.08DG+5DMarkⅡです。
撮影したM46・M47は、明るく大きな散開星団です(NGC2423も写っているので三重星団?)天気予報を見ると、すぐに曇ってくる感じでしたので簡単撮影編です(笑)オートガイドの設定をする時間もなかったので、ノータッチガイドです。さらに、光害カットフィルターも使用していませんし、ノーマルのデジカメです。つまり、Borgと赤道義さえあれば、誰にでも撮れるということです!ぜひ初心者の方も、参考になさってください。
今回は簡単撮影なので、ISO6400まであげて露出時間を10秒にして30枚連写、合計たったの5分です(笑)(極軸があっていないですし、90FLが非常にシャープなので、これ以上露出時間を伸ばすと星が伸びそうでしたので・・)この組み合わせは非常に優秀で、スケアリングや接眼部の光軸の微妙なずれがなければフルサイズ周辺まで天体写真でも十分満足できるレベルです!ハロも色収差も分からないので、星の本来の色がよく表現されて、色とりどりです!(ちょっと彩度をあげすぎかもしれませんが、あまりに綺麗なのでつい(笑))
今回の作例はノートリミングです。フルサイズ周辺まで、星像が非常にシャープで美しいことがご理解いただけるかと思います。ただし、あまりにもシャープすぎて星が小さいので、ポスターくらいに引き伸ばさないと素晴らしさが発揮できないかもしれません。それでM46の部分を、ピクセル等倍で切り抜いたものも添付します。微光星いっぱいの素晴らしい写りをご覧ください!
このように、星団は普通のデジタル一眼やミラーレスで簡単に撮影可能です。ただ私もそうでしたが、天体写真を始める時、星雲を写したくなるものです。しかし、今回の作例のように星団も非常に美しいです。特に、星団の撮影は、光害や月明かりの影響が少ないので、都会でも十分撮影できます。さらに、比較的短時間でもよく写りますので、今回のようにオートガイドがなくても十分楽しめます。
とはいえ、星団の場合は星が命なので、ピント合わせは慎重にしたいです。とりわけ、90FLは非常にシャープなので注意が必要です。逆に言えば、シャープなBorgシリーズは、星団向きとも言えるのではないでしょうか?
<中川コメント>
諸事情で掲載が遅れてしまい申し訳ありません。非常にシャープで90FL+7108の相性が良いことの証です。専用レデューサーの試作品は8/末以降にならないとあがってこない予定なので、まだ試すことが出来ませんが、期待は大きいです。90FLと7704との相性のお問い合わせも多いのですが、弊社のシミレーション上も実写テストもベストとはいえないので、おススメはしていません。ただ、すでに両方ともお持ちであれば、試してみる価値はあると思います。
P.S.とにかく暑すぎますね。年老いた両親には負担が大きいようで、なかなか目が離せない状況です。昼の野鳥撮影も熱中症との闘い、夜の天体撮影も雲や悪気流との闘いで、なかなかうまくいきませんが、もう少しで涼しくなりますので、一気に楽になるかと思います。夏休み中のBORGパーツのご用意はお済でしょうか?明日7日が休み前の最終締め切りです。
P.S.2 新宿のコニカミノルタプラザでは特別企画展として「月の神秘展」を8月10日(日)まで開催中です。これを見ると天体写真は明らかにブームですね。これで10月8日の皆既月食が晴れたりすると、さらに盛り上がること必至です。さらには、2015年3月20日には北大西洋で皆既日食があり、すでにツアーの募集が開始されています。あとデジカメの新製品情報ですが、ペンタックスQ-S1が発表されました。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
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