BORG WORLD 画像作例集

004.jpg フォトネクスト2014に展示中のBORG50mmF2.8【2850】
<中川コメント>パナソニックG1ブルーとの組み合わせもカッコイイ!引伸ばしレンズは今日量産品があがってきましたので、展示品も試作品ではなく量産品です。ロゴリングが予想以上に良い出来となりました。これは売れます。展示ブースはアウトレットコーナー近くの杉藤(SUGITOH)です。005.jpg
フォトネクスト2014に展示中のBORG50mmF2.8【2850】
<中川コメント>ルミックスGF1との組み合わせもよし。100mmF2.8相当のレンズとして使えます。006.jpg
フォトネクスト2014に展示中のBORG50mmF2.8【2850】
<中川コメント>ソニーNEXとの組み合わせもあり。違うマウントのカメラとの組み合わせも楽しめるのがBORG50mmF2.8の特長のひとつです。
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フォトネクスト2014に展示中のBORG50mmF2.8【2850】 
<中川コメント>製造元の杉藤さんのブースにBORG専用台をご用意いただきました。今日はひっきりなしにブースに引伸ばしレンズ目当てのお客様が訪れててんやわんやだったそうです。007.jpg
フォトネクスト2014に展示中のBORG50mmF2.8【2850】 
<中川コメント>中川撮影のBORG50mmF2.8の作例パネルを7枚も展示。力の入り方が分かります。IMGP8713st2.jpg
フォトネクスト2014に展示中のBORG50mmF2.8【2850】 
<中川コメント>会場では実際にレンズやヘリコイドに触れて、操作することも出来ます。IMGP8712st.jpg
フォトネクスト2014に展示中のBORG50mmF2.8【2850】 
<中川コメント>詳細なスペック表です。初回生産数はわずか100台。ご予約は近日開始予定です。 

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画像1:第一回「BORG触ってみよう会」の様子

<BORGモニターの椋野さんレポート>
中川様。お世話になります、椋野です。去る6/14(土)にBORG触ってみよう会」というイベント開催しました。BORGに興味あるけど触る機会がなくて戸惑っている人、BORGを使い始めたけど分からないことがある人向けにベテランを交えて鳥撮りしながら情報交換をしませんか?という集いです。

鳥友さん含めてこの日は10人の参加となりました。話を聞いているとBORGを使い始めて数ヶ月〜1年ぐらいの間はみんな同じようなところで悩むんだなぁと感じました。

今回よく分かったのはBORGユーザーは優しいというか、皆さんとても親切ということでした
。「そこはこういう設定にした方がいいよ」とか「BORGのこのアクセサリパーツを使うと抜群に使いやすくなるよ」などなど、皆さんのノウハウを惜しげもなく交換し合っていて、初対面でもすぐに打ち解けた雰囲気になっていました。そしてベテランユーザーさんからは「同じようなところでやっぱり悩むんだね。そこを乗り越えるとBORGに対する不安がなくなるから、ずっとBORGを使って欲しいな」という声が出ていました。BORGって本当に人を幸せにするレンズですね。改めて思いました。1_camcorder_support.JPG
画像2:BORG67FLと椋野さん推奨のエツミ製「CAMCORDER SUPPORT」

さて、67FLレポートの前に手持ち派にご紹介したいアイテムがあり、写真を添付しました。エツミの「CAMCORDER SUPPORT」という3,000円ぐらいのアイテムです。もとはビデオカメラをハンドキャリーでもブレなく撮れるようにという思想設計のもののようですが、長玉レンズを使う鳥撮り屋さんには効果抜群のアイテムです。

私はカメラジャケットの右胸に当たる部分にマジックテープをホッチキスで止め、カムコーダーサポート側にもマジックテープをビニルテープで固定し、撮影時はここで止まるようにしています。するとEVFで拡大表示しても三脚使用時とまではいきませんが、落ち着いてピント合わせを狙える程度には像が止まります(ボディ内手ぶれ補正機能on時)。

67FLについては71FLを使用していたこともあって何の不安もありませんでした。使ってみるとやはり「さすがフローライト、さすがBORG」と感嘆するばかりです。加えて71FLに比べると1段近く明るいので「少し暗いかな」と思える場面でも驚くほど低いISO、速いSSで撮れます。3_dobato_tobai.JPG
画像3:ドバト BOR67FL+MMF-1+絞りM75+オリンパスE-P5ボデー 撮影:椋野様

ドバトの写真はマイクロフォーカサーMMF-1+絞りM75、三脚使用で15mぐらい先の被写体を狙っています。絞りについてはBORG会に参加頂いた方も結構持っている方がいらっしゃって「便利なんだけど、これつけるとバランスが悪くなるんだよね」とおっしゃっていました。

確かにそうなんですが、裏を返すとこれは標準状態のBORGがいかに重心バランスを考えて設計されているかを示している証拠だと思います。その証拠にサンヨンを使っていたユーザーさん(私もそうでした)から、「同じぐらいの重さのはずなのにBORGの方が軽く感じるし、構えやすい」とおっしゃっている方もいらっしゃいました。

絞りをつけると確かに重心バランスは悪くなりますが、それだけの価値がこの絞りM75にはあります。このドバト写真はメモリを-20絞っています(目盛り50)。開放状態から徐々に絞っていくと分かるのですが、まさに目の前でピント面が広がっていくのを実感できます。-10程度だとそれほど感じないのですが、-20まで絞ると「ぶわっ」とピントが合焦している面が広がるのが分かります。初めて0->-20まで絞った時「うおっ」と小さな声が出たほどです。4_shijukara_notori.JPG
画像4:シジュウカラ BOR67FL+MMF-1+絞りM75+オリンパスE-P5ボデー 撮影:椋野様

それとMMF-1は確かにこれも重いアクセサリーなのですが、微妙なピント合わせを行うには非常に有益なアイテムです。これも想像通りでした。銀色の粗動ノブでだいたいのピント合わせをした後金色の微動ノブでシビアなピント調整を行いますが、金色ノブを1ツマミ分「コリッ」と回すだけで、もういきなりピントがずれていることもありました。それだけピント面というのはシビアなんですね。

そして以前から何度も申し上げていて繰り返しになり恐縮ですが、フローライトレンズの真骨頂はこれという写真を2枚添付させて頂きます。どちらもノートリで暗い林の中に7m先にいたシジュウカラと、同じく暗い林の中の池、20m先にいたカイツブリ親子です。BORGのフローライトレンズに惚れ、何年経っても変わらず・・・どころかますますゾッコンになっていく理由はこういう写真が撮れるからです。これはBORGにしか撮れません。

どちらも71FLで経験していたので狙って撮った構図です。「この場面ならフローライトの凄さが存分に出るはず」と信じて撮った写真です。5_kaitsuburi_notori.JPG
画像5:カイツブリ BOR67FL+MMF-1+絞りM75+オリンパスE-P5ボデー 撮影:椋野様

出てきた写真を見ると「やはり!」でした。BORGには「透明」という色が設定されているのではないかと思うほどの透明感です。この抜けの良さ、発色の良さ、コントラストの良さ、そしてBORGにしか設定されていないと思える透明色。「コーン」という静寂が聞こえそうな静謐感。

この手の写真がPCの大画面で表示されると、「フローライトに惚れる」を通り越して、背中がゾクッとするほどの感覚を覚えます。怖いぐらいの透明感です。

BORG、特にフローライトレンズはその解像感の凄さからどうしても距離の近い鳥を解像させようと当初は取り組むものですが、こういう少し暗い場面で「引きの構図」でもぜひ試して欲しいと思います。BORGにしかできない、フローライトの凄みを感じるほどの透明感を味わう瞬間です。これはBORGユーザーだけの特権です。

いよいよ90FLの発表が近付いてきましたね。先日のBORG会でも「90FLが出るのを待っている」という方が何名かいらっしゃいました。500mmという焦点距離から「寄せのショット」が注目されがちですが、おそらく「引きのショット」でも恐ろしいほどの透明感を見せてくれるのでしょうね。楽しみです。

長文失礼致しました。これからどんどん暑くなりますが、BORGスタッフの方ともども体調にお気をつけて、これからも「日本にはBORGがある」と我々に言わせるような取り組みをどうぞよろしくお願い致します。

<中川コメント>
毎度のことながら、椋野さんには足を向けて寝られません。既存BORGユーザーのみならず潜在的BORGユーザーまで巻き込んでの企画力と実行力は半端ではありません。これは私もとても真似が出来ません。日本の光学業界全体をも視野に入れた動きは多くの方の注目を浴びるでしょう。社内でも椋野ファンが急増しています。やはり「世のため、人のため」に動ける人は強い。強さの基盤が違います。これだけ動ける人は世の中に千人に一人もいないと思います。そんな方にBORGファンになっていただいたことは有難いと同時に責任感も感じます。これからも気を引き締めて頑張ります。IMGP9780.jpg
AFコ・ボーグ組み合わせ BORG36ED+絞りM57+ヘリコイド+60Φ延長筒+AF1.7倍+ペンタックスK-3ボデー(照準器付) 撮影:U様

<撮影者のコメント>
中川様。お世話になります。東京都Uです。AFコ・ボーグが動作しました,という報告です。土曜日に開催されたmukunoさんの「第一回BORGを触ってみよう会」に参加させていただきました。

やっぱりBORGユーザーどうしで情報交換を直接出来る機会は,多くの需要があるんだな,と感じました。さらに現場にいた常連さんのキャノン・ニコン等の大砲ユーザーの方もBORG+pentaxのファインダーを覗いた時に「ファインダー像がとてもはっきりしていて綺麗だ」とおっしゃってましたよ。自分の器材でないですが私も嬉しくなりました。

さて,私のコ・ボーグを当日参加された方に試用してもらいました。普段は71FL+pentax一眼レフでAFボーグを使用されているところを,コ・ボーグに取り替えて見たところ,AFコ・ボーグが動作しました。ペンタユーザーでお手軽コンパクトな望遠を探しているかたにもコ・ボーグはお勧め出来そうですね。

写真は器材写真だけですが,コ・ボーグ,M42絞り&ヘリコイド,M57延長筒,AFアダプターで,ヘリコイドである程度合わせてから親指AFで合焦出来ました。クローズアップレンズなどは入ってません。35ミリ換算で500ミリ相当のコンパクトな望遠AF(晴天用でしょうけど)の出来上がりです。これならお子様の運動会や航空機撮影などコ・ボーグの活躍の場がひろがりそうですね。自分にもペンタ一眼が欲しくなりました。東京都U

<中川コメント>
U様もBORG会参加されたのですね。私も覆面で参加すればよかったかも?AFコ・ボーグ使えますね。情報ありがとうございます。それにしても凄く雰囲気の良いイベントだったということはU様始め、参加者のコメントからも良く分かります。本当に有難いことです。
ngc7023_1000pix.jpgアイリス星雲 BORG71FL+0.7RE【7870】+ML8300 -35度冷却 Astronomik LRGB Type-2cフィルター DARK FLAT処理 L 10分 18枚 RGB各 10分3枚 レデューサーの前にLPS-P2フィルター 撮影者:桐村正則様

<桐村さんのコメント>
(株)トミーテック 中川昇さま。お世話になります。アイリス星雲付近の画像を送ります。この領域は淡いので強調する事で星も肥大してしまいシャープ感は薄れますが、淡い部分は良く写っていると思います。よろしくお願いします。

<中川コメント>
桐村さんも永年BORGを応援いただいております。天体写真界では先進的で柔軟かつ芯が通った考えの持ち主でとても貴重な人材です。この業界歴40年の私から言わせると天体写真を撮影される方の全体的な傾向として、冒険を極度に怖がる風潮があると認識しています。分かりやすく言うと超保守的なのです。これでは新規メーカーが参入しずらく、業界全体も保守的になってしまい、業界に活気がなくなってしまうという弊害があります。私が野鳥写真市場が好きなのは、上の椋野さんのレポートにもあるように、業界全体が新しいもの好きで、新規参入メーカーが参入しやすいオープンな風土があるからです。そういう風土があると、業界が多様化して活気づくのです。こういうメーカーやこういう製品があってもいいよね、と受け皿が大きいので、弊社も積極的に今までに無い新製品が出せます。完全な製品など無いのですから、ユーザーもいかに既製品を使いこなすのか?という視点も持たないとただでさえ小さな天文業界がさらに小さくなってしまいます。共に発展するにはどうしたらいいのか?を一緒に考えようではありませんか!

P.S.今日のブログは大盛り上がりです。何といってもフォトネクストで展示しているBORG引伸ばしレンズが大反響!作例画像もよかったのか会場からアレが足りないコレが足りないコールがひっきりなしに。有難いことです。明日が最終日ですので、ぜひ会場にお越しください。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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