BORG WORLD 画像作例集

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カワセミ給餌 BORG71FL(直焦点)+ペンタックスK-3ボデー 撮影:笠井高明様
<撮影者のコメント>給餌は飛来するシーンを犠牲にしてISO400、SS1/160秒で撮影しました。BORG71FL直焦点+K-3ですがこのシーンは置きピン撮影に一番最適なシーンです。背景に桜の花びらが散っています。IMGP4647cbX.jpg 
カワセミ交尾 BORG71FL(直焦点)+ペンタックスK-3ボデー 撮影:笠井高明様
<撮影者のコメント>なるべくISO感度を落として撮影しようと思いましたが交尾は飛来するシーンから撮影したく、動きが激しいので画質を犠牲にISO2000、SS1/1600秒で撮影しました。 

<撮影者の総合コメント>
中川さま。ご無沙汰しております。最近はMFでもお会い出来ず「中川昇ブログ」を拝見して忙しいんだなと寂しく思っています。やはりいつもお会いする方が顔を出さないと気になるものです。

最近の「中川昇ブログ」は季節柄引き伸ばしレンズの使用例やコボーグ36EDのお手軽システムの高画像に刺激を受けています。MFも先週末が桜満開でしたが、残念ながら今年の桜カワセミ撮影は護岸の伐採やカワセミが事故で亡くなるなど、桜に止まるシーンに遭遇出来ず残念な結果に終わりました。

しかし、カワセミも求愛時期が到来し、捨てる神あれば拾う神ありで、給餌や交尾が始まり、春真っ盛り状態で、MFから下流3.5Kmまでに3組が確認出来る状況です。先週日曜日は雨が止んだ16時半にBORG71FLを持ってMFへ向かうと2羽が鳴き交わしをしていたので、中川師匠に教わった求愛給餌と交尾撮影の鉄則である「雌を押さえろ」を実践したら1時間足らずで交尾と給餌が撮影出来ました。

最近はBORG71FL一辺倒ですが、これから子育て時期にはBORG67FLが大活躍の兆しです。レンズの焦点距離と被写界深度をうまく選べば楽しいBORG撮影が可能で、楽しみも無限に広がってきます。特にマニュアルフォーカス撮影はすべて自己責任の世界で、機材の性能が良くない、AF精度が悪いと言うような言い訳ができないなかで、綺麗に解像した画像が撮影出来た時の喜びは大きいのが特徴なのかも知れません。

但し、ヘリコイドを素早く廻し光学ファインダーで合焦させるコツだけは自分で練習して習得することに壁があるようで、これを乗り越えればBORGワールドが広がりますよ。

<中川コメント>
先週の水曜日に投稿いただいていたのですが、掲載が遅れてしまい申し訳ありません。笠井さんは相変わらずうまくチャンスを捉えられていますね。さすがです。MFのカワセミは生息が心配されましたが、順応性の高いカワセミ達は環境の変化にうまく対応していくのですね。ほっとしました。GW前まではなかなかカワセミの撮影は厳しそうですが、GWに入ったら何とか撮影に行きたいと考えています。それまでカワセミちゃんたちの繁殖活動が続くように祈っています。 

<カワセミ豆知識1>
今回のカワセミの給餌・交尾(青空球児・好児みたいですね)のシーンですが、最近カワセミに興味を持った方のために、豆知識を披露します。交尾シーンは誰が見てもどちらがオスでどちらがメスかがすぐに分かりますね。では、上の給餌シーンではどうでしょうか?正解は左がオス、右がメスです。区別のポイントはいくつかあります。ひとつは、体の色の濃さです。鳥類は大抵、オスが派手でメスが地味です。上のカワセミも色が濃い方がオス、薄い方がメスです。さらに足もオスが赤っぽいのに対してメスはピンクっぽいですよね。それとくちばしにも特長があります。カワセミのメスのくちばしは下方が赤く、オスは上下共に黒です。最後に給餌した魚の向きにも注目!魚の頭が向いている方がメスです。理由は簡単。オスがメスに魚をプレゼントする際に、メスが魚を飲み込みやすいように鱗の向きを考えて頭から渡すのがマナーなのです。逆に尾の方向から渡したら、鱗が引っかかってしまい飲み込めないですよね。こういう豆知識が身につくと、カワセミに親しみが湧いてきて、撮影が楽しくなってきます。カワセミの春はデジボーガーの春でもあるのです。(中川)

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ツミ BORG71FL(直焦点)+ペンタックスK-3ボデー 撮影:笠井高明様IMGP5428ccXs.jpg
ツミ BORG71FL(直焦点)+ペンタックスK-3ボデー 撮影:笠井高明様 

<撮影者のコメント>
中川さま。BORG71FL直焦点で初めて撮影した都会?に居たツミの写真をお送りします。MFではカワセミが良く来るB公園に「ツミカップルが飛来して給餌や交尾をしているよ。」と最近知り合った方が教えてくれました。カワセミカップルは毎日のように行動パターンが変わり、そのうえ何処からか現れた新しいカップルも入り乱れ給餌や交尾があるのですが、MFのメインカップルはそろそろ抱卵に入るのか川に来る時間も異なります。

昨日は10時を過ぎる頃にはMFにカワセミが居なくなり、撮影仲間は右往左往状態で、仕方なくカワセミ談義で時間を過ごしていたら仲間から「ツミがいる」と連絡がありました。飛んでいくと朝から観察していた上記の知り合いが状況を具体的に説明してくれ、朝早い人が来ない時間にあの木とこの枝等と数か所を具体的示していただけました。

上を見ると都会らしく傍の住宅のアンテナで雌が雄を待っているようです。暫くして雌が何処かへ飛んでいき、すれ違いで雄が獲物を足で掴んで枝に飛来し鳴いていますが当然雌は見つかりません。少し鳴いて待っていましたが雌が現れないので自分で食べてしまいました。給餌が撮れると嬉しかったのですが次回の楽しみにしましょう。

BORG71FL直焦点ですが、ツミ撮影は頭上を見上げて手持ち撮影なのでK-3のフォーカスエイドを頼りに合焦音が鳴ったらシャッターを押し戻しながら数枚撮影する方法でパソコン上で選別しました。EV補正は背景が明るい空なので試し撮影しながら液晶画面頼りに適正値を決めて撮影しましたが、この条件では+1.7EV前後です。それにしても猛禽がいる傍には鳩も数羽止まっている不思議な状況で、カワセミファンとしてはカワセミだけは襲わないで欲しいなと複雑な気持ちで撮影しました。

<中川コメント>
都会のツミです。こんな住宅地で交尾までするとは意外ですね。ますますMFに通う理由が出来ましたね。連投の笠井さんは本当に元気でデジボーガーの鏡ですね。素晴らしいです。いろいろあってなかなか伺えないのですが、なるべく早くMFに復帰したいと思います。それにしてもBORG71FLは野鳥用の万能レンズで本当に良く写りますね。DSC03733s.jpg 
左:週刊新潮最新号(4/17号)と右:I/O 4月号
<中川コメント>有難いことに、竹内薫先生がまたまた週刊新潮の連載記事にBORGのことを載せていただきました。これで3回目の登場です。よほどBORGのことを気に入っていただいたようで、今度は1ページ丸々BORG67FL導入記になっています。実に嬉しいことです。またI/O 4月号の記事は、CP+2014の各ブースの紹介で、ここでもニコンやフジと同じ土俵でBORGブースの様子が書かれています。竹内先生によるとCP+は、入場前のワクワク感が何ともいえないとのことですが、これは出展者も同じです。いずれにしてもこの記事でBORG67FLはさらに入手困難になりそうです。
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火星 BORG89ED+PHOTON  ED 8㎜アイピース+4603(エクステンダーメタル)+K-rボデー 撮影:清原様<中川コメント>左側が南です。左の白いのはヘラスです。逆三角形で有名な大シルチスという模様が良く見えています。使用機材-1.jpg
使用機材:BORG89ED+PHOTON  ED 8㎜アイピース+4603(エクステンダーメタル)+K-rボデー 撮影:清原様<撮影者のコメント>レンズに巻いた赤のとファインダーにある赤いリード線のついたものは、夜露防止のヒーターです。こちらで購入しました。http://www.geocities.jp/tpkkagato/
使用機材2.jpg
<撮影者のコメント>マイクロフォーカス接眼部セットのフォーカスダイアルには笠井トレーディングさんのモーターフォーカサーを取り付けてピント合わせ時にフォーカスダイアルを触らずにブレを少しでもなくすようにしました。 
http://www.kasai-trading.jp/sccyberfocuser.htm

<撮影者の総合コメント>
いつもお世話になっています。大阪府の清原です。先日は101EDレンズの件でアドバイスありがとうございました。さて、火星が4月14日に最接近ということで、撮ってみました。1月に木星をブログに載せていただいたのと同じくPENTAX K-r での動画撮影の後、RegiStaxで合成、フォトショップレメンツでコントラスト、シャープ処理です。もう少し明るくなるように画像処理をすればよかったのかなと思います。

<中川コメント>
今日4月14日は火星の最接近日です。しかも今晩満月前の月とも接近します。火星を見て撮影する絶好のチャンスです。拡大用のカメラアダプター【7410】とアイピースがあれば、縞模様が写ります。BORGを野鳥撮影にしか使っていない方は、本来の天体望遠鏡として使ってあげるチャンスです。月のクレーターも良く写りますよ。

そういえば、明日15日は満月ですが、実は日本では部分月食が起きます。ただ、今回の部分月食ですが、条件が悪く、あまり見えないと思います。月の高度が低すぎるのです。ところが、世間一般ではなぜか明日は日本でも皆既月食が見えるような不思議な情報が流れているようですが、これは間違いです!明日は日本では皆既月食は見えず、部分月食すら条件が悪く、あまりよく見えません。周りに誤解している人が居たら、優しく教えてあげてください。ちなみにアメリカやオーストラリアでは好条件で皆既月食が見られます。日本で次回皆既月食が見られるのは2014年10月8日(水)で、これは好条件です!

P.S.父親が11日に高熱を出した件ですが、12日(土)に病院に連れて行きました。幸い疑われた肺炎ではなく、夕方には無事施設に戻ることが出来ました。実は先週も奈良旅行中に施設から電話があり、父が施設を脱走したとの連絡があり、大騒ぎになりました。まあ、私に似て、フットワークが軽いというか、軽すぎるというか、だいぶ回りに迷惑をかけてしまいました。この超高齢化社会を日本はどう乗り切るのか?BORGがそこにどう貢献できるのか?まだ手探りの状態ですが、必ず寄与できることはあると考えています。

P.S.2 昨日は八王子の多摩森林科学園に桜を撮りに行きました。ここは様々な桜が一同に見れる非常に整備の行き届いた素晴らしい公園?で超おススメポイントです。私は「ミニ吉野」と呼んでいます。機材は、最近こればかりというお手軽レンズ、BORG50/2.8とコ・ボーグ36EDにX-T1とE-P5のカメラ2台体制です。非常に美しい桜が撮れました。作例は後日掲載予定です。この2本のレンズから気軽にBORGの世界に入っていただければ、気が付けばBORG沼にどっぷりはまっていたという、理想的な流れになりそうです。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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