BORG WORLD 画像作例集

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2013年のBORGの標語はこれに決めました。
「しあわせはありがとうの積み重ね」「人は人に生かされ、人のために生きる」
今の私の心境にピッタリです。この言葉に会えただけでも奈良に行った甲斐がありました。お客様からは「BORGのお陰で楽しい余暇を過ごしているよ。ありがとう。」とたくさん言っていただけるように精進します。販売店様からも「BORGのお陰でお客さんが喜んでくれているよ。ありがとう。」とたくさん言っていただけるよう努力します。BORGスタッフからも「BORGを通じて働く喜びを知ったよ。ありがとう。」とたくさん言われるように頑張ります。各お取引先様にも「BORGのお陰で仕事に誇りが持てるようになったよ。ありがとう。」と言われるように気を配ります。会社からも「BORGのお陰で業績が上がったよ。ありがとう。」と言われるように日々情熱を傾けます。そう、人のために生きることが結果的に自己の幸福にも繋がる。この考え方が間違っていなかったことがこの年末年始休みに感じた最大のことでした。IMG_8597s.jpg 
東大寺の大仏様 キヤノンEOS-M+M42ヘリコイドシステム5017+7843+7840+7844)+ELニッコール50/2.8 撮影:中川昇
<中川コメント>奈良ではこのEOS-MとELニッコールとの組み合わせでしか撮る気がしなくなるほど、極めて満足感の高い描写と写欲をそそるフォルムをみせつけてくれました。撮影前の心構えや気合の入り方からしてキットレンズのそれとは全く違います。 

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東大寺の大仏様 キヤノンEOS-M+M42ヘリコイドシステム5017+7843+7840+7844)+ELニッコール50/2.8 撮影:中川昇
<中川コメント>EOS-MとELニッコールの組み合わせの良いところ。AWBが非常に優秀でどんな場面でもバランスと取れた発色が得られますので、安心して撮影に集中できます。AEも優秀なので、ピントと絞りと構図のことだけ考えればいいのです。お正月は大仏殿の外からも大仏様のお顔を拝見できます。
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大神神社のご神体は蛇 キヤノンEOS-M+M42ヘリコイドシステム5017+7843+7840+7844)+ELニッコール50/2.8 撮影:中川昇
<中川コメント>今年のえとは蛇。ご神体が蛇といわれる大神神社は終日大賑わいでした。この自然な発色をご覧ください。ISO3200、手持ち撮影とは思えません。この組み合わせ以外では撮る気が起こらないほどの「言葉では表せない何か」があるのです。恐らくですが、ミラーレス一眼の性能にキットレンズの性能が追い付いおらず、引伸ばしレンズをもってして始めてミラーレス一眼の性能がフルに発揮できるようになった。そこでミラーレス一眼ボディが喜んで張り切り始めた、ということではないでしょうか?考えたら引伸ばしレンズの方も活躍の場が得られてありがとうと張り切っているのかもしれません。

<中川昇新年のご挨拶>
明けましておめでとうございます。2013年もよろしくお願いします。私の年末年始は11年連続で奈良で過ごしました。毎回聞かれますが、「奈良に何があるのですか?」とよく聞かれます。答えは「原点がある」です。同じところに継続していくということは、実は意外と難しいことです。理由は簡単。「飽きてしまうから」です。最初はもの珍しさから面白く感じても、継続するうちに新鮮さが薄れ、飽きが訪れます。実によくあることです。問題はこの先です。飽きたから別の場所へ行く。有りだと思います。でも結局同じことの繰り返しです。そこでも必ず飽きが来ます。解決方法はひとつ。「視点を変えること」です。視点が変わっていないから飽きるのです。つまり観光地の問題ではなく、本人の問題なのです。

ここがポイントです。ガイドブックに掲載されている名所を巡るだけではすぐに飽きます。当たり前のことです。私はこの10年で奈良に150泊以上していますが、一度も飽きたと感じたことがありません。視点を変えるとはどういうことか?私は必ずBORGとそのシステムを持参します。その「BORGやそのシステムで撮れるものはないか?」という視点で街を歩きます。ここがポイントです。最初に構図ありきでは、パンフレットと同じ写真しか撮れません。当たり前です。この五重塔は広角28ミリでこの場所から撮ると絵になる。最初はそれでいいのです。問題は2回目以降です。「超望遠レンズで何を撮るの?奈良に超望遠レンズなんか無用の長物だよ」というのが普通の考え方でしょう。でもこれでは思考停止です。

超望遠レンズで奈良を撮ったらどうなるか?ここで視点がガラリと変わります。せっかく奈良まで超望遠レンズを担いできたのですから、何が何でも作品をものにしなくてはなりませぬ。そこから新鮮な構図、新鮮な視点が生まれてくるわけです。今まで見えなかった風景が見えてくるのです。

今回のEOS-M+引伸ばしレンズの組み合わせもそうです。使う前からこんなに特別な感情が湧き出てくるとは夢にも思わないわけです。なので、自前の乏しい想像力の範囲で考えると、「こんな組み合わせ使えるわけないよ」となるわけです。でも実際に使ってみると、「フィルム時代のレンズを本来の使い方ではない使い方でデジタルカメラで撮影している自分」という奇妙な感情を持つわけです。これが撮影時にとても心地が良いのです。こんな感情、先入観だけで判断していたら絶対に味わえない感情です。

というわけで、旅行に行くという行為は、実に脳がリフレッシュする行為で、新しい発想を生み出すには不可欠な行為だと思います。その旅のお供にBORGとそのシステムを持参するということは、そのリフレッシュを強力に手助けしてくれる武器になるということだと思います。

BORG沼という世界がありますが、BORGにはまっている方は、毎日が小旅行なのだと思います。毎日毎日同じフィールドへ小旅行をするわけですが、なぜか全く飽きない。それは、視点に変化があるからだと思います。無意識のうちに、様々なBORGパーツを組み合わせて、今度はこの組み合わせでチャレンジしてみよう、このパーツを加えてみよう、このレンズと組み替えてみよう、という試行錯誤の障壁が他社に比べて圧倒的に少ないということが言えると思います。気軽に試行錯誤ができるので、結果もすぐ分かるし、投資も少なくて済むし、その割に達成感が非常に大きい。自分だけの組み合わせで自分だけの結果が得られる。しかもBORG仲間とBORGパーツをシェアできる。なので、ついついはまってしまう。という原理なのだと思います。

最初に述べた原点がここにあると思います。年末年始休みでこんなことをつらつらと考えていました。まあ理屈抜きにBORG沼は楽しいです。今年はBORG89EDの他にも新対物レンズの予定もあります。さらには、新鏡筒システムも開発中です。さらに発展していくBORGシステム、夢も希望もたくさん詰まった楽しい嬉しいBORGシステム。BORG沼の開発は干拓ではなく、沼を深く広くしていくこと。あなたもそんなBORG沼にはまってみませんか?

今日の最後に。冒頭の言葉「しあわせはありがとうの積み重ね」「人は人に生かされ、人のために生きる」ですが、BORGユーザー様の立場から言うと以下のようなことになるかと思います。自分はBORG沼にはまって幸せを感じた。→この幸せを他の人にも味わって欲しい。→BORG沼に仲間を引きこんだ。→仲間も喜んでくれた。幸せそうだ。→その仲間の喜ぶ顔をみて自分はさらに喜んだ。→幸せ倍増。この幸せ倍増計画こそ、BORGの目指すところです。BORGという道具を介して、心の豊かさと精神的な充実を実現しましょう!

P.S.今年の奈良へはBORG89EDと50FLも持参しました。一連の作品は明日以降に掲載予定です。89EDは苦も無くというと言いすぎですが、何とか電車+バス+徒歩で持参できる重量と大きさでした。気軽に持参できる限界の口径かと思います。発売まで今しばらくお待ちください。

P.S.2 帰りの新幹線の中の電光掲示板ニュースで、天文ネタがたくさん流れていました。しぶんぎ座流星群のニュース、2大彗星のニュースなどです。NHKでも宇宙ステーションの特番など、2013年も天文が予想以上に盛り上がりそうです。

P.S.3 今日のメールはご注文、ご質問、カタログ請求とたくさんいただきました。ありがとうございます。今回目立ったのはM42ヘリコイドシステムの問い合わせとご注文の多さです。今年はM42ヘリコイドシステムがブレイクしそうです。BORG関連のクレームは今のところゼロですが、何かありましたらメールでお知らせください。可能な限り早く対応いたします。電話もずいぶんいただきましたが、基本的には出れません。メールかFAXでお願いします。通常営業の開始は7日(月)からです。今年もBORGをよろしくお願いします。

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