BORG WORLD 画像作例集
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BORG77EDII+1.4倍GR+シグマSD-1ボデー 撮影:山田久美夫様(Digital Camera JP主宰)
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50FL+1.4倍GR+1.4倍DG+シグマSD-1ボデー 撮影:山田久美夫様(Digital Camera JP主宰)

<撮影者のコメント>
BU-1のセット、いよいよ発売されたんですね。ちょっと高価ではありますが、あの剛性感と操作感の向上は、BORGにとって新たな魅力になりそうですね。ブラック仕上げのスタイリングも格好いいですし。

これなら手持ち撮影はもちろん、天体写真用としても安定感が増しますし、より魅力的なシステムへ成長した感じですね。ファインダーが装着できる点も、便利そうですね。私はファインダーなし状態で使っているのですが、やはり角度によっては、天体の導入がうまく行かないこともあって、慣れつつあるとはいえ、必要性を感じ始めています。

また、TOASTの代理店になられたのですね。ブログで拝見しました。TOASTさんとのコラボレーションが、いよいよ結実した感じですね。私もうれしく思います。

さて、今回は、先日撮影した月面写真などをお送りします。月面ですが、いろいろ試した結果、直焦点もしくは純正テレコンくらいの倍率ですと、どうしても解像感というか、切れ味がもう一息なので、最近は独自構造のFOVEON X3センサーを搭載した「シグマ・SD1」で撮影しています。

このセンサーですと、1画素毎にRGB信号を備えており、ローパスフィルターの必要もないため、光学系の性能さえ良ければ、完全に1画素毎に解像するため、恐ろしくシャープな画像が得られます。ただ、ライブビュー機能がないため、ピント合わせが難しいのが難点ですが。とはいえ、今回お送りした、「50FL+GR1.4x+DG1.4x+SD1」と「77DEII+GR1.4x+SD1」の画像は、いずれも、等倍での鑑賞に堪える解像感と、月面の階調も豊かな感じで、見飽きないものに仕上がったかな?と思っています。

デジタル一眼で、ワンショットで撮影できる画像としては、これくらい写れば御の字かな?という感じですね。

<中川コメント>
むむむむむ。これは参りました。長年月面を撮影している私もこのSD-1の画像には脱帽です。1枚撮りでこの写りはやばいです。さすがは山田先生です。実は最近、BORGで月を撮りたいという方が急増中で、月面マニアの私としては実に嬉しいわけです。今日の月面写真を見ると新たな月面フリークが誕生しそうです。今後が楽しみです。

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M42オリオン座の大星雲 50FL+TOAST-pro+EOS60Da  ISO3200 36秒露出 撮影:山田久美夫様

<撮影者のコメント>
あと、TOAST代理店契約記念のお祝いというわけでもないのですが、横浜の自宅から、「50FL」を「TOAST Pro」に搭載して、「EOS 60Da」で撮影した直焦点の「M42」の画像もお送りします。「EOS 60Da」はHα系の感度が高いので、カラーバランスは不自然ではありますが、ここは鑑賞用と割り切って、ちょっと派手目の色に仕上げてみました。

自宅(横浜市保土ヶ谷区)での撮影で、光害地で3等星もギリギリ見えるかどうかという環境ですし、M42も登ってきたところという悪条件。また、「50FL」もレデューサーなしの、F8の直焦点ですので、感度をISO3200まであげて、36秒露出という短時間で撮影してみました。

このカットは、1枚の画像から処理しており、画像処理ソフトも一般向けの「Adobe・Photoshop Lightroom」だけで、画像合成も一切なしという、超お気軽系です。さすがに、星雲の周辺部は淡い部分は全く出ていませんが、とりあえず、横浜の自宅で撮って、これくらい見られればいいかな?と思っています。

<中川コメント>
むむむむむ。この画像も参りました。横浜でここまで写れば多くの方は大満足ではないでしょうか。TOAST-proは明日から正式に取扱開始となりますが、すでにご予約は可能です。こちらのページからお入りください。在庫もありますので即納です。

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M31・アンドロメダ大星雲 TOAST-pro+E-M5+150mmF2 撮影者:山田久美夫様

<撮影者のコメント>
参考までに、同じく横浜の自宅前から、TOAST Proに、「オリンパス・E-M5」+「150mmF2.0」の大口径望遠を装着して撮影した「M31」もお送りします。

こんな光害地でも、デジタルカメラなら、画像処理次第で、こんなカットも撮れるんだなぁ~という感じです。正直、横浜からでも、これくらい撮れれば、結構楽しめそうですね。次回は、77EDIIに、IDAS LPS-P2を装着して挑戦してみようかな?と思っています。TOAST Proなら、なんとか撮れると思うのですが。ということで、長くなりましたが、今後ともよろしくお願いします。

<中川コメント>
むむむむむ。これはまたインパクトのある画像ですね。これが横浜?参りました。うーん、過去の天体写真の概念を覆してくれますね。これなら撮影してみたい、という方は相当多いのではないでしょうか?

P.S. 月面はまずまずかな?と思うのですが、星野はまだまだ実験段階という感じですね。とはいえ、正直、個人的には、横浜からここまで撮れれば、遠征できない天文好きの方でも、十分に趣味として成り立つと、思っているのですが。

<中川総合コメント>
今回の山田さんの一連の画像は、目から鱗でした。時代は変わったのです。レンズも赤道儀も「小型・軽量・コンパクト」の時代が来ています。遠征しなくても、自宅で十分に撮れる時代が来ているのです。今日もナノトラがバシバシ売れています。ナノトラから始めてTOASTにグレードアップする。そんな流れができつつある、そんな匂いがプンプンしています。実に面白い流れになってきました。
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