BORG WORLD 画像作例集

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AFボーグ71FL(改造) 撮影者:山田様
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AFボーグ71FL(改造) 撮影者:山田様 ※AFBORGのPDFファイルはこちら→AFBORG_71FL3 Light.pdf

<撮影者のコメント>
中川様。CANON EOSのAF/BORG化も一段落というか最終形態に落ち着いたのでメール差し上げます。

私は愛犬と散歩しながらのネイチャーフォトグラフの撮影を主眼においていますので、どんなに優秀でも重くて高額な機材は対象外です。BORGとのめぐり会いは運命的なものでした。半信半疑で77EDⅡを購入してそのコストパフォーマンスに驚いたものです。71FLが出たときは迷わず購入して間違いはありませんでした。

当初はマニュアルフォーカスでもあまり不自由は感じませんでした。あくまでも散歩道での生き物との出会いをテーマとしていますので不意な出会いがほとんどです。散歩しながら完全手持ち撮影で生き生きとした生き物の姿を捕らえることが最大の楽しみです。

しかし、よる年波には勝てずマニュアルフォーカシングの厳しさを痛感しました。WEBの情報を頼りにAF化にトライしましたが、たまたま中古で店頭に並んでいた「EF35-80mm/F4-5.6Ⅲ」で、77EDⅡ用のAFユニットを試作したところ思った以上の成果がありました。その後「EF35-80mm/F4-5.6USM」による71FLのAF化を試みてその結果にはさらに大満足でした。使いながら改良を重ねてとうとう「究極?」のBORG AF化に成功して大満足です。

生き物の撮影は「解像度」はもちろんですが、生態を捉えるためにはチャンスを逃さないことが重要です。BORGでマニュアルフォーカシングが厳しくて離れてゆく方もいらっしゃると聞きます。レデューサーとして「KENKO AC/CLOSEUPレンズNO,2」コンバーターとして「KENKO TEREPLUS PRO300×1.4」を使いますが、画質、AF速度に不満はありません。CANON派の方でBORG/AF化を考慮されていらっしゃる方がいましたらぜひお勧めです。

私はAFユニットに「EF35-80mm/F4-5.6」を使いましたが、寸法の問題だけで、EFレンズで全玉抜きで稼動するものでしたらなんでも可能なはずです。私は、重量軽減のためドローチューブの変わりに可変長チューブを作りましたが、BORGの楽しさは自分なりのカスタマイズができることです。私もWEBでヒントをたくさんいただきましたので、私の「工作」もWEBでお知らせすることが義務かと考えお便りいたします。ちなみに、鉄道やお祭りでも「AF/BORG-71FL」は大活躍です。

構造はお伝えできてもなかなかAF速度を体感的にお伝えできませんでしたが、一眼レフのファインダー撮影装置を作成してYOUTUBEにアップロードしました。ただ、この「MISTEL」という装置のモニタを覗きながらの撮影は使い勝手が悪く本来の性能を伝え切れていませんがなんとなく体感していただけると思います。

詳細は http://members3.jcom.home.ne.jp/najocchi/index.htmlの中の使用機材に記載しています。よろしかったらご覧ください。

<中川コメント>
BORG+EOSのマニュアルフォーカスは、ファインダーのせいもあり、他のカメラに比べるとやりづらい面があります。そのために電子マウントアダプターも用意されているわけですが、やはりAF-BORGが欲しいという方からの問い合わせは多いです。ただ、他社製品が絡むうえに改造を伴うので、当然メーカー保証は出来ませんし、そもそもご質問にも回答は出来ません。いわば自己責任の世界ですが、そこをクリアーした方は、かなりの満足を得ておられるようです。私は、生粋のマニュアルフォーカス派なのでAFBORGには消極的ですが、目が衰え始めたらそうは言っていられないかもしれません。その意味でも山田様の記事は貴重な情報です。工作に覚えのある方はチャレンジしてみるのも選択肢のひとつだと思います。山田様。貴重な情報をご提供いただき誠にありがとうございます。

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AFBORG77EDII 撮影者:村瀬様
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トキ BORG77ED2+自作AFユニット(AC2)+KENKO テレプラス1.4倍+ISO400 F4.0(固定) SS1/2000 露出補正-0.7 フォトショップCSにて補正 トリミング、リサイズ、露出補正、彩度補正、コントラスト補正 撮影:村瀬様

<撮影者のコメント>
トミーテック 中川様。ご無沙汰しております、村瀬です。月食の際にはお世話になりました。あれからCANON マウントも増えまして、現在オリンパスとの2台体制になっております。マウントが異なっても、アダプター交換のみで使用できるBORGは大変重宝しており、現在望遠はBORGのみです。

さて、CANONでのアクロマートAFもやっとセッティングが出始めたので作例を送らせていただきます。CANONでのアクロマートAFは他の方が作成されています35-80 USMレンズを使用しております。KENKOのテレプラスをつけて丁度500mmくらいです。鏡筒並びにドローチューブホルダーは保護シートに上に、黒の屋外用カッティングシートを張っております。BLACKBORGは引き締まって、大変気に入っております。

黒部で朱鷺を撮影しておりますが、まだ繁殖期色が残ってますので露光マイナス補正を欠けましたが、この日はちょっと掛けすぎました。飛び出しを連射で。三枚目以降はフレームアウトしており、撮影者の腕がまだまだ未熟です。同じく朱鷺を撮影している仲間には、他に2名BORG使いがおり、BORGの広がりを感じます。

また、作例を送らせていただきます。暑い日が続いております。中川様も、体調崩されませんようご自愛ください。

<中川コメント>
村瀬様もAF-BORGです。やはりEOSです。しかもトキです。王道をいっていますね。ブラックボーグもカッコイイし、BORG沼にすっかりはまられておられます。この改造も参考になる方が多いかと思います。村瀬様。貴重な情報ありがとうございます。弊社ではご質問には対応できませんが、ネットでAF-BORGで検索すると情報はいくらでも出てきます。AF-BORGもディープな世界です。

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スズメ1 BORG50FL+E-PL1s 撮影者:菊銀様
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スズメ2 BORG50FL+E-PL1s 撮影者:菊銀様

<撮影者のコメント>
中川様ご無沙汰しております。 菊銀です。お盆休みで少しは身体を休める事ができましたでしょうか?

こちらではこの時期なかなか野鳥に巡り会えずデジボーグでの鳥撮りは苦戦を強いられており、野鳥を見かけなかったり見つけても距離が有る事が多いのでメインのNEX-7より焦点距離で有利なE-PL1sを持ち出す機会が多いです。数日前にスズメではありますが良い条件で撮影できあらためてE-PL1sの解像度の高さを感じられた画像が撮れましたので久々にメールした次第です。

マイクロフォーサーズでは新型のOM-Dがその解像度と高感度性能で高さでデジボーグでの主力になりつつありそうですが、旧式のE-PL1sもこのくらい写れば解像度では良い勝負できそうでまだまだ現役で使えそうです。

PS:最近PENTAX Qを中古で入手したのでAPS-Cやフォーサーズとはまた違った画角での撮影ができそうで楽しみです。同じレンズでもカメラの交換によってレンズの性質をガラッと変えて楽しめる事もBORGの大きな利点ですね。
 
<中川コメント>
菊銀様のスズメをみて驚きました。私も奈良でスズメばかり撮影していたからです。夏は鳥枯れでスズメとカワセミ(奈良公園にもカワセミが居るのです)しか居ません。ところが、スズメは警戒心が強く、ある意味カワセミよりも難しい対象です。50FLとE-PL1の組み合わせは超軽量+高解像度という点では最強です。菊銀様の腕の確かさにより実に良く撮れています。さすがだと思います。

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カワセミ5枚共通データ:BORG71FL+7075+7870+K-5 撮影:笠井高明様

<撮影者のコメント>
中川さま 先日はお世話になり有り難うございました。MFでは季節外れの幼鳥川デビューがお盆の時期にあり5羽の可愛い幼鳥がデビューしました。お盆休みを早めに取ってしまったので今年は出勤前に早起きをして5時半から7時までカワセミ幼鳥撮影をする事にし一汗アサシャンで落として毎日空いた電車で出勤しました。

こんなにカワセミ撮影に没頭したのは初めてですがBORGデジイチは没頭させる魅力があります。子育て教育も終盤に入り幼鳥が自分で餌取の練習をすると数羽が集ってくれよたよた飛びながら移動し水の中に飛び込んでくれるので飛翔撮影の練習にはもってこいです。
特にBORGは被写界深度が取れるの撮影位置を工夫するだけでマニュアルフォーカスで置きピン撮影が楽しめます。

71FLにM75絞りとM57ヘリコイドDX【7758】+M57ヘリコイドLII【7860】を2連で接続し、マルチレデューサー0.7×DGT【7870】を取付けた:280mm F:3.9のレンズがお気に入りで、直焦点で撮影したり、その場の状況でペンタックス1.7XF-AFアダプターを加えて476mmとして使っています。この時もあえてAFアダプターの機能は使わずマニュアルフォーカスで撮影しています。

71FLのこのMFで万能な使い方はマルチフラットナー【7108】を取付けた直焦点で430mmF6.1でこの組合せは80Φの鏡筒を使いドロチューブの後ろにM68.8→M57AD【7507】を介してM57ヘリコイドLIIを取付けて使っています。M57ヘリコイドLIIを共通にしているのはマニュアルフォーカスで握りやすい太さであり付替えた時の感覚が変わらないようにしてあります。

最近は置きピンしながら手前にカワセミが飛び込む時は半時計方向に後ろへ飛び込む時は時計方向に数目盛り動かす操作を加えてみたりと操作することを楽しんでいます。BORGファンの皆様も色々な楽しみ方をされてみては如何でしょう。

<中川コメント>
いつもMFでお世話になっている笠井さんの最新作です。トビモノの名人である笠井さんは、画像に一段とシャープさが増してきました。笠井さんはMFでも頼りになるリーダー的存在で、笠井さんに会うとほっとします。こういう撮影仲間の交流もカワセミ撮影の大きな魅力のひとつです。

P.S.明日の夕方は月と土星と火星とスピカが接近します。今日の夕方もかなりきれいでした。明日は見逃せませんよ。ぜひBORGを向けてみてください。→その後、撮影してみました。↓
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地球照 50FL+3101+3135+ナノトラ+E-PL1 撮影:中川昇+スタッフS&Ⅰ
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沈む月 50FL+3101+3135+ナノトラ+E-PL1 撮影:中川昇+スタッフS&Ⅰ
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50FL+3101+3135+ナノトラ+E-PL1と沈む月 撮影:スタッフS&Ⅰ
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50FL+3101+3135+ナノトラ+E-PL1と沈む月 撮影:スタッフS&Ⅰ

<中川コメント>
今日の撮影、実に面白かったです。東京でも土星、火星、スピカが正三角形に並んでいる様子が良く見えました。こんなに晴れたのは久しぶりです。明日も晴れるとよいですね。期待しましょう!

P.S.2 久しぶりに野鳥リンク集の一部を修正しました。まだ、修正途中ですが、とりあえずご案内致します。
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