BORG WORLD 画像作例集
2012年5月31日 10:25 太陽,金星日面通過
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2004年6月8日の金星日面通過の画像4態と撮影機材 BORG50EDII+D4フィルター 撮影:中川昇

<中川コメント>
8年前の金星の日面通過を振り返ってみます。当日は雲が多く、見えたり見えなかったりの天候でした。撮影可能時間が長かったので、仕事をしながら、空を見上げながら、合間をみてシャッターを切りました。こういう時にやはり赤道儀は絶大な威力を発揮します。手動式でも赤道儀が無いよりには何十倍もましです。そういう意味で片持ちフォーク式赤道儀【3101】が通常の10倍の勢いで売れているのはうなずける動きです。
金星は想像以上に大きく、何度見直してもその大きさに新鮮に驚いてしまう、という記憶が鮮明に残っています。見るだけでも十分に価値があると思います。この大きさをみると、太陽が視野からはみ出るほど拡大する必要はないといえますが、やはり心情的には、できるだけ拡大してみたいものです。そこで活躍するのがSD-1X【7410】です。【7410】も通常の3倍の勢いで売れているのもうなずける動きだと思います。そこまで拡大せずに確実に撮影したいという場合は、1.4倍テレコンバーターGR【7215】を揃えたいところです。
フィルターですが、雲が多いことと拡大率を上げることを考慮すると、D5フィルターよりもD4.3(2万倍)フィルターの方がより向いていると思います。上の作例画像は当時販売していたD4(1万倍)ですが、濃さがちょうど良かった記憶があります。今なら、やはり絞りを併用したいところですね。このコンビなら相当な状況に適応できると思います。
潜入と出現はハイライトですから、動画もぜひ使いたいところです。動画の場合は特に光量の調節がポイントになりますから、絞りは必須だと思います。約18分もかけてゆっくりと太陽面に接触していきますから、その動きの変化はぜひ記録したいところです。
カメラを数台使うなら、HT-1【5556】がおススメです。使い方はこちら。以下の画像も参照ください。

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■カメラ三脚にセットしたマルチクランプHT-1【5556】
今回の金星日面通過には最適な使い方。1台の三脚に+2台装着できます。HT-1を3台買えば実に+6台装着可能です。
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カメラ三脚にセットしたマルチクランプHT-1【5556】
しかもカメラの重みで三脚が安定するという副産物があります。三脚によってはパイプが凹む事があるので締めすぎにご注意を!

P.S.金星の日面通過は、基本的に先日の金環日食と同じ手法で撮影が出来ます。6時間半に及ぶ長丁場ですから、曇りベースでも晴れ間は十分に期待できます。ただ、効率を良くするために赤道儀、絞り、D4.3、HT-1、7215等はぜひ揃えたいところです。でないと待ち時間が長すぎて疲れてしまうと思います。6月5日までに間に合わせるための直販の締め切りは、6月1日09:00までです。

P.S.2 国立天文台で撮影した金環日食の画像が掲載されていますが、その中にBORG125EDやBORG125SDの画像が複数掲載されています。軽量・コンパクトな機材ということで採用していただいたようですが、大変光栄なことです。実はここ数ヶ月、BORG125SD旋風も吹き荒れていて、通常の3倍の勢いで125SDも動いています。

P.S.3 歴史的な5月がようやく終わりました。今月も当然の如く過去最高売上を更新しました。しかも大量のBORGバックオーダー(野鳥需要中心と思われます。6月末~7月末納品予定。)を抱えた状態での数字ですから驚くべきことです。特筆すべきは、金環日食後の動きです。金環日食が晴れた効果は非常に大きく、勢いが衰えることは全くありませんでした。

P.S.4 聞けば、11月のケアンズ皆既日食のツアーもすでにキャンセル待ちが続出しているほどだそうで、お祭りは続いています。皆既日食は私も4度行きましたが、毎回感動しまくりで、BORGと関わった以上、「皆既日食を見ずに死ねるか!」というほどの最大の天文ショーです。皆既日食にもっていく最適な望遠鏡が実はBORGなのですが、その辺の情報は追々掲載予定です。まずは、4日と6日ですが、私の星仲間の一人はすでに北海道に旅立ちました。今回も北へ行くのが正解のようです。このお祭りにどこまで参加するのか?移動するのなら、やはり軽量・コンパクトなBORGになります。時代がBORGを後押ししてくれているようです。

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