BORG WORLD 画像作例集

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写真上:ミニボーグ50とマルチフラットナー1.08×DGをミノルタのジャンクの望遠レンズでつなぎました。
写真下:ミニボーグ50とレデューサー0.85×DG【7885】をミノルタのジャンクの望遠レンズでつなぎました。
※機材の問い合わせは弊社ではお受けできません。あくまで自己責任でお願いします。詳細は山内さんのブログを参照ください。http://yamanon.at.webry.info/201107/article_1.html

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●60ED+フラットナー:駒止湿原(福島県南会津)のワタスゲです。画角隅のワタスゲの果穂の綿毛の描写に驚きました。撮影:山内壮介様

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●絞り効果(60ED+フラットナー):ジャンク望遠の絞りも有効利用。後方絞りなので絞り値は撮影後に露出値で推測するしかないですが。
右が開放。半絞りづつ加算。ちゃんと被写界深度が変化している(後ろの花に注目)。撮影:山内壮介様

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●水滴(P25):P25でマクロ撮影です。水滴に60EDが写っています。P25は恐るべきレンズです。※P25とはペンシルボーグ25のことです。撮影:山内壮介様

<撮影者のコメント>
中川さんこんにちは。福島の山内です。マルチフラットナー1.08×DG【7108】+miniBORG50の描写の素晴らしさに専用筒をジャンク望遠レンズで作ってみました(笑)豊富なパーツがあるボーグならではかと(^^;http://yamanon.at.webry.info/201107/article_1.html
フロントレンズや後方の補正レンズを変えたりとかなり遊べます。梅雨時のジャンクいじりで、梅雨明け後のフィールドが楽しみです。

<中川コメント>
ミニボーグの発案者、山内さんによる、またまた超柔軟な発想によるオモシロパーツの登場です。こういう手がありましたか!ミノルタのジャンク品の値が上がるかも?さらには、山内さんのブログ中にもありますが、【7524】があればタクマーレンズのジャンク品がミニボーグ鏡筒に変身します。これは言われてみればなるほどと気が付きますが、発見した人は偉い!ボーグはこういう遊びが出来るのが、従来のカメラレンズや望遠鏡には全くない楽しいところです。たまに、「カメラレンズや望遠鏡は一体型が本道で、ばらせるなんて邪道だ」という方がいらっしゃいますが、そういう商品は市場にごまんと溢れていますから、そちらを選択されれば良い話なわけです。この組み換えの楽しみは、脳にも実に豊かな時間を与えてくれます。組み換えに夢中になって気が付くと知らない間に時間が過ぎていた・・・。なんと贅沢な時間の使い方でしょうか?世界にひとつしかない組み合わせを楽しむ。そして、それをランニングコストゼロの一眼デジカメで試してみる。この試行錯誤こそが趣味の王道です。すぐに正解にたどり着いてしまったら、それこそ趣味として成立しません。低コストで延々と楽しめる「ボーグ沼」という趣味を、この夏からあなたも始めてみませんか?もっと早くボーグにはまっておくんだった・・・と悔やむことになるかもしれません。

P.S.7月2日の土曜日は、電塾という勉強会に参加させていただき、ボーグの説明のお時間をいただき、1時間ほどボーグを語ってきました。すでにボーグをお持ちの方も数名いらして、他の方にもかなり興味を持って聞いていただきました。その日はシグマのSD1の実力を分析するというコーナーもあり、ついでに拝聴させていただきましたが、これが実に面白かったです。たまたま、説明用に持ってきた50アクロとPKマウントがあったので、SD1を装着させてもらい、室内の蛍光灯を撮影させてもらったら、これが驚きの解像力!いっぺんに欲しくなってしまいました。ただ、価格が高すぎるなどの欠点もあり、さすがに思いとどまりましたが、様々な角度からの検証作業により、SD1の実力がいかに優れたものなのか?が良く分かりました。正直、「SD1とボーグでカワセミを撮ってみたい」衝動にかられました。PENTAXQの話の中でも出たのですが、センサーが良くなればなるほどレンズを選ぶ時代になった。それを引き出すには、望遠鏡のような高解像度のレンズが必要になる、という認識が広がりつつあると感じました。望遠系は50FL+フラットナーの組み合わせがベストではないか、という声も聞かれました。ありがたい限りです。

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