BORG WORLD 画像作例集
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月:2012.8.1 19:34 ISO200 1/100 BORG50FL+M57延長筒【7608】+ミニボーグ鏡筒【6160】+MMF-1【9857】+1.4×テレコンバーター【7215】+カメラマウ ント マイクロフォーサーズ用【5011】+LUMIX GX1+片持ちフォーク式赤道儀【3101】+三脚+リモコンシャッター 撮影:ooshima様
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月と飛行機 デジタルテレコン併用 BORG50FL+M57延長筒【7608】+ミニボーグ鏡筒【6160】+MMF-1【9857】+1.4×テレコンバーター【7215】+カメラマウント マイクロフォーサーズ用【5011】+LUMIX GX1+片持ちフォーク式赤道儀【3101】+三脚+リモコンシャッター 撮影:ooshima様

<撮影者のコメント>
こんにちは中川様。台風の影響で東京の空が澄んでいた7月31日、8月1日。風が少しありましたが自宅ベランダと玄関から太陽と月を撮影しました。月を撮影している時ですが、画面を横切る影があったので思わずシャッターを切りました。偶然にも飛行機が写っていて驚いています。ピント合わせの途中でしたので月はぼけていますが、こんな事もあるのですね。

<中川コメント>
ああ50FL写りすぎです。こんなに写ると71FLも77EDIIも売れなくなりそうです。飛行機と月も偶然とはいえ良く撮れましたね。GX-1もなかなか解像感が高いカメラのようです。この調子で様々な月齢を撮影してみてください。

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50FL+GR1.4x【7215】+DG1.4x【7214】+NEX7 撮影:山田久美夫様(Digital Camera JP主宰) 2012/08/04 
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50FL+GR1.4x+2x+NEX7 撮影:山田久美夫様(Digital Camera JP主宰) 2012/08/04

<撮影者のコメント>
こんにちは。毎日、暑い日が続きますね。こちらは、毎日、新サイトの準備で、バタバタしております。早速ですが、前回と異なる組み合わせで、月面を撮影してみました。

ボディーは今回、APSのなかでも、面積あたりの画素数が多い、2400万画素のAPSミラーレス機「ソニー・NEX7」にしてみました。一眼レフより、ライブビューでのフォーカシングも楽ですし、ミラーショックも少ないので。

一つは、純粋にBORGパーツの「50FL+GR14x+DG14x+NEX7」。つまり、BORGの1.4xテレコンバータを2つ装着して、倍率を稼いだものです。メーカーとしておすすめできる組み合わせではないかもしれませんが。(いま気がついたのですが、これならE-M5でも試せますね)

そして、もう一つは、前回のX-Pro1と同じ組み合わせの「50FL+GR14x+2x+NEX7」で、ボディーだけ、同じAPSでより高画素の「NEX7」にしてみました。月の輪郭でわかるように、昨夜、横浜はシーイングが悪かったのですが、結果としては、正直、個人的には、「50FL」でここまで写るんだ!というレベルまで来たかな?という感じです。

もちろん、例によって、RAWデータで撮影し、バリバリに処理しているのですが。この2種類の組み合わせでみると、意外に前者のBORGパーツ純正1.4xの二重連の結果がよかった感じです。これで、より単位面積あたりの画素数が多いマイクロフォーサーズで撮影すれば、もう少し、イケるかもしれませんね。

あと、ここまで拡大すると、微妙なピントを追うのが大変で、50FLのヘリコイドの限界を感じますね(中川注:よりピッチの細かいMMF-1のような合焦装置の必要性を感じるという意味です)。そして、最後はやっぱり、よりよいシーイングですね。結局、自然には勝てませんから・・・。ということで、とりあえず、その後の結果報告ということで、今後ともよろしくお願いします。

<中川コメント>
いやあ、驚きました。50FL写りますねえ。さすがはプロの山田さんです。ボーグのテレコン2段重ねとは思いつきませんでした。テレコンを2個お持ちの方は試してみる価値がありそうです。ここまで写ってしまうと大口径の存在意義が問われそうです。凄い時代になりました。BORGは早くから小型望遠鏡の世界に足を踏み入れ、市場を開拓してきましたが、ついにBORGの時代がやってきたようです。

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月面 BORG 45EDII直焦点+PENTAX Qボデー 固定撮影 2012/08/05 撮影:趣味人 近店長
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木星 BORG 45EDII直焦点+PENTAX Qボデー 固定撮影 2012/08/05 撮影:趣味人 近店長
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金星 BORG 45EDII直焦点+PENTAX Qボデー 固定撮影 2012/08/05 撮影:趣味人 近店長

<撮影者のコメント>
45EDII+ペンタックスQの作例を添付いたします。PQはとにかく手軽でよく写るので自分でもびっくりしてしまいました。

<中川コメント>
販売店の趣味人の近店長も小型望遠鏡による撮影の面白さにようやく目覚めたようです。販売する側がこの感動を味わっているかいないかは、実は大きな違いがあります。説明に説得力が違ってきますし、新製品のアイデアも使用者目線のアイデアが湧くように出てきます。今、販売店でこの実体験をしているスタッフは限られます。野鳥系ではバーダーショップフジノさん、天体系では今まで無いに等しかったのですが、近さんの登場でようやくわかる人が出てきたという感じです。近さんは実は元BORGスタッフです。もう20年近く前になりますが、数年間中川の部下の時代がありました。その後、私に言わせれば長年くすぶっていましたが、趣味人に移ってから優秀な上司に鍛えられたのか、本来の才能を発揮するようになりました。最近の近さんは生き生きしています。毎日が楽しいに違いありません。まだまだ奥の深い沼が待ち受けていますので、これからのさらなる成長が楽しみです。とにかく販売する側が体験していないことは、当然ですがその面白さをお客様に伝えることが出来ません。ですから価格を安くする手段でしかモノは売れません。でも感動を伝えることが出来れば、お客様はその人を頼りにするようになりますし、ファンにもなりますから、固定客も生まれ経営も安定していきます。どうかこの感動を忘れずに商売の王道を歩んでいただければと思います。期待しています。

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2012X1による月面 2012X1(直焦点)+BU-1+E-M5ボデー+3101+試作アングルプレート35+カメラ三脚 撮影:中川昇 2012/08/06 試作アングルプレート35は強度も上々で2012X1+BU-1の搭載もOKです。

<中川コメント>
私も毎晩月面を撮影しています。「趣味と仕事を一致させるな」というご意見もありますが、私に言わせればナンセンスです。「趣味と仕事が一致することが人間の最大の幸せだ」と心から思います。だってデジボーグ面白いんですもん。毎日が楽しいです。とにかく何事も仕事に絡めるのです。そうすると世の中に無関係のものなど無いと言う事に気がつきます。そこがポイントです。そもそもここからが仕事でここからがプライベートでなどと個人の都合できちっと分けられるはずもありません。そんなに世の中うまくいきません。ですので、わざと絡めます。そうすると仕事も趣味の延長上で楽しくなってきます。ここもポイントです。そうなると家で月面を撮るのも大きな楽しみになります。週末のカワセミ撮影も同様です。というわけで、「デジボーグまみれの人生」お勧めいたします。仕事にもきっと好影響を及ぼすと思います。


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■アングルプレート35【3135】 近日発売予定!
強度と軽さとバランスの良さを兼ね備えた携帯電話型プレート、アングルプレート35【3135】が近日発売予定です。ナノ・トラッカーを買ったはいいがちょうど良い雲台が無くて困っている、重心が偏っていてバランスがうまく取れないのでつかいにくい、等々の不満点を一気に解消します。弊社の片持ちフォーク式赤道儀【3101】との相性もよく、71FL、77EDIIを搭載しても耐える強度を有しています。下手な雲台を買うくらいなら、アングルプレート35。この夏のマストアイテムです。価格も発売日も未定ながら、すでにかなりの注文が入っています。

<中川コメント>
この製品、私がユーザー目線で2週間ほど使っていますが、使えば使うほど手放せなくなります。この手に馴染むスタイルからして、思わず耳に当ててしまうほどです。この夏「今晩、ナノトラでアングル?」という合言葉が流行るかもしれません。とにかく入手した途端に痺れます。近日中に発売します。

P.S.BORGユーザー様から、写真コンテスト入賞のお知らせが2件届きましたので、ご紹介します。1件目はおなじみの中西さんです。「
ビクセンギャラリー夏に入選しました。http://www.vixen.co.jp/stk/gallery12sum.htm#silver 3回連続で銀賞です。やはりBorgの鏡筒だと金は難しいのでしょうかね(笑)。もちろんガイド鏡としても大活躍ですが、7870と組み合わせると非常にシャープで、焦点距離も短く歩留まりがとてもよいのでもっと撮影にも使ってやりたいと思っています。」

中西さん、銀賞おめでとうございます。ビクセンさんは寛容というか、さすがに懐が深く、BORG鏡筒でも作品がよければ入賞が可能のようです。ありがたいことです。ビクセンさんの躍進の秘密の一部が垣間見えた気がします。

P.S.2 もう1件は、斉藤彰大さんです。「中川昇様 こんにちは。6月9日のブログにて金星日面通過の画像を掲載してただいた札幌の齊藤彰大です。その節は暖かいアドバイスをいただきありがとうございます。その後は時間を見つけてはBORG 50FLを用いて太陽や月、木星食や飛行機や風景写真とジャンルにとらわれず撮影に挑戦しております。

今回メールを差し上げたのは50FL+GR x1.4+E-M5で撮影した私の作品「夕陽と藻岩山ロープウェイ」が「さっぽろフォトコンテスト2012 第1期グランプリ」を受賞した事をご報告させていただきます。掲載ページURLは下記のとおりです。
http://www.sapporo-photocon.com/gallery_phase_01/

ホームページのリンク先では画像を拡大してみることも可能です。(作品紹介に撮影機材の紹介がされていないのがちょっと残念ですが...。)拡大画像をみてもらうと分かりますが、ゴンドラと乗客のシルエットがはっきり解像しているに加え、夕陽の表面にはうっすらと黒点も写っております。これはひとえに高解像度でフレアが最小に抑えられるBORG 50FLだったからこそ撮影できたと実感しております。
今後はこれに満足することなくさらにBORG力を高めるよう頑張って行きます。まずは8月14日の金星食へ向けての準備ですね。では、今後もブログでの有益な情報を楽しみにしております。お体に気をつけて頑張って下さい。」

斉藤さん、グランプリおめでとうございます。6月9日のブログで以下のコメントをしましたが・・・「非常に腕が良いというか素質があるというか、将来大化けするのでは?というデジボーグの達人になる匂いがぷんぷんします。」私の目に狂いはなかったですね。狙いといい、写りといい最高です。さらなる高みを目指して精進していただければと思います。このように各方面で活躍される方が多いのは非常に嬉しいことです。

P.S.3 というわけで、今日は日本で一番稼働率が高い望遠鏡BORGの魅力を熱く語ってしまいました。やはり、ユーザー様から評価をいただける事とそのユーザー様が実績を積み重ねて、ステップアップされるのを見る事は実に嬉しいことです。その意味で新製品のアングルプレート35は、お客様の喜ぶ顔が目に浮かびます。私が味わった感動を皆様にも味わっていただきたいと心から思います。
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